人間は歳をとると自分の好みでモノを見てしまう傾向がある。本当はあるのに見なかったり、自分が理解できるものに置き換えてしまったり。それは、歳をとると子供の頃や若い頃のように見たものすべてをありのままに記憶するのではなく、すでにある記憶と比較するようになるからである。
しかし、いくら歳をとっても、子供の頃や若い頃のように見たものすべてをありのままに記憶するようにしていかなければ、栄養のバランスと同じように、記憶のバランスが崩れてしまう。また、簡単には理解できないことについても、理解しようと努力をしなければ、これからの時代を今までと同じように生きていくことはできない。
過去を離れ、未来へ目を向けることこそ、本当に今を生きているということなのである。
和田典之
会 期 | 2016年4月12日(火) ~ 4月17日(日) |
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開館時間 | 10:00 ~ 18:00 ※初日は午後1時より、最終日は午後4時まで |
観覧料 | 無料 |
会 場 | 清須市はるひ美術館 展示室2、オープン展示スペース |
主 催 | 和田 典之 |