12. 7月 2012 · July 12, 2012* ミュージアッムショップで、アートを共有する。 はコメントを受け付けていません · Categories: 未分類

 美術館を訪れたときの楽しみの一つにミュジアムショップがある。殆どの美術館に併設されているが、近年このショップが充実、人気である。

 置かれているものは、美術館の収蔵作家や現在展示中の作家に関わるグッズが主である。作品集、展覧会図録は当然であるが、ポストカードは高い人気を誇っている。気に入った作品のポストカードは、そのままピンナップや簡単な額装にして楽しむ。また旅の便りとして、友人へ送るのも嬉しい。

 美術館に置かれているグッズは、その美術館しか簡単に手に入らないものも多く、人気の秘密はそんなところにもあるようだ。

 現在、清須市はるひ美術館では「渡辺おさむ お菓子の美術館」が開催されているが、ショップコーナーでは、特設して「渡辺おさむグッズ」を販売している。展覧会に感動した余韻でグッズを購入することは、美術の感動を記憶に留める方法でもある。

 コンテンポラリーアーティストには、グッズによって自らの思想を展開して行くという手段を取っており、グッズもまたアート作品として位置づけている。渡辺おさむさんもまたその考えである。

02. 7月 2012 · July 2, 2012* 愛知県博物館協会総会が開催され出席する。 はコメントを受け付けていません · Categories: 未分類

 先週の火曜日、名古屋市科学館で平成24年度愛知県博物館協会総会が開催され、出席した。

 愛知県博物館協会とは、1964年愛知地区博物館連絡協議会として、加盟館11館で発足。以来、各種講演会・研修会の開催や協会報の発行などをおこなってきている。現在、加盟館は119館を数え、展覧会情報誌「おでかけガイド」の発行などを通じて、情報発信を行っている。また、加盟館員による各種研究会の発足など、より各個の問題意識を深める場としての役割も生まれ、愛知県内の博物館施設に所属する学芸員の研究・交流活動を支える場として活動を続けている。

http://www.aichi-museum.jp/history/index.html

 午後3時、総会(会長挨拶、協会表彰、議事として平成23年度事業報告及び決算、平成24年度事業計画及び予算案、規約改正、その他)規約改正は18項目に及ぶものであったが、事業においての「災害発生時等における相互協力の支援」が印象に残る。

 午後4時30分、各館発表で私は清須市はるひ美術館と渡辺おさむ展をアピールする。

 午後6時、同館の理工館イベントホールで情報交換会。各館の事情がフリーに行き来する。みんな予算削減、スタッフ削減などの問題点を抱えながら一生懸命やっている。その熱い気持ちが心地良かった。

19. 6月 2012 · June 19, 2012* 映画「ミッドナイト・イン・パリ」で画家と出会う。 はコメントを受け付けていません · Categories: 未分類

 話題の映画「ミッドナイト・イン・パリ」を観る。ウッディ・アレン監督・脚本によるラブコメディ。ハリウッドで売れっ子の脚本家ギルは、婚約者イネズと彼女の両親とともにパリに遊びに来ていた。パリの魔力に魅了され、小説を書くためにパリへの引越しを決意するギルだったが、イネズは無関心。2人の心は離ればなれになる。

 そんな夜、ギルは1920年代のエコール・ド・パリの夜にタイムスリップする。そこでジャン・コクトー、アーネスト・ヘミングウェイ、パブロ・ピカソ、サルバドール・ダリ、ルイス・ブニュエル、マン・レイ等に出会う。更に19世紀末のパリにタイムスリップしてロートレックとも。という奇想天外な楽しいストーリー。

 興味深いのは、その作り込みのマニュアックな点である。ピカソ、ダリ、ロートレックが私たちのイメージの世界そのままで登場する。またオランジュリー美術館のモネの「睡蓮」におけるシーンとか、ポスターにあるように、ゴッホの描いたパリをギルが歩くというように。

 美術好きには、たまらない映画だ。こういう映画が美術のファンを増やしていくのだと思う。

15. 6月 2012 · June 15, 2012* 大人のためのアートスクール”清須アートラボ”。 はコメントを受け付けていません · Categories: 未分類

 清須アートラボは、清須市生涯学習講座のひとつとして実施されている。「美術館巡りは好きなんだけど、実はよくわからない。」という方に美術の見方や楽しみ方を、学芸員と楽しみながら学ぶ講座である。主に清須市はるひ美術館で開催されるが、時々ミュージアム鑑賞ツアーとして愛知県美術館、一宮市三岸節子記念美術館、ヤマザキマザック美術館など他美術館に出かけることも人気で、毎回20名ほどの参加がある。

 先日、豊田市美術館で開催され喜田早菜江学芸員とともに参加。豊田市美術館学芸員の鈴木俊晴さんの解説を聴きながら「ジェームズ・アンソールー写実と幻想の系譜ー」を観る。ベルギーを代表する画家アンソールは、グロテスクな仮面や骸骨を鮮やかな色彩で描くことで知られている。その系譜をアンソールに影響を与えたブリューゲルやフランドルの画家、また同時代の作品とともに紹介している。異常なほど顔に執着するアンソールの視点が、ラボメンバーに絵のおもしろさを発見させていたようだ。

 11時30分、鈴木学芸員の話しを終えて、レストランでランチ。アートラボメンバーと楽しい会話で過ごす。

10. 6月 2012 · June 10, 2012* 美術館のそばのクローバーの花。 はコメントを受け付けていません · Categories: 未分類

 清須市はるひ美術館は、はるひ夢の森公園と隣接しており、建物の周辺は緑に囲まれている。今、クローバーの花が咲いていて美術館を訪れた人を楽しませている。

 クローバーは、和名を白詰草(しろつめくさ)という。語源は江戸時代、オランダから献上されたガラス工芸品の箱に緩衝材として詰められたことによる。家畜の飼料用として干し草にされていたので、今のような緩衝材の無い頃、最適のものであったに違いない。

 花の赤い赤詰草というものもあって、それに対して白詰草の名がある。

 江戸時代、クローバーは多くの美しいガラス工芸品を見つめてきたのだろう。美術館のそばに咲いているにふさわしい花である。

07. 6月 2012 · June 7, 2012* 渡辺おさむ、名古屋造形大学スーパーレクチャーに登場。 はコメントを受け付けていません · Categories: 未分類

 7月7日より企画展「清須市誕生7周年 渡辺おさむ お菓子の美術館」が予定されている。その渡辺おさむさんが7月11日に名古屋造形大学公開講座・スーパーレクチャーに登場する。講義テーマは「アートを生業にする方法」、時間は午後2時30分から、会場は名古屋造形大学。

 公開講座なので、どなたでも聴講が可能。以下にアクセスして申し込み。

http://www.nzu.ac.jp/info/info2012/1063/

05. 6月 2012 · JUNE 5, 2012*「清須市 第7回 はるひ絵画トリエンナーレ」図録。 はコメントを受け付けていません · Categories: 未分類

絵画トリエンナーレでは、毎回図録を発行している。

 殆どの展覧会では、図録が鑑賞用資料、または記録用として展覧会図録が発行される。同じような内容で作品を収録した画集とは異なるもので、これは書籍ではありません。正確には、出品作品カタログ(英語でcatalogですが、型録という見事な当て字を使うこともある)というものである。

 たとえば、「モネ作品集」と「モネ展図録」とは内容は似ていても書籍とカタログの違いがあって、価格はびっくりするほど違う。図録は安い、なぜかというと記録用なので基本著作権料を払っていない、払わなくても良い。それが販売価格に含まれないのが大きな理由。図録は極めてお得である。

 また図録なので、展覧会場のみの販売であり、書店では販売されない。発行部数も少ない。たまに古本屋に並ぶ程度です。したがって貴重本になることもあって、高額なものになる場合もある。

 美術館や大学等研究機関では、図録は極めて貴重な資料である。

 「清須市 第7回 はるひ絵画トリエンナーレ」第7回展図録は表紙が5色展開で、
これは大賞の源馬さんの作品から5色を抽出したものである。現在美術館で販売中、1000円(税込み)。第1回〜6回バックナンバーも1000円(税込み)も販売中、但し第1回は残部わずか。

01. 6月 2012 · JUNE 1, 2012*「清須市 第7回 はるひ絵画トリエンナーレ」開催中。 はコメントを受け付けていません · Categories: 未分類

 待ちかねていた美術館ホームページがリニューアル、館長ブログが始まった。今日は、たまたま私の62歳の誕生日であり、メモリアルな日となる。

 まず、現在開催中の「清須市 第7回 はるひ絵画トリエンナーレ」をアピールしておこう。絵画トリエンナーレは、本館のエンジンをなすものであり、清須市はもとより全国に存在を示すものである。主となっている収蔵品は、この公募展の受賞作品であり、受賞作家たちはここから世界へ、未来へ羽ばたきつつある。2012年のこの輝きを、本館で確認して欲しい。