16. 7月 2012 · July 16, 2012* 芝居見物の幕間には、緞帳名画を楽しもう。 はコメントを受け付けていません · Categories: 未分類

 先日、取り壊しが決定している御園座で、六月大歌舞伎「市川海老蔵 石川五右衛門」を観劇。さすがに気合いの入った海老蔵の演技、そして壮大なスペクタルの演出、満足度の高い歌舞伎であった。

 一幕と二幕の間に45分の幕間がある。お手洗い、お茶、お食事、おみやげを買いに売店に行ったりと、なかなか忙しい時間でもある。舞台は緞帳が降ろされ、二幕のために息をひそめている。

 緞帳の絵は、日本画家片岡球子の大富士である。ドーンと居座った富士に紅白梅、牡丹、紫陽花が咲き誇り、雲のように山帽子が咲いている。片岡球子の大スペクタルを客席に座って楽しむことができる。

 それぞれの劇場に緞帳名画がある、幕間にはゆったりと客席から楽しみたいものである。

12. 7月 2012 · July 12, 2012* ミュージアッムショップで、アートを共有する。 はコメントを受け付けていません · Categories: 未分類

 美術館を訪れたときの楽しみの一つにミュジアムショップがある。殆どの美術館に併設されているが、近年このショップが充実、人気である。

 置かれているものは、美術館の収蔵作家や現在展示中の作家に関わるグッズが主である。作品集、展覧会図録は当然であるが、ポストカードは高い人気を誇っている。気に入った作品のポストカードは、そのままピンナップや簡単な額装にして楽しむ。また旅の便りとして、友人へ送るのも嬉しい。

 美術館に置かれているグッズは、その美術館しか簡単に手に入らないものも多く、人気の秘密はそんなところにもあるようだ。

 現在、清須市はるひ美術館では「渡辺おさむ お菓子の美術館」が開催されているが、ショップコーナーでは、特設して「渡辺おさむグッズ」を販売している。展覧会に感動した余韻でグッズを購入することは、美術の感動を記憶に留める方法でもある。

 コンテンポラリーアーティストには、グッズによって自らの思想を展開して行くという手段を取っており、グッズもまたアート作品として位置づけている。渡辺おさむさんもまたその考えである。

02. 7月 2012 · July 2, 2012* 愛知県博物館協会総会が開催され出席する。 はコメントを受け付けていません · Categories: 未分類

 先週の火曜日、名古屋市科学館で平成24年度愛知県博物館協会総会が開催され、出席した。

 愛知県博物館協会とは、1964年愛知地区博物館連絡協議会として、加盟館11館で発足。以来、各種講演会・研修会の開催や協会報の発行などをおこなってきている。現在、加盟館は119館を数え、展覧会情報誌「おでかけガイド」の発行などを通じて、情報発信を行っている。また、加盟館員による各種研究会の発足など、より各個の問題意識を深める場としての役割も生まれ、愛知県内の博物館施設に所属する学芸員の研究・交流活動を支える場として活動を続けている。

http://www.aichi-museum.jp/history/index.html

 午後3時、総会(会長挨拶、協会表彰、議事として平成23年度事業報告及び決算、平成24年度事業計画及び予算案、規約改正、その他)規約改正は18項目に及ぶものであったが、事業においての「災害発生時等における相互協力の支援」が印象に残る。

 午後4時30分、各館発表で私は清須市はるひ美術館と渡辺おさむ展をアピールする。

 午後6時、同館の理工館イベントホールで情報交換会。各館の事情がフリーに行き来する。みんな予算削減、スタッフ削減などの問題点を抱えながら一生懸命やっている。その熱い気持ちが心地良かった。