清須市はるひ美術館は、はるひ夢の森公園と隣接しており、建物の周辺は緑に囲まれている。今、クローバーの花が咲いていて美術館を訪れた人を楽しませている。
クローバーは、和名を白詰草(しろつめくさ)という。語源は江戸時代、オランダから献上されたガラス工芸品の箱に緩衝材として詰められたことによる。家畜の飼料用として干し草にされていたので、今のような緩衝材の無い頃、最適のものであったに違いない。
花の赤い赤詰草というものもあって、それに対して白詰草の名がある。
江戸時代、クローバーは多くの美しいガラス工芸品を見つめてきたのだろう。美術館のそばに咲いているにふさわしい花である。