28日、高北幸矢アート&デザイントーク「東京オリンピック2020エンブレムの真相」百科編集部の主催、各務原市産業文化センター。
質疑応答にもたっぷり時間をとって、4時間に及んだ。エンブレムの問題を例にとって、何が問題であったのか。あれはパクリ問題ではなくて類似問題であって、ネット社会のエネルギーに潰されるように、結論をあやふやにしてしまった。ただデザインの輝きを失わせただけである。
東京オリンピック2020の問題、審査システムの問題、佐野研二郎個人の問題が社会に大きな反感を買い、ニュースショーがおもしろおかしく取り上げ、本来のデザイン問題が語られることなく、語る人もなかった。
トークでは、デザインのみらいのために、重要なことをできるだけ浮き彫りにしながら、何が問題かを精査して行った。熱心な聴講者に素晴らしい緊張の4時間だった。