4月10日より23日までの2週間、名古屋栄の名古屋三越栄店地下一階食品フロア・和洋酒売場特設会場にて「高北幸矢の30酒30展」を開催している。
私の選んだ和洋酒、ビール、日本酒、焼酎、ウイスキー、ワインなどジャンルを問わずに並べている。
そして30点の花の水彩画、版画。さらにはお酒の愛読書25冊も。
賑やかなデパート地下一階で展覧会というのは驚かれる人も多い。
私はこれまで、美術館、ギャラリーのほかに、喫茶店、バー、スーパー、銀行、企業オフィス、料理屋、果ては神社まで個展を開催してきた。
その真意は、アートが「さあ、ご覧ください芸術ですよ」と高尚という形容に恥ずかしさを感じているからである。
もっと雑踏の中へアートが踏み込んで行かなければならないと考えている。
雑踏の中で聴いた音楽に心を奪われて、いつかコンサートに出かけたくなる音楽のように。