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清須市はるひ美術館 収蔵作品展 四季と日本画、ふたつの移ろい -星野逸朗コレクションを中心に-

 日差しがつよくなり、暑さを感じる時期。ゆっくりと移ろいゆく四季を感じることは、慌ただしい生活を送っている現代人には難しいかもしれません。たまにはちょっとした心の休息に、移ろう四季を作品から感じてもらえればと思い本展を企画しました。
 わたしたちの身近にある自然や変化していく四季、それらを鮮やかな色彩で画面にとどめる日本画。「日本画」ということばは、西洋から渡っていた絵画「西洋画」に対して日本の伝統を受け継ぐ絵画の総称を指すものとして明治に誕生しますが、戦後には「日本画滅亡論」が起き、批判の対象となります。そして現代では、テーマや技法、素材においてわたしたちの抱く日本画イメージを覆すほどの多様性を見せ続けています。
 今回は、戦後の激動する日本社会とともに歩んできた日本画家たち、そして現代の日本画家たちの作品を取り上げます。倉光博之(くらみつひろし)(1911-2007)や市野亨(いちのとおる)(1910-1966)などの作品を含む星野逸朗コレクションを中心に、それぞれの作品から漂う四季を感じつつ、時代とともに移ろいゆく日本画の面白さを感じ取っていただければ幸いです。

会 期 2017年6月21日(水)~ 7月8日(土)
開館時間 10:00~19:00 (入館は18:30まで)
休館日 月曜日
観覧料 一般:200円
中学生以下、各種障害者手帳提示者及び付添人1名は無料
倉光博之《花菖蒲》1960年頃

倉光博之《花菖蒲》1960年頃

矢島史織《Monster》2015年

矢島史織《Monster》2015年

[ 出展作品 ]

展示室2

No. 作家名 タイトル 制作年 技法・材質 サイズ(縦×横cm)
1 石井柏亭 渡頭早春 制作年不詳 油彩、キャンバス 38.0×45.5
2 川口四郎 醒メ井風景 制作年不詳 油彩、キャンバス 27.3×41.0
3 森 新市 ぶどう 制作年不詳 油彩、キャンバス 31.8×41.0
4 杉浦盈二 椿 1955年頃 顔料、絹 50.6×43.6
5 杉浦盈二 静物 1955年頃 顔料、絹 51.2×45.2
6 倉光博之 茄子 1950年頃 顔料、楮紙 45.0×51.0
7 倉光博之 驟雨 1966年頃 顔料、雲肌麻紙 34.9×53.0
8 倉光博之 鶴の巣篭り 1960年頃 顔料、鳥子紙(襖二枚引き) 60.4×81.3
9 倉光博之 白梅 1960年頃 顔料、鳥子紙(襖二枚引き) 60.2×81.5
10 倉光博之 花菖蒲 1960年頃 顔料、鳥子紙(襖二枚引き) 60.4×81.8
11 倉光博之 1960年頃 顔料、鳥子紙(襖二枚引き) 60.2×81.4
12 倉光博之 1960年頃 顔料、鳥子紙(襖二枚引き) 60.4×82.0
13 市野 亨 花鳥図 制作年不詳 顔料、鳥子紙(二曲一双) 各174.0×180.0
14 倉光博之 柿若葉と菖蒲 1960年頃 顔料、雲肌麻紙 45.0×57.0
15 倉光博之 花菖蒲 1960年頃 顔料、雲肌麻紙 44.8×51.0
16 倉光博之 紅蜀葵 1960年 顔料、雲肌麻紙 56.7×45.2
17 倉光博之 森の造型 1959年 顔料、雲肌麻紙 51.2×44.5
18 倉光博之 ダリア 1960年頃 顔料、楮紙 55.0×45.7
19 嶋谷自然 制作年不詳 顔料、紙 126.0×210.0
20 嶋谷自然 雪山 制作年不詳 顔料、紙 112.0×155.0
21 野村清六 南瓜と茄子 制作年不詳 顔料、楮紙 44.5×60.5
22 森 緑翠 泪の女 制作年不詳 顔料、色紙 45.5×33.5

展示室1

No. 作家名 タイトル 制作年 技法・材質 サイズ(縦×横cm)
23 室木絵里子 紙の風景2011 2011年 岩絵具、麻紙 97.0×145.5
24 春日井正義 タイトル不詳 1960年頃 銀箔、柿渋、小原和紙(襖四枚) 177.1×366.4
25 矢島史織 2012年 墨、岩絵具、膠、雲肌麻紙 130.0×162.0
26 矢島史織 Monster #1 2015年 墨、岩絵具、膠、雲肌麻紙 162.0×130.3
27 カミムラケイサク 羽化406 2006年 墨、綿布 162.0×162.0
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