29. 4月 2015 · H27第1回清須アートラボ はコメントを受け付けていません · Categories: はるひ絵画トリエンナーレ, 教育普及

2015年4月29日(水)

 

「清須アートラボ」とは、清須市生涯学習講座の一環として美術館が担当している、

清須市在住・在勤の方を対象にした通年の講座です。

学芸員が当館の展覧会をご紹介したり、美術史講座を行ったり、

また、みんなで他館の展覧会を見に行くこともあります。

 

開講してから5年目。

毎年新たな受講生をお迎えし、今回は12名の方が登録されました。

 

初顔合わせの今日はまず、開催中の展覧会「清須市第8回はるひ絵画トリエンナーレ」をご案内。

この展覧会は、当館が開館以来ずっと続けていて、活動の1つの柱となってもいるものです。

近隣の方が対象なこともあって、15年前の第1回展も見たよ!という嬉しい声も。

 

←大賞を受賞した興津眞紀子さん《光と希望》

 

北海道から沖縄まで、1,021点もの応募作品が寄せられ、

その中から選ばれた28点が美術館に展示してあります。

 

 

描かれているテーマ、使われている技法、作者の意図、そして審査員によって評価されたポイントなど、

かいつまんでお話しました。

 

写真と絵画を融合した作品があったり、

こつこつと気の遠くなるような作業を積み重ねで描かれた作品があったり、

現実にはありえない組み合わせを楽しむユーモラスな作品があったり。

一口に「絵画」と言っても、作家によってとても多様な表現があるのだ、ということにみなさん驚かれたようです。

 

 

最後には、自分の好きな1点を選んで、投票もしてもらいました。

みなさん、ビビビッとくる作品と出会えたでしょうか!?

 

そのあと、会場を移して高北館長から、絵の楽しみ方についてお話がありました。

絵が「分からない」という感覚は誰しももつもの。

それを、こわがらないで、嫌がらないで、大事にしてほしい。

現代社会では効率や結果を追い求め、ややもすると、すぐに白黒をつけたがります。

けれど、分からないものの前で立ち止まって、これは何だろう?と

考えをめぐらせてみることも、時には必要。それが心の豊かさにつながります。

ぜひ、このアートラボを、一つの新しい世界への扉を開くきっかけにしてください。

そういうお話でした。

 

 

最後に、メンバーが一人ずつ自己紹介して、話に花が咲き、和やかな雰囲気に。

 

アートに親しんできた人もそうでない人も、これから1年間、楽しんでともに学びましょう!

 

 

 

【開催中の展覧会】

清須市第8回はるひ絵画トリエンナーレ

会  期|2015年4月19日(日)-6月7日(日)

休館日|

〈美術館〉4月20日(月)・27日(月)、5月7日(木)・11日(月)・18日(月)・25日(月)、6月1日(月)

〈図書館〉4月20日(月)・27日(月)・30日(木)、5月7日(木)・11日(月)・18日(月)・25日(月)~6月4日(木)

時  間|10:00-19:00(美術館の入館は18:30まで)

観覧料|〈美術館〉一般300円、中学生以下無料 〈図書館〉無料

 

 

 

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