19. 5月 2014 · 休館日の美術館で はコメントを受け付けていません · Categories: その他

2014年5月19日(月)

 

今日は休館日です。

お客様のいないこの日を利用して、当館では額装作業を行いました。

 

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カンバスに描かれた西村有さんの油絵作品2点。《庭園》と《竹林を抜けていく風景》。

これらは、当館のコレクション展で眼にされた方もいることでしょう。

 

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過去には、↑ こんな風にカンバスのまま展示もしました。

額縁がない方が、お客様には作品に集中して鑑賞していただけるという利点があります。

ただ、生のままのキャンバスは、移動時の振動や衝撃に弱く、傷みやすいという難点も。

 

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作品を長期間にわたってより安全に維持するためには、額で保護するのが一番。

ということで、少しずつ収蔵作品の額装を進めているのです。

 

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額の裏側には、保存性が高く、作品により安全な中性のボードを取り付けます。

これにより、作品の裏側からの衝撃を軽減し、ほこりがたまってカビの元になるのを防ぎます。

急激な温湿度の変化もおさえることができ、保存性が向上するのです。

ただ、残念ながらこのボードは日本では生産されておらず、輸入に頼っているのが現状だそうです。

 

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額の取り付けが終わったら、保存用のダンボールとのすきまに、クッションとなる材質をあてがいます。

作品の四つ角と、荷重のかかる下辺に挿入して出来上がり。

 

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当館では、作品は1点1点、段ボール箱に入れて、収蔵庫に保管しています。

 

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作品の色味にあわせて、左側の作品には少し白みがかった乳白色の額を、

右側の作品には、木地のままの額を選びました。

 

(左)Exif_JPEG_PICTURE (右)Exif_JPEG_PICTURE

微妙な違いかもしれませんが、額の色味は作品の印象にかかわるのでとても大事なんですよ。

 

さて今回は、額の取り付け作業の合間に、じっくりと作品を観察する時間が持てました。

《庭園》にはとってもかわいらしい魚が泳いで(飛んで?)います。

展示室ではなく、自然光が降り注ぐ明るい作業場では、その魚たちを描いた筆のタッチまで克明に見る事ができました。

 

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これらの作品は、またコレクション展で展示する機会もあるかと思います。

その際は、ぜひ、こんな愛くるしい魚にも眼を向けてくださいね。

 

そして、展覧会に行った時には、時々額縁を観察してみるのもいいかもしれません。

 

 

 

【開催中の展覧会】

清須ゆかりの作家 鳥羽美花展 時空を超えて-辿りついた場所より

会   期:2014年4月12日(土)~6月8日(日)

開館時間:10:00~19:00(最終日18:30まで)

休  館  日:月曜日(月曜日が休日の場合は次の平日が休館)

〈インターネット入館割引券〉

 

 

 

 

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