2013年8月22日(木)
今日は、清須市立西枇杷島中学校から、
生徒たちが「リサとガスパール&ペネロペ展」を見に来てくれました。
美術部の部員約10名です。
展示している100点の原画の中からいくつか選んで、展覧会のポイントを解説。
みんな美術部員なので、リサとガスパールと、美術史上重要な作品との関連についても
ちょっとお話しさせてもらいました。
『リサとガスパールのピクニック』の表紙は、19世紀後半のフランスで、
マネによって描かれた《草上の昼食》という名画を下敷きにしています。
《草上の昼食》は発表された当時、その先進性ゆえに物議をかもした作品です。
「リサとガスパールのピクニック」は、この《草上の昼食》の登場人物とその配置をまねたもの。
ちょっとしたパロディーですが、マネへのオマージュでもあるのでしょう。
リサとガスパール、ペネロペの物語では、ところどころに、
パリを代表する建築や絵画に対する深い愛が感じられるんですよ。
解説のあと、生徒さんたちは個人個人で作品と向き合いました。
どの作品が気になるか、それはどうしてか、
美術部顧問の先生が作ったワークシートに書き込みながら考えます。
こうしていろんな国の、いろんな作品を見ておくことは、
美術部の活動で作品をつくる際にも、きっと糧になるはず。
見ることを楽しんで、自分の好きな作品をどんどん見つけてくださいね!
【開催中の展覧会】
会 期:2013年7月6日(土)~9月29日(日)
開館時間:10:00~19:00 (入館は18:30まで)
休 館 日:月曜日(ただし祝日の場合は開館、翌火曜日が休館)