清須市は、名古屋市の北西部に隣接し、清洲城などの数多くの歴史資源や、庄内川・五条川などの水辺環境を生かした魅力ある環境都市として、安心・快適・創造のまちづくりを展開しています。
当市では、市民の文化意識の向上と振興、そして次代を担う有為な人材の育成を図ることを目的とし、全国公募の「清須市はるひ絵画トリエンナーレ」を開催してきました。新進作家の登竜門の一つとして注目される本展をきっかけに、これまでの受賞者の多くが国内外で活躍しています。
第9回となる今回は、4名の審査員を新たに迎え、厳正な審査のもとすぐれた才能を見出します。多様な表現があふれる現代において、平面作品の可能性を模索する作家の創作意欲を喚起するとともに、美術に親しむ方々の豊かな心の醸成を願い、作品を募集します。
賞 |
大 賞 | 1点 | (副賞100万円) |
準大賞 | 2点 | (副賞 20万円) |
優秀賞 | 5点以内 | (副賞 10万円) |
入 選 | 20点以内 | (副賞 1万円) |
佳 作 | 30点以内 |
きよす賞 | 1点 |
美術館賞 | 1点 |
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- ※大賞の副賞には作品の買上げを含みます。
- ※入賞・入選は美術館に作品を展示します。
- ※佳作以上の受賞作品を図録に掲載します。
- ※きよす賞は実行委員が入選の中から1点を選出します。
- ※美術館賞は展示作品の中から会期中の入館者の投票によって決定します。
- ※大賞作品以外にも、特に優秀な作品は買上げをする場合があります。
- ※佳作以上の受賞者は、清須市はるひ美術館で個展を開催する可能性があります。
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審査員 |
- 岡﨑 乾二郎 (造形作家・批評家・武蔵野美術大学客員教授)
- 加須屋 明子 (キュレーター・批評家・京都市立芸術大学教授)
- 杉戸 洋 (画家・東京藝術大学准教授)
- 吉澤 美香 (画家・多摩美術大学教授)
- 高北 幸矢 (造形作家・清須市はるひ美術館館長・名古屋造形大学名誉教授)
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主 催 |
清須市、清須市教育委員会、清須絵画トリエンナーレ実行委員会、清須市はるひ美術館 |
後 援 |
愛知県、愛知県教育委員会、中日新聞社、東海テレビ放送 |
受付期間 |
2017年12月1日(金)~12月25日(月) |
審査会 |
日 程 2018年2月27日(火)・2月28日(水)
場 所 清須市春日B&G体育館 |
表彰式 |
日 程 2018年5月3日(木・祝)
場 所 清須市はるひ美術館 |
展覧会 |
会 期 2018年5月4日(金・祝)~7月1日(日)
会 場 清須市はるひ美術館 |
審査員経歴 |
岡﨑 乾二郎 (おかざき けんじろう)
(造形作家・批評家・武蔵野美術大学客員教授)
東京都生まれ。1982年のパリ・ビエンナーレ招聘以来、数多くの国際展に参加。2002年にはセゾン現代美術館にて個展。同年「ヴェネツィア・ビエンナーレ第8回建築展」(日本館ディレクター)、現代舞踊家トリシャ・ブラウンとのコラボレーションなど、つねに先鋭的な芸術活動を展開している。絵画、彫刻、建築、ランドスケープデザインなど造形作家として幅広く活動するほか、批評家として執筆活動や展覧会の企画も精力的におこなっている。主な著書に『ルネサンス 経験の条件』(文藝春秋、2014年)。
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加須屋 明子(かすや あきこ)
(キュレーター・批評家・京都市立芸術大学教授)
兵庫県生まれ。1991年、京都大学大学院哲学研究科博士後期課程美学美術史学専攻修了。同年より国立国際美術館学芸課研究員。2000年、同館主任研究官。「芸術と環境-エコロジーの視点から」(1998年)、「転換期の作法 ポーランド、チェコ、スロヴァキア、ハンガリーの現代美術」(2005年)、「塩田千春 精神の呼吸」(2008年)等の展覧会を担当。2008年より京都市立芸術大学に勤務し、専門領域であるポーランドを中心とした旧東欧地域の近現代美術を研究・調査するほか、アートプロジェクトのキュレーションなどにも携わる。
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杉戸 洋(すぎと ひろし)
(画家・東京藝術大学准教授)
愛知県生まれ。1992年、愛知県立芸術大学美術学部日本画科卒業。国内外多数のギャラリー、美術館で作品を展覧。近年では「frame and refrain」(ベルナール・ビュフェ美術館、2015年)、「天上の下地 prime and foundation」(宮城県美術館、2015年)、「こっぱとあまつぶ」(豊田市美術館、2016年)で個展を開催したほか、あいちトリエンナーレなどの国際展にも参加。また画家の奈良美智や建築家の青木淳とコラボレーションするなど活動の幅を広げている。
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吉澤 美香(よしざわ みか)
(画家・多摩美術大学教授)
東京都生まれ。1984年、多摩美術大学大学院美術研究科修了。1982年の駒井画廊(東京)での初個展以降、双ギャラリー(東京)、ギャラリー・アートアンリミテッド(東京)などで作品発表を重ねる。1997年、いわき市立美術館にて個展「吉澤美香の部屋 1989-1997」を開催。サンパウロ・ビエンナーレ(1985年)やドクメンタ8(カッセル、1987年)など大規模な国際展に参加するほか、近年では東日本大震災の被災地にアートを運ぶ「デイリリー・アートサーカス」にも携わっている。
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高北 幸矢(たかきた ゆきや)
(造形作家・清須市はるひ美術館館長・名古屋造形大学名誉教授)
三重県生まれ。1973年、三重大学教育学部美術科卒業。1977年、高北デザイン研究所設立。1989年、ギャラリー・スペースプリズム設立。名古屋造形大学教授を経て、2006~12年、名古屋造形大学学長。2012年から清須市はるひ美術館館長。版画、現代美術、デザインの創作活動、執筆、講演活動等、幅広いジャンルのフィールドを持つ。1972年から現在まで名古屋、東京、津、スペイン、台湾、アメリカ合衆国などで個展多数開催。直近では椿大神社(鈴鹿)にてインスタレーション作品を発表。愛知芸術文化協会理事長。
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問合せ |
- [問合せ・応募用紙送付先]
- 〒452-0961
- 愛知県清須市春日夢の森1番地
- 清須市はるひ美術館 清須絵画トリエンナーレ事務局
- TEL 052-401-3881
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