19. 6月 2012 · June 19, 2012* 映画「ミッドナイト・イン・パリ」で画家と出会う。 はコメントを受け付けていません · Categories: 未分類

 話題の映画「ミッドナイト・イン・パリ」を観る。ウッディ・アレン監督・脚本によるラブコメディ。ハリウッドで売れっ子の脚本家ギルは、婚約者イネズと彼女の両親とともにパリに遊びに来ていた。パリの魔力に魅了され、小説を書くためにパリへの引越しを決意するギルだったが、イネズは無関心。2人の心は離ればなれになる。

 そんな夜、ギルは1920年代のエコール・ド・パリの夜にタイムスリップする。そこでジャン・コクトー、アーネスト・ヘミングウェイ、パブロ・ピカソ、サルバドール・ダリ、ルイス・ブニュエル、マン・レイ等に出会う。更に19世紀末のパリにタイムスリップしてロートレックとも。という奇想天外な楽しいストーリー。

 興味深いのは、その作り込みのマニュアックな点である。ピカソ、ダリ、ロートレックが私たちのイメージの世界そのままで登場する。またオランジュリー美術館のモネの「睡蓮」におけるシーンとか、ポスターにあるように、ゴッホの描いたパリをギルが歩くというように。

 美術好きには、たまらない映画だ。こういう映画が美術のファンを増やしていくのだと思う。

15. 6月 2012 · June 15, 2012* 大人のためのアートスクール”清須アートラボ”。 はコメントを受け付けていません · Categories: 未分類

 清須アートラボは、清須市生涯学習講座のひとつとして実施されている。「美術館巡りは好きなんだけど、実はよくわからない。」という方に美術の見方や楽しみ方を、学芸員と楽しみながら学ぶ講座である。主に清須市はるひ美術館で開催されるが、時々ミュージアム鑑賞ツアーとして愛知県美術館、一宮市三岸節子記念美術館、ヤマザキマザック美術館など他美術館に出かけることも人気で、毎回20名ほどの参加がある。

 先日、豊田市美術館で開催され喜田早菜江学芸員とともに参加。豊田市美術館学芸員の鈴木俊晴さんの解説を聴きながら「ジェームズ・アンソールー写実と幻想の系譜ー」を観る。ベルギーを代表する画家アンソールは、グロテスクな仮面や骸骨を鮮やかな色彩で描くことで知られている。その系譜をアンソールに影響を与えたブリューゲルやフランドルの画家、また同時代の作品とともに紹介している。異常なほど顔に執着するアンソールの視点が、ラボメンバーに絵のおもしろさを発見させていたようだ。

 11時30分、鈴木学芸員の話しを終えて、レストランでランチ。アートラボメンバーと楽しい会話で過ごす。

10. 6月 2012 · June 10, 2012* 美術館のそばのクローバーの花。 はコメントを受け付けていません · Categories: 未分類

 清須市はるひ美術館は、はるひ夢の森公園と隣接しており、建物の周辺は緑に囲まれている。今、クローバーの花が咲いていて美術館を訪れた人を楽しませている。

 クローバーは、和名を白詰草(しろつめくさ)という。語源は江戸時代、オランダから献上されたガラス工芸品の箱に緩衝材として詰められたことによる。家畜の飼料用として干し草にされていたので、今のような緩衝材の無い頃、最適のものであったに違いない。

 花の赤い赤詰草というものもあって、それに対して白詰草の名がある。

 江戸時代、クローバーは多くの美しいガラス工芸品を見つめてきたのだろう。美術館のそばに咲いているにふさわしい花である。

07. 6月 2012 · June 7, 2012* 渡辺おさむ、名古屋造形大学スーパーレクチャーに登場。 はコメントを受け付けていません · Categories: 未分類

 7月7日より企画展「清須市誕生7周年 渡辺おさむ お菓子の美術館」が予定されている。その渡辺おさむさんが7月11日に名古屋造形大学公開講座・スーパーレクチャーに登場する。講義テーマは「アートを生業にする方法」、時間は午後2時30分から、会場は名古屋造形大学。

 公開講座なので、どなたでも聴講が可能。以下にアクセスして申し込み。

http://www.nzu.ac.jp/info/info2012/1063/

05. 6月 2012 · JUNE 5, 2012*「清須市 第7回 はるひ絵画トリエンナーレ」図録。 はコメントを受け付けていません · Categories: 未分類

絵画トリエンナーレでは、毎回図録を発行している。

 殆どの展覧会では、図録が鑑賞用資料、または記録用として展覧会図録が発行される。同じような内容で作品を収録した画集とは異なるもので、これは書籍ではありません。正確には、出品作品カタログ(英語でcatalogですが、型録という見事な当て字を使うこともある)というものである。

 たとえば、「モネ作品集」と「モネ展図録」とは内容は似ていても書籍とカタログの違いがあって、価格はびっくりするほど違う。図録は安い、なぜかというと記録用なので基本著作権料を払っていない、払わなくても良い。それが販売価格に含まれないのが大きな理由。図録は極めてお得である。

 また図録なので、展覧会場のみの販売であり、書店では販売されない。発行部数も少ない。たまに古本屋に並ぶ程度です。したがって貴重本になることもあって、高額なものになる場合もある。

 美術館や大学等研究機関では、図録は極めて貴重な資料である。

 「清須市 第7回 はるひ絵画トリエンナーレ」第7回展図録は表紙が5色展開で、
これは大賞の源馬さんの作品から5色を抽出したものである。現在美術館で販売中、1000円(税込み)。第1回〜6回バックナンバーも1000円(税込み)も販売中、但し第1回は残部わずか。

01. 6月 2012 · JUNE 1, 2012*「清須市 第7回 はるひ絵画トリエンナーレ」開催中。 はコメントを受け付けていません · Categories: 未分類

 待ちかねていた美術館ホームページがリニューアル、館長ブログが始まった。今日は、たまたま私の62歳の誕生日であり、メモリアルな日となる。

 まず、現在開催中の「清須市 第7回 はるひ絵画トリエンナーレ」をアピールしておこう。絵画トリエンナーレは、本館のエンジンをなすものであり、清須市はもとより全国に存在を示すものである。主となっている収蔵品は、この公募展の受賞作品であり、受賞作家たちはここから世界へ、未来へ羽ばたきつつある。2012年のこの輝きを、本館で確認して欲しい。