27. 12月 2012 · 洞窟の雰囲気 はコメントを受け付けていません。 · Categories: 展覧会

2012年12月27日(木)

 

今年はクリスマス頃から旧に冷え込み、風が冷たい年の瀬となりましたね。

 

さて、以前のブログで、ブライアン・ウィリアムズ展に備え、

木組みを作り、重石をたくさんのせて準備したことをご紹介しました。

詳しくはこちら

 

その後、ここはどうなったでしょうか。

 

ここには、本展覧会でいちばん重く厚みのある作品を展示しました。

まずは作品の到着です。大きなトラックに厳重にくるまれてやってきました。

10人以上の男性たちが、バランスをとりながら荷台からおろします

作品の後ろに取り付けられている支柱をもって、

そのまま人力で館内に運び込みました

 

先ほどの木組みは、きれいに壁紙を張ったバックパネルに仕上がっています。

パネルの色は、背後のコンクリートの色となじむ灰色をチョイス

 

せーのっ!

掛け声を合図に、ずっしりと重たい作品をみんなでもちあげます。

 

バックパネルの裏側では、別のスタッフ2人がスタンバイ。

作品が落下しないよう、器具を使って固定していきます。

狭い空間での重要な仕上げ作業です。

 

こうして、当館では前例のないほど重く大きな作品も、

無事美術館の一角に収まりました。

場所は階段の下。

ちょっぴり暗く奥まった場所ですが、それにはわけがあるんです

 

描かれているのは原始時代の洞窟壁画。

ヒトが描いた最古の絵画とされるショーヴェ洞窟です。

表面のでこぼこから、描かれた動物の色、かたちまで再現されています。

 

描かれた当時の、薄暗い洞窟の雰囲気を少しでも感じて欲しいというブライアンさんの希望で、

あえて階段の下の、ほら穴のような空間を利用して展示しました。

この作品だけは、写真撮影もしていただけますので、ぜひどうぞ!

 

お知らせ

・年末年始は12月29日~1月3日まで休館します。

・1月4~6日は、「親子おしゃべりデー」

多少にぎやかになってもOK。お子様とのおしゃべりを楽しみながらご鑑賞ください。

 

 

曲面絵画 ブライアン・ウィリアムズ展 ―眼はこのように風景を見ている―

会期:2012年12月7日[金]~2013年2月15日[金]

時間:10:00~19:00 (入館は18:30まで)

休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌火曜日が休館)

     年末年始(12月29日~1月3日)

 

 

 

 

22. 12月 2012 · 第3回館長アートトーク はコメントを受け付けていません。 · Categories: 教育普及

2012年12月22日(土)

 

今年度からの新企画、館長アートトークも今日で3回目を迎えました。

回を重ねるごとに参加者の数が増えていき、嬉しいかぎりです

 

今回はお待ちかね、デザイナーである館長がデザインについて語る貴重な機会。

参加された皆さんは次から次へと展開される館長の巧みなトークに、

ぐいぐい引き込まれていましたね

今日のタイトルは、

「デザインて何?デザインは人を幸せにする力。デザインを楽しむ暮らし。」でした。

最初の30分はホワイトボードを使って、そもそもデザインってアートなの?という

デザインの原点に立ち返るようなところからの話でした

まるで大学の講義のような雰囲気さえ感じられましたね

 

このホワイトボードにも書かれているように、

館長いわく、デザインとはアートではないのです

科学とアートのちょうど中間のようなところに位置しているそうです。

デザインはアート以上にわたしたちの日々の生活に欠かせないもので、

もっと言えば、わたしたちの身のまわりの全てのものが「デザインされている」のです

椅子や机、ペン1本とってみてもそうですね・・・・等々。

 

わたしたちは意識していないところで、「デザイン」に日々触れているのだ、

ということを改めて感じさせられるトークでした

 

続いてプロジェクターで素敵な画像をたくさん紹介

まずは、この人。イギリスのインテリアデザイナーであるテレンス・コンラン卿

館長が尊敬してやまない人物だそうです。

コンラン卿がプロデュースする「コンランショップ」が7年前に名古屋市内にオープンしたこともあり、

ご存知の方も多いかもしれませんね。

画像はすべてコンラン卿の本にあるデザインビジョンを紹介したものでした

 

デザインがいかに人々の生活を豊かなものにしてきたか。

デザインは社会の競争原理の中にしっかりと根付いていること。

純粋な芸術(Fine Art)とは似て非なるものであること。

画像を見ながら、納得の内容でした

 

要所要所で笑いもおこり、約1時間のトークもあっという間に終了しました

 

次回は、1月19日(土)です。

今話題の愛知県美術館「クリムト 黄金の騎士をめぐる物語」展に合わせて、

「ウィーンの憂鬱、クリムトの魅惑。ハプスブルク家とオーストリア」というテーマでのトークです

ご興味のある方、是非ご参加ください!

お申込は、お電話またはFAXで受け付けております

 

さてさて2日後はクリスマス・イヴですね

ということで・・・

館長から私たち職員全員に素敵なクリスマスプレゼントがありました

しかも、今日のトークに合わせてか、コンランショップでお買い物

英国王室御用達フランク・クーパーのオリジナルオックスフォードマーマレード

英国といえば、なんといってもマーマレード

パッケージデザインもさすが英国!おしゃれですね~

やはり、生活の中にデザインは欠かせませんね!!

 

 

 

【開催中の展覧会】

曲面絵画 ブライアン・ウィリアムズ展 ―眼はこのように風景を見ている―

会期:2012年12月7日[金]~2013年2月15日[金]

時間:10:00~19:00 (入館は18:30まで)

休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌火曜日が休館)

    年末年始(12月29日~1月3日)

 

 

 

 

 

 

20. 12月 2012 · 第9回清須アートサポーター養成講座 はコメントを受け付けていません。 · Categories: 教育普及

2012年12月20日(木)

 

アートサポーター養成講座の9回目。

今日はまず、メンバーに開催中の展覧会「曲面絵画 ブライアン・ウィリアムズ展」をご案内。

 

さすがに市民の方々ですね。清須市内の風景を描いた新作には、とりわけ興味津々でした。

一目見るなり、どこの景色か分かる方もちらほら。

 

その後場所を移して、清須市はるひ美術館でこれからやったらいいなと思うこと、

やってみたいと思うことについて、みんなでアイディアを出し合いました。

 

 

これまでアートサポーター養成講座のメンバーは、1年間、他館の展覧会を鑑賞したり、

美術史の講座を受けたりしてアートに親しんできています。

その上で、8回にわたり、当館の運営にまつわるさまざまな仕事をサポートしてきました。

つまり、美術館を外部からも内からも見て知っている、頼もしい方々なのです。

その経験をいかして、美術館をもっと気軽に、たくさんの方に利用してもらうために何ができるか。

一人5つ考えてくること これが今回の宿題でした。

 

ちょっと酷な宿題かな?という私たちの心配をよそに、

出るわ出るわ、たっくさんのアイディアが出されました。

時にはどっと笑いがおきたり、「それいいね!」などワイワイ意見が飛び交います。

 

次々に出されるアイディアは付箋に簡潔にまとめていきます。

  

 

出そろったところで、そのアイディアをグループに分けて整理。

美術館でできるイベント(ワークショップ、コンサート、トーク、勉強会etc.)

美術館の外の夢の森公園でできるイベント(音楽際、野点茶会、写生大会etc.)

美術館の活動のPR(ポップ、サイン、旗、広報誌、スタンプカード、ニュースレターetc.)

ご紹介できなくて残念ですが、他にもまだまだありました。

 

 

最後にこれらのアイディアの中から、比較的すぐに取りかかれそうなものをピックアップ。

具体的な進め方は次回以降話し合うことになりました。

 

話し合いが白熱して長丁場となりましたが、とっても有意義な時間でしたね。

みなさん、この勢いで、アイディアの実現に向けて楽しくがんばりましょう

 

 

【開催中の展覧会】

曲面絵画 ブライアン・ウィリアムズ展 ―眼はこのように風景を見ている―

会期:2012年12月7日[金]~2013年2月15日[金]

時間:10:00~19:00 (入館は18:30まで)

休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌火曜日が休館)

    年末年始(12月29日~1月3日)

 

 

 

 

 

14. 12月 2012 · 曲面絵画ってどうやって作っているの? はコメントを受け付けていません。 · Categories: 展覧会

2012年12月14日(金)

 

曲面絵画 ブライアン・ウィリアムズ展が始まってから一週間。

平面ではなく、波打つような曲面に描かれた、ちょっと他にはない「曲面絵画」。

この一風変わった「曲面絵画」の構造が、お客様のご興味を強く引いているようです。

 

昨日、クローバーTVの取材がありました。

記者の方も、「曲面絵画」ってどうやって作っているのですかと興味津々。

 

「曲面絵画」の支持体は、キャンバスではなくて、おもに曲げパネル。

ベニヤ板を何枚か重ねて接着材をぬり、徐々に圧をかけて変形させます。

描きたい風景の構図が決まったら、それに合わせて効果的な遠近感が出るように板を曲げ、

ふちをなめらかにヤスリがけしたうえで、油彩で描いています。

 

 

展示作品のうち、今日は選りすぐりのものを撮影してもらいました

 

以下の日時に放送されますので、エリアの方はぜひご覧くださいね

・12/14     9:00, 12:00, 18:00, 21:00  「デイリートピックス」

・12/15-21 13:00, 23:30  「ウィークリートピックス」

 

 

 

曲面絵画 ブライアン・ウィリアムズ展 ―眼はこのように風景を見ている―

会期:2012年12月7日[金]~2013年2月15日[金]

時間:10:00~19:00 (入館は18:30まで)

休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌火曜日が休館)

     年末年始(12月29日~1月3日)

 

 

 

 

 

13. 12月 2012 · 第8回清須アートラボ はコメントを受け付けていません。 · Categories: 教育普及

2012年12月13日(木)

 

今年度アートラボでの最後の美術史講座。

受講生のみなさんは、前回までの講義で古代ギリシャからロマン主義までを学習済み。

今回は近代以降の美術の流れを勉強しました

まずは、前回の主な内容のおさらいと今回取り上げる19世紀~20世紀の美術や社会の動向について、

簡単にポイントだけ確認していきました

 

19世紀以降の美術史は本当にたくさんの運動がおこりました

フランスではフランス革命以後、産業革命などにより急速に近代化が進み、

それと呼応するように美術の運動も盛んになっていきました

そんな近代以降の美術の流れを、駆け足でしたがたくさんの画像を見ながら、

余談も交えつつ、みなさんの意見も聞きつつ進めていきました

 

ピカソのキュビズムが突然20世紀になって現れたのではない

その前に長い歴史があって辿り着いたひとつの表現がキュビズムであった、

ということが受講生のみなさんはもうマスターしていただけましたよね

いつも熱心に講義を聞いてくださる受講生のみなさん。

まじめで向上心の高いみなさんだからこそ、こちらもしっかり準備しなくては!と、

気をひしきめさせられる今日この頃です

 

パワーポイントに用意していなかった箇所は、大型図版を使って解説

「世界美術大全集」というきれいな図版入りの全集です。

清須市立図書館にも、もう間もなく西洋編、東洋編、日本編が全巻入る予定です。

お時間のある方は、 世界中の名作を全集でお楽しみください

詳しい解説もばっちり掲載されていて勉強になります。

 

次回のアートラボは展覧会鑑賞。

愛知県美術館で開催される「クリムト 黄金の騎士をめぐる物語」展です。

クリムトは19世紀末ウィーンで活躍した画家

今日学習した近代美術史の流れを思い出したながら鑑賞すると、

より深くクリムトのことが理解できると思います。

楽しみですね!!

 

 

【開催中の展覧会】

曲面絵画 ブライアン・ウィリアムズ展 ―眼はこのように風景を見ている―

会期:2012年12月7日[金]~2013年2月15日[金]

時間:10:00~19:00 (入館は18:30まで)

休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌火曜日が休館)

     年末年始(12月29日~1月3日)

 

 

 

 

08. 12月 2012 · アーティストトーク はコメントを受け付けていません。 · Categories: 展覧会

2012年12月8日(土)

 

曲面絵画 ブライアン・ウィリアムズ展、2日目。

今日は、作家自ら作品について解説するアーティストトークを開催しました。

 

 

ブライアンさんは日本に来て今年でちょうど40年。

日本人の私たちもびっくりするほど巧みな日本語で、

集まった来館者に分かりやすく作品について語ってくれました。

 

 

なぜブライアンさんは平面ではなく「曲面絵画」を考案したのでしょう

 

普段は意識していないけれど、実は私たち人間の視野は球体なんだそうです。

目玉は球体だし、手を伸ばして回せば円が描けます

自然界は曲線に満ちている。直線など一つもありません。

視線だって直線的に動くのではなく、カーブを描いて動いている

このことに気づいたことがきっかけで「曲面絵画」が誕生したというわけなんです。

 

 

画家はものの見え方について人一倍敏感です。

いったい、人は風景をどのように見ているのか。

知覚や視野について、絵を描きながらさまざまに思いをめぐらせたことでしょう。

 

高校生時代のブライアンさんの夢は、将来科学者になること。

絵描きになってもなお、理系の発想が染みついていて、視覚を科学的に分析しているとおっしゃっていました。

 

明日もアーティストトークを開催します。

新しいことに挑戦することをやめない、バイタリティーにあふれた

ブライアンさんの話を聞けば、元気をもらえるに違いありません。

 

 

画集購入の方には、ブライアンさんがサインをしてくれます。

ぜひお出かけください。

 

 

曲面絵画 ブライアン・ウィリアムズ展 ―眼はこのように風景を見ている―

会期:2012年12月7日[金]~2013年2月15日[金]

時間:10:00~19:00 (入館は18:30まで)

休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌火曜日が休館)

     年末年始(12月29日~1月3日)

 

 

 

 

07. 12月 2012 · ブライアン・ウィリアムズ展 オープン! はコメントを受け付けていません。 · Categories: 展覧会

2012年12月7日(金)

 

本日、「曲面絵画 ブライアン・ウィリアムズ展 ―眼はこのように風景を見ている―」がオープンしました

オープン前からお問い合わせいただいたり、早く見たいとご来館くださった方もいたほどです。

本当にお待たせいたしました

 

 

この展覧会では、在日40年のアメリカ人画家、ブライアン・ウィリアムズさんが描いた

曲面絵画約30点をご紹介しています。

 

ブライアンさんは日本各地を旅し、昔ながらの「原風景」を見つけては、

後世に伝えていくべき風景として、スケッチをしてきました。

描かれた景色はブライアンさんの強い信念によって選ばれているのです。

 

 

そして太陽や月の光に照らされた、絶妙な色使いの空が見どころ

まるで空気の湿り気、風、温度まで伝わってくるかのよう。

 

今朝は早くからテレビ取材があり、CBCのお昼のニュースにも取り上げられました。

 

展示作品の中には、高さ3.5メートルを超える大作もあって、迫力満点

絵に包まれるような感覚を、ぜひ味わってみてください。

 

 

曲面絵画 ブライアン・ウィリアムズ展 ―眼はこのように風景を見ている―

会期:2012年12月7日[金]~2013年2月15日[金]

時間:10:00~19:00 (入館は18:30まで)

休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌火曜日が休館)

     年末年始(12月29日~1月3日)

 

 

03. 12月 2012 · ブライアン・ウィリアムズ展 準備中 はコメントを受け付けていません。 · Categories: 展覧会

2012年12月3日(月)

 

今日から6日まで、美術館は展示替えで臨時休館しています。

その間、実は館内は大忙し! 

昨日まで開催していた収蔵作品展の出品作品を大切に梱包し、収蔵庫に収納したり、

展示室の壁面をきれいにしたり、次回の展覧会の看板を取りつけたり。

 

次回の展覧会は「曲面絵画 ブライアン・ウィリアムズ展」。

ポスター・チラシ同様、作品のかたちに添って、上端をカットしてあります

 

美術館北側の道路沿いにも、大きな看板がつきました

 

館内では、作品を運び込む前に展示の下準備がすすんでいます。

階段の下の奥まった場所に、大きな木組みを作って…

 

たくさんのブロックを運び込み…

 

木組みの後ろに、重石として積み上げました。

さて、何ができるのでしょうか。

 

つづきはまた後日

「曲面絵画 ブライアン・ウィリアムズ展」は12月7日(金)オープンです。

ぜひお楽しみに

 

 

曲面絵画 ブライアン・ウィリアムズ展 ―眼はこのように風景を見ている―

会期:2012年12月7日[金]~2013年2月15日[金]

時間:10:00~19:00 (入館は18:30まで)

休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌火曜日が休館)

     年末年始(12月29日~1月3日)