2015年8月8日(土)
今日は、「ミッフィーのたのしいお花畑」展にちなんで、お花のポップアップカード作りを開催。
自分色の花を咲かせてもらおうというイベントです。
予約申込み開始日、朝から美術館の電話(それも1回線しかない!)が鳴りやまず、
あっという間に定員まで埋まってしまいました。
あまりの人気ぶりにスタッフも嬉しい悲鳴を上げました。
講師は平塚 啓さん ↑ しかけ絵本技師であり、一級建築士でもいらっしゃいます。
建物の設計の延長でしょうか、ご自分で飛び出す絵本も設計、制作され、
各地でワークショップを依頼されている方です。
参加者にはまず、6枚の花びらと、しべのパーツが描かれたポップアップカードの台紙が配られました。
右側が見本。花びらを切り取り線に沿って切り、
その真ん中にしべを立てて糊付けし、台紙に貼って閉じたり開いたりできるようにします。
今日の参加者の半分が小学校に上がる前の小さな子どもたち。
でも、平塚さんは保護者の方に呼びかけます。
多少ぎこちなくても、できるだけ子どもたち自身にやらせてあげてくださいと。
これ、とっても大事なことなんですよね。
横で見ているとつい大人はあれこれと手を貸してあげたくなるのですけれど、
失敗も含めて子どもたちにはとても貴重な経験になります。
時には忍耐強く待つというのが、育てることにつながるのですね。
はさみを使い慣れている子もいない子も、それぞれのペースで花を切り取ります。
しべを貼り付けるところはコツが必要。
小さいパーツですが、糊をつけたらギュッと押さえてしばらく待ちます。
組み立てたら、いよいよ色を塗ります。絵具とパレットが机に配られました。
花びらから塗り始める子もいれば、まず下の台紙に色をつける子も。
初めて絵具を使った子もたくさんいましたが、すぐに要領をつかんでしまいました。
花びらの裏側までちゃんと色をつけています。
背景をカラフルに塗り分けたり、
折り紙を貼り付けてアレンジ
いろいろな花が、文字通り花開きました。
ミッフィーのキャラクターたちに囲まれて、完成作品を手に記念写真を撮る姿も。
世界に二つとない、鮮やかな花がいくつも咲きましたね。
【開催中】
ミッフィーのたのしいお花畑 ディック・ブルーナが描くお花と絵本の世界展
会 期:2015年7月4日(土)~9月30日(水)
開館時間:10:00~19:00 (入館は18:30まで)
休 館 日:月曜日(ただし祝日の場合は開館、翌平日が休館)
観 覧 料:一般800円、高大生700円、中学生以下無料