美術館を訪れたときの楽しみの一つにミュジアムショップがある。殆どの美術館に併設されているが、近年このショップが充実、人気である。
置かれているものは、美術館の収蔵作家や現在展示中の作家に関わるグッズが主である。作品集、展覧会図録は当然であるが、ポストカードは高い人気を誇っている。気に入った作品のポストカードは、そのままピンナップや簡単な額装にして楽しむ。また旅の便りとして、友人へ送るのも嬉しい。
美術館に置かれているグッズは、その美術館しか簡単に手に入らないものも多く、人気の秘密はそんなところにもあるようだ。
現在、清須市はるひ美術館では「渡辺おさむ お菓子の美術館」が開催されているが、ショップコーナーでは、特設して「渡辺おさむグッズ」を販売している。展覧会に感動した余韻でグッズを購入することは、美術の感動を記憶に留める方法でもある。
コンテンポラリーアーティストには、グッズによって自らの思想を展開して行くという手段を取っており、グッズもまたアート作品として位置づけている。渡辺おさむさんもまたその考えである。