清須アートラボは、清須市生涯学習講座のひとつとして実施されている。「美術館巡りは好きなんだけど、実はよくわからない。」という方に美術の見方や楽しみ方を、学芸員と楽しみながら学ぶ講座である。主に清須市はるひ美術館で開催されるが、時々ミュージアム鑑賞ツアーとして愛知県美術館、一宮市三岸節子記念美術館、ヤマザキマザック美術館など他美術館に出かけることも人気で、毎回20名ほどの参加がある。
先日、豊田市美術館で開催され喜田早菜江学芸員とともに参加。豊田市美術館学芸員の鈴木俊晴さんの解説を聴きながら「ジェームズ・アンソールー写実と幻想の系譜ー」を観る。ベルギーを代表する画家アンソールは、グロテスクな仮面や骸骨を鮮やかな色彩で描くことで知られている。その系譜をアンソールに影響を与えたブリューゲルやフランドルの画家、また同時代の作品とともに紹介している。異常なほど顔に執着するアンソールの視点が、ラボメンバーに絵のおもしろさを発見させていたようだ。
11時30分、鈴木学芸員の話しを終えて、レストランでランチ。アートラボメンバーと楽しい会話で過ごす。