10. 11月 2018 · 臨時休館中の美術館では・・・ はコメントを受け付けていません。 · Categories: その他

前回のブログから2ヶ月が経ってしまいました。

元永展のみどころをご紹介するはずだったのですが、台風21号の暴風雨を受け、展示室に雨漏りが発生。

そのため、元永展は9月11日(火)より開催中止となりました。

そして、長期間の臨時休館をいただいて、補修工事を行っていました。

不幸中の幸いで、作品に被害がなかったことが何よりでした。

酷暑だった8月からようやく涼しくなってきた9月末、

これから元永展に行こうと予定を立てていただいていた皆様には、

大変ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ありません。

「元永展をより多くの方にみていただきたかった。魅力を紹介したかった。

楽しんでいただきたかった。」という思いを抱きながら、

作品のこと、これからの展覧会と美術館のことを考えると、

いま休館することが良いのではないかという判断となりました。

ただただ悔しい気持ちで胸がいっぱいでした。

「台風なんてこなければ・・・」「もっと前から対策ができたのでは?」と

沢山の「たられば」が頭をかすめつつ、臨時休館に伴う普段とは異なる

慣れない業務に追われました(この対応が相応しいのだろうかという不安に苛まれる日々)。

そして、一刻も早く開館できるように、雨漏りの原因解明につとめていました。

ですが、雨漏りの原因解明は一筋縄ではなかなかいかず、

怪しいとおぼしき箇所を補修しては、雨を降るのを待ち、

雨が降ったら、また雨漏り・・・。

「さて、次に怪しいところは・・・」の繰り返しでした。

他にも、建物の図面を引っ張り出してきて、建物の構造を確認したり、

過去の修繕記録を確認して「この建物の弱いところは、ここか」と知ったり。

前向きに捉えるならば、

これまで以上に、はるひ美術館について詳しく知ることができました。

学芸員のお仕事は

「収集・研究」、「展示・公開」、「保存・保管」、「教育普及」とよくいわれますが、

美術館の建物自体を知ることも重要なことですね。

とくに当館のような小さな美術館では、改修する予算を得ることも難しく、

予算が下りずに閉館を余儀なくされることも。

美術館を存続させていくためには、魅力的な展覧会を企画しつづけるだけではなく、建物自体を長く維持することも必要なのです。

今年は、愛知県美術館や豊田市美術館など改修工事で休館する美術館が多いです。

休館のあいだは、展覧会がみられないので寂しい・物足りないでしょうが、

建物自体の長寿命化は、美術館の長寿命化だとポジティブに考え、

次の展覧会を楽しみにゆったりと待つのもいいかもしれませんね。

そして当館は、11月3日(土)より開館しています。なんとか雨漏りがとまりました!!

現在は、収蔵作品展「連想ゲーム」を開催中です。

また、来月12月4日(火)からはお待たせしていた

清須市はるひ絵画トリエンナーレ アーティストシリーズVol.87 田中秀介展」がはじまります!

※当初のスケジュールから変更がありましたので、

新しいスケジュールはこちらからご確認ください。

無事にふたたび開館することができ、美術館スタッフ全員一安心。

(でも、やっぱり元永展中止は悔しい・・・)

これからも、はるひ美術館をどうぞよろしくお願いします。

【開催中の展覧会】

収蔵作品展「連想ゲーム

会期:2018年11月3日(土)~11月28日(水)

開館時間:10:00~19:00(入館は18:30まで)

休館日:月曜日(ただし祝日の場合は開館、翌火曜日が休館)

観覧料:一般200円 中学生以下無料

F

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

13. 6月 2017 · 美術館の役割とは? はコメントを受け付けていません。 · Categories: その他

先日「全国美術館会議」というものに参加してきました。

全国美術館会議とは、1952年に設立された組織で、美術館のさまざまな問題をみんなで共有し、ともにつながりあう場として会合や研修会を開いています。

全国の美術館400館弱が加盟しており、美術館どうしの横のつながりを深める貴重な機会でもあります。

http://www.zenbi.jp/index.php

鎌倉で開催された第66回の総会では、美術館に関わる人たちが美術館の機能や役割についてどのように理解し、その内容をどのように共有していくべきか?ということについて、改めて話し合われました。

岐阜県美術館さんの「ミュージアムの女」やtwitterのハッシュタグ「♯学芸員のおしごと」等々、最近ようやく美術館の内部が社会に向けて発信される動きがありますが、

美術館や博物館は公共施設であるにもかかわらず、そもそもどういう役割をもっていて、誰がどんな仕事をしているのか、ということについて正しく理解されてこなかったのではないかと思います。

(美術は好きでも「美術館の中身」に関心を持つことは一般的に稀ですし、先日のニュースで初めて「学芸員」という言葉を耳にしたという方も少なくないでしょう…)

美術館は敷居が高いというイメージはいまだに根強く、関心がなければ一度も訪れることなく生涯を終えることもあるかもしれません。

もちろん、それぞれの美術館によって理念や特徴はさまざまですが、

美術館の活動基盤(調査・研究/収集・保存/展示・公開/教育・普及)のもと芸術を守っていくことを美術館に関わる者すべての共通理解とし、

そのためには芸術が人と社会に果たす役割を考え伝えていく努力をしなければならないということを改めて考えさせられました。

 

時代の流れによって、芸術のあり方も美術館のあり方も変化しています。

美術館はもはや象牙の塔やブラックボックスではなく、誰もがアクセスできるプラットフォームであるべきなのだろうと思います。

 

帰りに神奈川県立近代美術館にて「木魂を彫る 砂澤ビッキ展」を鑑賞。

黒蕨さんの作品と同じく、木彫作品のエネルギーがすさまじかったです。

写真は屋外展示のイサム・ノグチ《こけし》。

 

O

 

 

 

 

12. 3月 2017 · ミュシャの《スラヴ叙事詩》 はコメントを受け付けていません。 · Categories: その他

2017年3月12日(日)

 

昨年当館で開催した「アルフォンス・ミュシャ デザインの仕事」展の会期前後から、何かと話題になっていた「《スラヴ叙事詩》来日」。

いよいよ開幕ということで、初日に国立新美術館に行ってきました。

(公式サイトはこちら→http://www.mucha2017.jp/ 展示作業の様子が動画で見られるのは貴重!「ミュシャ団」作業着がおちゃめ。)

 

《スラヴ叙事詩》とは、アルフォンス・ミュシャ晩年のライフワークともいえる作品で、20点の油彩(テンペラ)画から成っています。

ポスターやイラストレーションなどの商業美術でアール・ヌーヴォー全盛のパリを席巻したミュシャでしたが、元来備えていた愛国心と「画家」への憧れを募らせ、20世紀に入ったころから《スラヴ叙事詩》を構想し始めます。

資金援助をとりつけ故郷のチェコに帰国したのが1910年。チェコとスラヴ民族の歴史を壮大なスケールで描き出した《スラヴ叙事詩》は、そこから18年もの時間をかけて制作されました。

プラハ市に寄贈されたのちは展示スペースの問題や政治状況・戦争の影響等で長らく不遇の状態にあった作品。20点全てが国外にまとめて出るのは初めてのことです。

展示室は一部撮影OK。

まあとにかく大きい。すべて同じサイズではないのですが、最大のもので約6×8m。

あまりにも巨大なので、それだけでモニュメンタル。圧倒されます。

西洋美術において伝統的に高位の画題とされてきた歴史画は「大きいこと」が一つの条件となっていましたが、ここではまさにデザイナーではなく、アカデミックな歴史画家としてのミュシャの一面を思い知らされます。

そのような伝統への回帰が20世紀以降の前衛美術の時代には受け入れられず、今なお必ずしも高い評価を受けているわけではないこの作品。

日本では非常に人気のあるミュシャですが、多くの人にとっての「好きなミュシャ」とはかなり異なる作品だと思います。

デザイナーとしてのミュシャが大好きな日本人、そしてスラヴという民族にあまり馴染みのない日本人が、この《スラヴ叙事詩》を見て何を感じるのか、率直な感想を知りたいところです。

 

最初で最後かもしれない全20点の来日。

貴重な体験となることは間違いないでしょう。おすすめです^^

 

16. 3月 2016 · 作品撮影作業 はコメントを受け付けていません。 · Categories: その他

2016年3月16日(水)

 

美術館は絵を見るところ、ではありますが、お客様の目には触れない裏方仕事がたくさんあります。

今日は3月初めの休館日中におこなった作品の写真撮影作業について、少しご紹介します

 

美術館にはたくさんの作品が所蔵されていますが、それらを管理するうえで写真データは必要不可欠です。

いろいろな用途がありますが、言ってみれば作品の「証明写真」のようなものですね

データベースで作品情報を整理するときはもちろん、展示プランを考えるときや広報活動などでも使用します。

レンズの歪みや色ムラ、光の反射が出ないようにする技術が必要になるので、美術作品の撮影経験が豊富なプロのカメラマンさんにお願いしました

DSC_1746 DSC_1773

撮影スタジオがある美術館もありますが、当館にはないので展示室でおこないました。

(必然的に、展覧会撤収直後か搬入直前の休館中しかできない作業です・・・

エコパリ展撤収後、何もなくなったがらんとした展示室に、撮影対象の作品をずらっとスタンバイ。

撮影スペースに作品を1点ずつ運んで、撮り終えたら次の作品と交代

DSC_1747

大きな作品はとくに工夫が必要です。

照明の角度やカメラの高さなど、微調整しながら撮影します

DSC_1764 DSC_1775

表面がガラスやアクリル板で保護されているものはストロボの光が反射してしまうので、額から取り出します。

DSC_1774

作品の下に敷いてある黒い布も、反射を防ぐためのもの。白い台や布の上に置くと、作品画面そのものの写り方に影響してしまいます

DSC_1774 (2)

見にくいですが、作品の上にある細長い2つのカードはカラーチャートこれと一緒に撮影することで、デジタル画像になっても実作品に忠実に色補正ができます

 

普通の写真撮影に比べて少し特殊なテクニックが必要な作品撮影ですが、さすがプロの力あっという間に約50点の撮影が終了しました

 

休館中の作業も無事終えて、現在は貸ギャラリーの展示中

学芸員は4月末からの企画展に向けて、絶賛準備中です

 

Exif_JPEG_PICTURE

3月も半ば。春が近づいております。早咲きの河津桜が満開です

 

【開催中の展覧会】

貸ギャラリー展示

■高橋遊写真展「み仏」

会   期:2016年3月15日(火)~3月21日(月・祝)

開館時間:10:00~19:00(最終日16:00まで)

 ■こどもデザイン室展2016

会   期:2016年3月16日(水)~3月21日(月・祝)

開館時間:10:00~19:00(最終日17:00まで)

 

 

 

 

 

30. 7月 2015 · アリス・スチュワードソンさんの作品(清須市立図書館たたみギャラリー) はコメントを受け付けていません。 · Categories: その他, 展覧会

2015年7月30日(木)

 

美術館お隣の清須市立図書館の一角、たたみが敷かれた小さなスペース。

そこになにやら不思議なものが

牛乳パックに空き缶、あずきバー、デコポン・・・

 

実はこれ、全て陶器で作られた作品なのです

作ったのはアリス・スチュワードソンさんというイギリス人の女性です

昨年の4~7月、留学生として名古屋芸術大学陶芸コースに在籍していたときの作品とのこと。

(現在はイギリスに帰られているそうです)

 

日本にやってきた彼女は、日常のなかでたくさんの不思議な文化に出会いました。

スーパーマーケットで売っているコーヒー牛乳の紙パックやコーヒーの缶、果物を保護するための発泡スチロールのクッションなど、

わたしたち日本人にはなんてことないものですが、彼女の目にはとても魅力的に映ったようです

とくにびっくりしたのがあずきバー!

今まで食べたことのない、甘い豆の味に日本独自の文化を感じ取ったのだとか。

あずきバーのでこぼこ部分や、箱のへこみかたなど、陶器とは思えないリアルな表現

 

スチュワードさんは、日本で見つけた不思議で素敵なものを、自分の専門領域の陶芸で表現しています。

陶芸といえばお茶碗や湯のみなどのイメージがありますが、あずきバーを陶芸で作ってしまうなんて、面白いですよね

もともとこのスペースに敷かれている畳ともマッチして、なんだか食べたくなってきます・・・

 

このスペースでは、名古屋芸術大学の学生さんたちの作品を不定期で展示しています。

今回の展示期間は決まっていませんが、しばらくはご覧になれますので、美術館・図書館にお立ち寄りの際はぜひのぞいてみてください

 

 

【開催中】

ミッフィーのたのしいお花畑 ディック・ブルーナが描くお花と絵本の世界展

会   期:2015年7月4日(土)~9月30日(水)

開館時間:10:00~19:00 (入館は18:30まで)

休 館 日:月曜日(ただし祝日の場合は開館、翌平日が休館)

観 覧 料:一般800円、高大生700円、中学生以下無料

 

 

 

 

 

 

19. 5月 2014 · 休館日の美術館で はコメントを受け付けていません。 · Categories: その他

2014年5月19日(月)

 

今日は休館日です。

お客様のいないこの日を利用して、当館では額装作業を行いました。

 

Exif_JPEG_PICTURE

 

カンバスに描かれた西村有さんの油絵作品2点。《庭園》と《竹林を抜けていく風景》。

これらは、当館のコレクション展で眼にされた方もいることでしょう。

 

DSCF6367

過去には、↑ こんな風にカンバスのまま展示もしました。

額縁がない方が、お客様には作品に集中して鑑賞していただけるという利点があります。

ただ、生のままのキャンバスは、移動時の振動や衝撃に弱く、傷みやすいという難点も。

 

Exif_JPEG_PICTURE

 

作品を長期間にわたってより安全に維持するためには、額で保護するのが一番。

ということで、少しずつ収蔵作品の額装を進めているのです。

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

 

額の裏側には、保存性が高く、作品により安全な中性のボードを取り付けます。

これにより、作品の裏側からの衝撃を軽減し、ほこりがたまってカビの元になるのを防ぎます。

急激な温湿度の変化もおさえることができ、保存性が向上するのです。

ただ、残念ながらこのボードは日本では生産されておらず、輸入に頼っているのが現状だそうです。

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

 

額の取り付けが終わったら、保存用のダンボールとのすきまに、クッションとなる材質をあてがいます。

作品の四つ角と、荷重のかかる下辺に挿入して出来上がり。

 

Exif_JPEG_PICTURE

当館では、作品は1点1点、段ボール箱に入れて、収蔵庫に保管しています。

 

Exif_JPEG_PICTURE

作品の色味にあわせて、左側の作品には少し白みがかった乳白色の額を、

右側の作品には、木地のままの額を選びました。

 

(左)Exif_JPEG_PICTURE (右)Exif_JPEG_PICTURE

微妙な違いかもしれませんが、額の色味は作品の印象にかかわるのでとても大事なんですよ。

 

さて今回は、額の取り付け作業の合間に、じっくりと作品を観察する時間が持てました。

《庭園》にはとってもかわいらしい魚が泳いで(飛んで?)います。

展示室ではなく、自然光が降り注ぐ明るい作業場では、その魚たちを描いた筆のタッチまで克明に見る事ができました。

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

これらの作品は、またコレクション展で展示する機会もあるかと思います。

その際は、ぜひ、こんな愛くるしい魚にも眼を向けてくださいね。

 

そして、展覧会に行った時には、時々額縁を観察してみるのもいいかもしれません。

 

 

 

【開催中の展覧会】

清須ゆかりの作家 鳥羽美花展 時空を超えて-辿りついた場所より

会   期:2014年4月12日(土)~6月8日(日)

開館時間:10:00~19:00(最終日18:30まで)

休  館  日:月曜日(月曜日が休日の場合は次の平日が休館)

〈インターネット入館割引券〉

 

 

 

 

05. 4月 2014 · 桜まつり はコメントを受け付けていません。 · Categories: その他, 未分類

2014年4月5日(土)

 

 

本日は、はるひ夢の森公園が最も賑わう桜祭りです

午前中はぽかぽか陽気とまではいきませんが、晴天で気持ちが良いお花見日和です

Exif_JPEG_PICTURE

五条川沿いのソメイヨシノもこの日を待ちわびていたかのように、

ちょうど満開で辺り一面が、桜色に染まっています

Exif_JPEG_PICTURE

さてさて、お花見につきものなのが、やっぱりこれですね

Exif_JPEG_PICTURE   Exif_JPEG_PICTURE

こちら側にはお饅頭やお団子があったり、反対側にはお寿司や豚汁があったり~

お祭りの定番のわたがしやりんご飴もいいですね~

種類がたくさんあって迷ってしまいますが、至るところから美味しそうな匂いがしてきて

どれも食べたくなってきます~

桜の華やかさに負けないくらい賑やかな一日になりそうです

Exif_JPEG_PICTURE

 

桜まつりは本日までですが、美術館は明日も開館します。

4月7日(月)から展示替え期間(休館)に入ります。

12日(土)からは、清須ゆかりの作家 鳥羽美花展 時空を超えて-辿り着いた場所より」が始まります

皆さまのご来館を心よりお待ちいたしております

 

 

 

【開催中の展覧会】

貸ギャラリー展示

吉田勲作品展

会   期:2014年4月1日(火)~6日(日)

開館時間:10:00~18:00(最終日16:00まで)

 

矢橋喜徳・よしゑ写真展 四季の詩Ⅲ

会   期:2014年4月1日(火)~6日(日)

開館時間:10:00~18:00(最終日16:00まで)

 

 

 

25. 3月 2014 · 春の便り はコメントを受け付けていません。 · Categories: その他

2014年3月25日(火)

 

 

 

ただいま、美術館併設のはるひ夢の森公園では、カワヅザクラが見ごろです

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

桜の下でお子さまと楽しそうに散歩をする姿や

芝生の上で気持ちよさそうにお昼寝されている姿をよく見かけるようになりました。

皆さん、思い思いに春を満喫されているようです。

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

さてさて、3月23日(日)は、

岡崎ウォーキング協会の皆さん(約80名)が訪れ、

とても賑わっていました。

Exif_JPEG_PICTURE  Exif_JPEG_PICTURE

この日は、お天気も良くて清清しく、絶好のウォーキング日和でした

青空の下で食べるお弁当は、きっと格別に美味しいでしょうね

Exif_JPEG_PICTURE

(※公園でのご飲食の際、ゴミ等は各自でお持ち帰り頂く様、環境美化にご協力をお願いいたします。)

また、公園では土日祝日限定で、お子さまに人気のバッテリーカーやおもしろ自転車などの

遊具の貸出(有料)を行っています。こちらもどうぞご利用ください。

 

暖かさも増してきて、公園内や五条川沿いのソメイヨシノの蕾がほころぶ日が楽しみですね

美術館を囲む桜色の春をどうぞご堪能ください

 

 

【開催中の展覧会】

清須市文化協会 第10回春日写影会写真展

会   期:2014年3月25日(火)~3月30日(日)

開館時間:10:00~18:00(最終日16:00まで)

 

 

 

28. 12月 2013 · 源馬菜穂展終了/新年に向けて・・・ はコメントを受け付けていません。 · Categories: その他

2013年12月28日(土)

 

昨日で今年最後の展示も終了しました。

今日は撤収作業です

Exif_JPEG_PICTURE

着々と作品は梱包されていきます。

源馬さん、素敵な展覧会をありがとうございました。

今後の活躍もますます期待しています

 

さて、清須市はるひ美術館の隣には清須市立図書館があります

みんさんご存知ですか?

昨年の7月にオープンしたまだ新しい図書館なんです。

その図書館の中に4畳半の畳スペースがあり、

今年の4月から名古屋芸術大学のみなさんの作品を展示するギャラリーコーナーとして活用しています

前々回の展示の様子をこちらでご覧いただけます。

 

新年1月~2月の展示はアートクリエイターコースの西村先生です

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

普段は畳の空間なんですが・・・

今回はお正月らしく?!おめでたい赤いじゅうたんや板が運びこまれました。

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

じゅうたんにはビニールを敷いて・・・

その上に何か黒いものが・・・???

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

これ、なんだと思いますか?

正解は「黒板」です。家型をした黒板なんです

これは先生が2008年に制作した《家族の記憶♯9(イラク・チルドレン♯118)》という作品です。

 

この作品は参加型の作品で、家型の黒板に『わたしの夢/ぼくの夢』の絵をチョークで描きます

他の人の描いた絵でいっぱいになって描くところがなくなったら、前の人の絵を黒板消しで消して、

自分の夢を描きます。

Exif_JPEG_PICTURE

この本の著者で当時12歳だったシャーロット・アルデブロンちゃんのスピーチから、

先生はこの作品のヒントをもらったそうです

 

戦争が終わったはずのイラクでは、まだまだ毎日のように大勢の子どもたちが、

アメリカ軍の誤爆で命を落としたり、家族や家を失っていました。

この作品で自分の夢を描く場所がないから、簡単に黒板消しで誰かが描いた夢の絵を消すように、

戦争は簡単に敵を殺します。

でも、その敵だと思っている人にも、自分と同じように死んでしまったら悲しむ大切な家族や友達がいます。

もちろん、夢だってあります

 

夢を描くことは素晴らしいことです。

でも、その夢を簡単に消してしまうような人にはならないで欲しい。

きっと、先生はそんな思いでこの作品を制作されたのでしょう

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

第1号の参加者は、アートクリエイターコース3年生の鈴木麻里子さん

11月~12月まで素敵な作品を展示してくださっていたお姉さんです。

夢は「サメ」になること

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

とってもかわいいサメの絵をたくさん描いてくれました

さあ、今度はみなさんの番です。

図書館は新年は4日(土)から開館しています。

是非、一年の始まりに夢の絵を描きに来てください

(※美術館は1月7日(火)から開館です。)

 

2013年も清須市はるひ美術館、清須市立図書館をご利用いただきまして、ありがとうございました。

新年も職員一同、今まで以上に充実した展示や運営をできるようがんばっていきますので、

どうぞよろしくお願いいたします。

みなさま、どうぞ良い新年をお迎えください

 

 

【次回の展覧会】

清須市はるひ絵画トリエンナーレアーティストシリーズ Vol.72 栗原 光 展

会期:2014年1月7日(火)~1月25日(土)

開館時間:10:00~19:00

休館日:月曜日

観覧料:一般200円 中学生以下無料

 

 

 

 

03. 9月 2013 · 中野彩愛さんの銅版画(図書館たたみコーナー) はコメントを受け付けていません。 · Categories: その他

2013年9月3日(火)

 

現在、美術館となりの清須市立図書館たたみコーナーでは、

名古屋芸術大学 美術学部 大学院2年生 中野彩愛(さえ)さんの作品を展示中です。

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

四畳半のスペースに、4点の銅版画がイーゼルに乗せられています。

白い紙に黒のインクで描かれた、不思議な世界。

不定形な線が、伸びたり縮んだり、うごめきながら空間を漂っているかのようです。

 

Exif_JPEG_PICTURE

 

作品に添えられた、作者の言葉を以下にご紹介しましょう。

 

「時間の流れること、気になることができた時、好きなものが分かった瞬間、

わたしは〈言葉がおちる〉と言います。

私の中に、とけて、沈んで、しみこむ感覚があるから、そうやって言うのです。

スッと音がしない感じで、心の中に入ります。

なぜ言葉なのかと言うと、〈言葉がおちる〉ってリズムが良いからです。

おちたものたちは、私のなかにあります。

絵を描く時に、おちたものたちを探します。

それらの形や色や空間を見つけて描いています。」

 

Exif_JPEG_PICTURE

作者の日常の光景や体験、心の動きなどが少しずつ静かに身体に堆積し、

それが手を動かしている時に、形となって結晶化する、そういうことでしょうか。

 

4点の作品に付けられたタイトルを読むと、

言葉にしがたい混沌とした世界が広がっています。

 

・青い花にそそぐグレーの紅茶を

・春和の日をやぶるフロートガーデン

・on the night

・in time

 

作者にとっては、自分の奥深くにしみ込ませ、

ある種の手ごたえをもってつかんでいる感覚を表しているのでしょう。

 

そうしたことを考えながら、決して明確には形や意味を成さない線と言葉に、

身をゆだねてみるのもいいのではないでしょうか。

今週中までの展示となります。

 

 

 

 

【開催中の展覧会】

「リサとガスパール&ペネロペ展」

会   期:2013年7月6日(土)~9月29日(日)

開館時間:10:00~19:00 (入館は18:30まで)

休  館  日:月曜日(ただし祝日の場合は開館、翌火曜日が休館)

〈インターネット入館割引券〉