- |過去の受賞者に次の質問に答えていただきました。
- ①応募動機
- ②受賞後の変化
- ③これから応募する方へのメッセージ
- ①応募動機
- 審査員にペインティングに造詣の深い先生方や、油絵にこだわりをもって制作なさっている先生方がいらしたこと。
- ②受賞後の変化
- ちょうど、精神的にも、キャリア的にも最も落ち込んでいたときでしたので、拾っていただいた捨て犬のような心持ちでした。
- ③これから応募する方へのメッセージ
- 公募系の懸賞展は、審査員の方のお眼鏡ひとつですので、受かるも落ちるも八卦。落ちてへこまず、受かって驕らずが大切かな?
- 優秀賞
- 《春終日》
- |作家略歴
- 1959年 岐阜県生まれ
- 1984年 名古屋芸術大学美術学部絵画科洋画コース卒業
- 現在、名古屋芸術大学美術学部絵画科洋画コース教授
- |展覧会歴
- 1986年 アートインフロント86(スパイラルセンター/東京)
- 1989年 吉本作次展(ジャドソンウエアハウス/ニューヨーク)
- 2004年 吉本作次展(三重県美術館県民ギャラリー/三重)
- |パブリックコレクション
- 愛知県美術館 岐阜県立美術館 三重県美術館 清須市はるひ美術館
- ①応募動機
- この公募展の審査員の先生方に観てもらいたかった。
- ②受賞後の変化
- いくつかの迷いが無くなり、視野が広がりました。
- ③これから応募する方へのメッセージ
- 自分らしさを大切にして下さい。
- 大 賞
- 《afterimage》
- |作家略歴
- 1973年 岐阜県生まれ
- 2001年 愛知県立芸術大学大学院美術研究科油画専攻修了
- |展覧会歴
- 2001年 中島葉子展(清須市はるひ美術館/愛知)
- 2002年 VOCA展2002(上野の森美術館/東京)
- |パブリックコレクション
- 清須市はるひ美術館
- ①応募動機
- 東海地方での絵画の公募展がほとんどなかったことから、喜んで応募しました。
- ②受賞後の変化
- 基本的には変わることはありませんでしたが、一定の評価を頂き、自信になりました。
- ③これから応募する方へのメッセージ
- 自分の世界観をしっかり見つめて、納得できる作品を作っていただきたいと思います。
- 大 賞
- 《Jiufeng》
- |作家略歴
- 1963年 愛知県生まれ
- 1991年 愛知県立芸術大学大学院美術科研修生修了
- 現在、高校非常勤講師、専門学校講師
- |展覧会歴
- 2003年 VOCA展2003(上野の森美術館/東京)
- 2003年 森川美紀展(清須市はるひ美術館/愛知)
- 2014年 クインテット-五つ星の作家たち(損保ジャパン東郷青児美術館/東京)
- |パブリックコレクション
- 清須市はるひ美術館
- ①応募動機
- 僕が出品したのは2005年に開催された第4回展でした。
当時絵は描いていたけれど、誰に、どうやって自分の作品を見てもらったらよいかわかりませんでした。そんな時たまたま友人に「出そうよ」と誘われて、自分の作品がたくさんの人に見てもらえるかもしれないと思い、出品することを決めました。
- ②受賞後の変化
- 初めて会う人に「作品知ってるよ」と言われることが増えました。僕は大学でも特に目立つような存在ではなかったのでそういうことがとても嬉しかったです。当時は研究生として大学に在籍していましたが、大学を出てからも制作活動を続けていこうと思うようになりました。あれから9年近く経ちましたが、今も毎日作品のことばかり考えています。
- ③これから応募する方へのメッセージ
- 応募される皆さんがんばって下さい!清須市はるひ絵画トリエンナーレへの出品が新たな出会いや活動の良いきっかけとなることを願っています。
- 大 賞
- 《街灯》
- |作家略歴
- 1981年 愛知県生まれ
- 2008年 愛知県立芸術大学大学院美術研究科油画専攻修了
- 現在、非常勤講師
- |展覧会歴
- 2011年 AICHI GENE –some floating affairs-(豊田市美術館 展示室9 / 愛知)
- 2011年 個展(GALLERY GOHON / 愛知)
- 2013年 CLASH×BUILD(アートラボあいち / 愛知)
- |パブリックコレクション
- 清須市はるひ美術館
- ①応募動機
- 応募した時期は、大学を卒業し社会に出て2年目から3年目でした。作品は作っていましたが、発表する予定もなく、何かのきっかけになればと考え、いくつかの公募展に応募していた時期です。応募した1つの大きな理由は、5人の審査員の中に2人の画家の方がいらした事です。5人の審査員による入選傾向を信用していた事もありましたが、なにより、作り手の目線で審査していただけるという心強さがありました。
- ②受賞後の変化
- この公募展に入選した年は、他の公募展でも入選し、展示にも少しずつですが声をかけていただけるようになった年でした。今思い出すと、いろんなきっかけがこの年にあり、大学を出て作品を作り続けていたことが、ささやかながら実を結び始めた時期だったのだと思います。
- ③これから応募する方へのメッセージ
- 応募する事で何かが変わります。入選したとしても、落選したとしても、何か思う事は絶対にあり、考え方や作品制作にほんの少しでも変化があります。その嬉しさや悲しさや憤りなどは、些細な積み重ねとなり、その積み重ねは作品作りに案外大切な事だと思います。もし、出品に迷っているのであれば、出品するしかないです!
- 優秀賞
- 《「電車が通ります。」》
- |作家略歴
- 1975年 三重県生まれ
- 2004年 愛知県立芸術大学大学院美術研究科油画専攻修了
- 現在、愛知県立芸術大学美術学部油画専攻講師
- |展覧会歴
- 2010年 「良い風景」猪狩雅則展(seesaw gallery+café/愛知)
- 2012年 「ひとまわりくらい」猪狩雅則展(gallery GOHON/愛知)
- 2013年 「motif」ALA Project No.16 猪狩雅則(アートラボあいち/愛知)
- |パブリックコレクション
- 愛知県立芸術大学芸術資料館 清須市はるひ美術館
- ①応募動機
- 初めての応募は2005年で、情報を見つけた友人の誘いがきっかけでした。
- ②受賞後の変化
- 私は2005〜2009年の間に計3回応募しており、1回目の2005年の時には公募で入選した事自体が初めてだったので美術館に展示して頂けてとてもうれしかった事を覚えています。
その後の2回は卒業して働きながら絵を描く日々の中での応募で、時には制作活動を続ける事自体が大変な状況もありましたが、そんな中だからこそ“はるひ絵画トリエンナーレには何があっても出そう”と決めていた事が良い機会となりなんとかふんばることができていたと思います。
入選したら美術館に飾っていただけること、審査員の先生方や他の出品者の方と講評会でお会いできること、もしかしたら個展ができるかもしれないこと等、その後の展開やサポートの素晴らしさも夢が膨らむ魅力的なものでした。
また2009年には個展をさせて頂き、その際に美術館学芸員さんやスタッフの方々のこのトリエンナーレや絵画に対する情熱に触れたことが今でも制作の励みとなっています。
- ③これから応募する方へのメッセージ
- 仮額をつけるのを忘れないように!
(一度東京からの直接搬入で仮額を付け忘れて慌ててホームセンターに仮額用の木を買いに行きそこの駐車場で取り付けたという思い出があります。)
- 大 賞
- 《世界は大きな花束でもある》
- |作家略歴
- 1983年 京都府生まれ
- 2006年 武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業
- 2013年4月から2014年3月まで、武蔵野美術大学卒業生海外研修助成制度パリ賞を受けCité Internationale des Arts(Paris)にて滞在
- |展覧会歴
- 2009年 個展「世界は大きな花束でもある」(清須市はるひ美術館/愛知)
- 2011年 VOCA展2011(上野の森美術館/東京)
- 2012年 ARKO2012 上田暁子(大原美術館/岡山)
- |パブリックコレクション
- 大原美術館 清須市はるひ美術館
- ①応募動機
- それまでの入選入賞作品を冊子で見ていて、この公募展で審査員の方々に自分の作品を見てもらうというのは重要なことだという思いがあったので応募しました。
- ②受賞後の変化
- 私は愛知県に住んで10年程になりますが、自分の今いる場にあまり目を向けてこなかったように思います。清須市というのんびりとした静かな土地にある、はるひ美術館に何度も来るうちに、色んな土地に色んな人がいてその土地に合った生活をしているんだなと思い、絵を通してそこに暮らす方と繋がれるということはとても嬉しい経験だな思いました。
- ③これから応募する方へのメッセージ
- 全国でもとても稀有な特徴を持った公募展だと思うので、今後も楽しみです。
- 大 賞
- 《contact》
- |作家略歴
- 1985年 長野県生まれ
- 2010年 愛知県立芸術大学大学院美術研究科油画専攻修了
- 現在、愛知県立芸術大学油画専攻非常勤講師
- |展覧会歴
- 2011年 グループ展「paintings:02」(GALLERY CAPTION/岐阜)
- 2013年 源馬菜穂展(清須市はるひ美術館/愛知)
- 2014年 源馬菜穂展-CONTACT-(LIXIL Gallery/東京)
- |パブリックコレクション
- 清須市はるひ美術館