三重県立美術館で開催中の「サヴィニャック展」に行ってきたことは先に述べた。
展覧会を見終えて中庭をぼんやりと眺めているとそこに元永定正の彫刻があった。美術館には多分以前からあったに違いない。
見つけられたのは意識の違い、清須市はるひ美術館で「元永定正展」を開催中なので美意識がそこに広がっている。
また「サヴィニャック展」を観たあとはユーモアセンスが広がっている。感覚とはそういうものだ。
今週末18日の土曜日には館長アートトークでサヴィニャックを取り上げる。
今その準備中であるが、デザインの巨人亀倉雄策がアートディレクションした「クリエイション全20巻」の第2巻に元永定正の次にサヴィニャックが紹介されている。偶然とは思えない。
ポスターデザインで活躍したフランスのサヴィニャックと現代美術で活躍した日本の元永定正、二人の交流はないが、共通するビジョンに注目しながら館長アートトークを行いたいと思う。