2014年9月9日(火)
今日は、前回の続きで先週末に開催したあそびプログラム「ひかり・いろ・かたち」の紹介です
アートサポーターもだいぶワークショップに慣れてきた様子。
田嶋さんに積極的に質問をする場面もよく見られるようになりました
今回のプログラムは、大勢のお客様が入れ替わり参加するので、美術館スタッフだけでは人手が足りません。
アートサポーターの力無しではできなかったことを、プログラムが終了した今、改めて実感しています
さて、今回のプログラムの内容はというと・・・
まず、茶色のBOXの中から一枚カードを引きます。
BOXの中には「ぽたぽた」「ざーざー」「がちゃがちゃ」「ぱたぱた」等々。
さまざまな擬音語や擬態語が書かれたカードがたくさん入っています。
その引いたカードに書かれた擬音語や擬態語を、右の写真にある材料を使って表現します。
材料は、2枚の10cm四方程度のアクリル板に挟み込みます。
そして、材料を挟み込んだアクリル板を実物投影機に乗せ、プロジェクターとつないで大きく壁に映します
小さなサイズで作っていたものを、自分の身体よりも大きなサイズで見るときの驚きと発見を体感します。
また、音(擬音語・擬態語)を形に変える作業を通して、
目に見えない音と目に見える形との関係性を考える機会にもなります
この回も大勢の方が開始時刻前から集まってくださいました!
さあ、うまくできるかな??
小さなカードに書かれた音をセロファンや紐、紙切れ、布などの素材で表現するなんて、
これまでにやったことのない体験でも参加者のみなさんは、特に抵抗もなくサクサクと製作されていました。
これを大きな画面で見るとどんな風に見えるのでしょうか??
では、見てみましょうまずは実物投影機の上にアクリル板を置きます。
この段階でも本物よりはだいぶ大きいですが、画面に余白もずいぶんあります。
これを、どんどん、どんどん拡大していきます!
布の繊維の編まれ方までよくわかるほど大きくなりました。
これには参加者のみなさんも「おぉ!」とひときわ大きな喚声があがりました。
掌で作っていたときには想像もできなかったサイズです。綺麗ですね~
拡大して見たアクリル板は、準備しておいたライトテーブルに乗せてしばし鑑賞できるように展示しておきました。
透過性の高い素材を使っているため、光をあてるととても綺麗に見えます。
お父さん、お母さんも真剣です
「大人が真剣になれる遊びは、子どもも真剣になれる!」
「遊びは子どものためだけでなく、大人のためでもある!」
「まずは、大人が率先して遊びに参加しなければ、子どもは楽しくない!」
愛知県児童総合センターの考え方です。素晴らしいですね。
本当にそのとおりだと思います
おもしろい形ができましたね。これを拡大すると右の写真のようになりました。
こんな風に、「ひかり」を使って「いろ」や「かたち」で遊ぶこのプログラムは、
ムナーリが来日したときに実施した「ダイレクト・プロジェクション」というワークショップから
ヒントを得て考えだされたそうです。
参加者の残していってくださった作品たちは、それぞれとても個性的で綺麗でした
これで、あそびプログラムは全て終了しました。今回は5種類を実施しましたが、愛知県児童総合センターでは、
まだまだたくさんのプログラムを開発・実施しています。
是非、愛知県児童総合センターへもお出掛けいただき、真剣に遊びと向き合ってみてはいかがでしょうか。
田嶋さん、そして愛知県児童総合センターのみなさん、多くのサポートやご協力ありがとうございました
【開催中の展覧会】
会 期:2014年7月5日(土)~9月28日(日)
開館時間:10:00~19:00(最終日18:30まで)
休 館 日:月曜日(月曜日が休日の場合は次の平日が休館)