14. 2月 2017 · アーティストシリーズVol.83 北籔和展 はコメントを受け付けていません。 · Categories: はるひ絵画トリエンナーレ, 展覧会

2017年2月11日(土)

アーティストシリーズVol.83北籔和展が先週から開催中です。

北籔さんは、2015年に開催された第8回はるひ絵画トリエンナーレで

優秀賞を受賞された方です。

あああああ    《のしてんてん 道》

本展のいちばんの見どころは、はるひ美術館オーダーメイドの作品といっても過言ではない

《ナウイズムの夢》。

この作品は、91cmの正方形のカンヴァスが44枚、194cm×97cmのカンヴァスが2枚の

計46枚の作品で構成されています。長さはなんと約22m

4枚1組で《現世》《浄土》《五次元》を描き続け、はるひ美術館に展示することが決まってからは、今回のような組作品になるように追加で制作されたようです。

あ     ああ// 長いっーーー!!! \\

当館特有の、ゆるやかに湾曲した細長い展示室。

今回は、このカーブが良い味を出してくれ、北籔さんの世界観をうまく

引き出しています。

 

ああ

そして本日は、アーティストトーク。

北籔さんを目当てに大阪、和歌山、東京とさまざまなところから足を運んでくださいました。

 

今回のアーティストトークのテーマは、北籔さんが提唱されている「ナウイズム」や「五次元」について。四次元(過去、現在、未来などの時間の流れ)までは、よく耳にするのではないでしょうか?

北籔さんの「五次元」は何を示しているのか…それは、「スケール」です。

人のからだはたくさんの素粒子(ちいさな物質)があつまってできています。

そして、どんなちいさな物質でもその物体と物体のあいだには空間が存在します。

その空間は、宇宙にある空間と同じもの。自分自身も空間そのものと言えるのでは?

というお話です。

宇宙を彷彿させる一方で、自分の体内をも思わせます。

これらの作品を北籔さんはシャープペンシルで描いています。

わたしたちの生活と身近な道具、シャープペンシルで描いたとは

思えないほどのリアリティ。

 

そして、モチーフのまわりにある暗闇。

その闇がどこまで続いているのかわかりません…

北籔さんの作品には、無限の空間が存在していると思わずにはいられません。

闇と光。そして、宇宙。

ぜひ、北籔ワールドを体験してみませんか?

北籔和展は来週末2月26日までです。お待ちしております。

◆◇◆学芸員雑談◆◇◆

紙面上で考えた展示プランで「うまくいきそう!」と思っても、

実際に作品を空間に置いていくと「あれ?違うな…」となることが多いです。

今回は思いのほか、湾曲した壁が作品にあう空間をうまく作ってくれました。

作品を配置することで、同じ空間なのに展覧会ごとに違った空気が流れ始める…

「面白いな」と毎回思ってしまいますし、くせになりますね。

 

開催中の展覧会】

「清須市はるひ絵画トリエンナーレ アーティストシリーズ Vol.83 北籔和展」

会期:2017年2月8日(水)~ 2017年2月26日(日)

開館時間:10:00~19:00(入館は18:30まで)

休館日:月曜日(ただし祝日の場合は開館、翌火曜日が休館)

観覧料:一般200円 中学生以下無料

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