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2016創立50周年名古屋フィルハーモニー交響楽団音楽監督・小泉和裕 2015年撮影

清須ゆかりの作家 中川幸作 写真展 命が煌めく瞬間

2016年4月23日(土)~6月14日(火)

 清須市にゆかりのある作家を紹介するシリーズの第3弾。
 本展では、清須市在住の写真家・中川幸作(1946-)を取り上げます。人物を得意とする彼のキャリアは、写真家として独立した1975年、節談説教師・祖父江省念(1905-1996)を撮ったことで本格的に始動します。派手な身振りも演出もなく楽器ももたない話し手の魅力を、音のない写真でどのように表現するか。それは難しい挑戦でしたが、顔の表情という最小限の要素に全神経を集中させ、説教師の息づかいに迫る経験が、後の大きな糧となったと中川は語ります。
 人物を撮る際中川が大事にしているのは、眼の奥に現れる心の動きを逃さないこと。その信念は、これまでカメラを向けてきた数々の職人、画家、陶芸家などの肖像や、愛嬌たっぷりのきんさんぎんさんの姿にも貫かれています。また、ここ30年、農村歌舞伎、オーケストラ、オペラ、バレエ、演劇といった舞台写真も精力的に手がけてきました。これらは、一瞬の動きの中に生の煌きを捉える仕事と言えるでしょう。
 作品を発表し始めてから半世紀を迎える今年、代表作を通してその業績をご紹介します。

会 期 2016年4月23日(土)~6月14日(火)
会 場 清須市はるひ美術館
開館時間 10:00~19:00 (入館は18:30まで)
休館日 月曜日
観覧料 一般 300円 中学生以下無料
団体(20名以上)・清須市立図書館貸出利用カード提示者250円
中学生以下無料 各種障害者手帳提示者及び付添人1名無料
【開催期間中限定】インターネット入館割引券
主 催 清須市はるひ美術館
共 催 清須市教育委員会
関連イベント

アーティストトーク

中川幸作氏が作品解説をします。

  • 日時:
    ① 4月30日(土)
    ② 5月22日(日)
    ③ 6月5日(日)
    各回14:00~(40分程度)
  • 予約:不要
  • 場所:清須市はるひ美術館
中川 幸作

中川 幸作 | なかがわ こうさく

1946年新潟県佐渡島生まれ
写真家 臼井薫、高間新治各氏に師事
1975年個展「節談説教師〈祖父江省念の世界〉写真展」(現名古屋三越/名古屋)
1978年『文芸春秋』広告「パロマ・職人シリーズ」No.1~31 写真を担当(1983年まで)
個展「職人〈伝承に生きる〉写真展」(セントラルパークイベントギャラリー/名古屋)
1990年個展「〈面展〉写真展」(セントラルギャラリー/名古屋)
1992年写真集『いまがしあわせ きんさんぎんさん100年の旅』(風媒社刊)写真を担当
1993年個展「〈田峯子供歌舞伎・田楽・地狂言〉写真展」(シカゴ、愛知芸術文化センター アートスペース)
2013年個展「〈私が出会った芸術家100人〉写真展」(ノリタケの森ギャラリー/名古屋)
2015年第56回CBCクラブ文化賞(くちなし章)受賞
2016年個展「中川幸作写真展〈私が出会った芸術家〉」(ノリタケの森ギャラリー/名古屋)

JPS日本写真家協会会員、CBCクラブ名誉会員、ANET愛知芸術文化協会会員

  • 《節談説教師・祖父江省念》 1975年
  • 《田峯子供歌舞伎inシカゴ》 1993年
  • 《五月幟・染物師》 1985年
  • 《いまがしあわせ きんさんぎんさん100年の旅》 1992年
  • 《洋画家・長谷川 仂》 2010年
  • 1.《節談説教師・祖父江省念》 1975年
  • 2.《田峯子供歌舞伎inシカゴ》 1993年
  • 3.《五月幟・染物師》 1985年
  • 4.《いまがしあわせ きんさんぎんさん100年の旅》 1992年
  • 5.《洋画家・長谷川 仂》 2010年
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