太田三郎(1884~1969)は愛知県清須市西枇杷島出身の画家です。10代で上京し、まず日本画を学んだのち、洋画に軸足を移し官展などに出品。洋画家としてキャリアを重ねるかたわら、雑誌や小説の挿画、絵はがきなどの大衆媒体において印刷物・版画の表現にも取り組みました。文筆活動にも積極的で、初学者やアマチュア画家に向けた創作の指南書のほか、民俗学と美術史に関する研究をもとにした著作を数多く残しています。
戦後、愛知に帰郷。中部日本美術協会の委員長として東海地域の美術家たちのまとめ役を務めたほか、1955年に開館した愛知県文化会館の美術科長に就任し、地域文化の発展に尽力しました。
画家、文筆家、研究者、組織の長など、「オールラウンダー」として足跡を残した太田三郎。本展ではこれまであまり顧みられてこなかったこの作家について、没後初めて概観します。
2024年11月1日(金)-12月25日(水)
10:00-19:00(入館は18:30まで)
月曜日(祝日の場合は開館、翌平日が休館)
一般 500円
中学生以下 無料
・各種障がい者手帳等提示者および付添人1名は無料
・20名以上の団体および清須市立図書館貸出利用カード提示者は1人400円
清須市はるひ美術館
●学芸員によるギャラリートーク
日 時:11月16日(土)、12月15日(日) 各日午後2時-(40分程度)
申込不要(要観覧料)
《三嬌図》1929年
油彩、キャンバス 愛知県美術館蔵
《カフェーの女》1914年
木版、紙 愛知県美術館蔵
《窓辺》1930年代
油彩、キャンバス 名古屋市美術館蔵
《少婦凭榻[沈丁花]》1914-16年
絹本着彩
鱓庵コレクション
『俗謡画集 朝霧』上巻 精美堂 1912年
個人蔵
『小品画集 蛇の殻』より 精美堂 1911年
個人蔵
『ハガキ文學』11月号 日本葉書会(博文館)
1906年 個人蔵
『武蔵野の草と人』金星堂 1920年
名古屋市鶴舞中央図書館蔵
《三嬌図》1929年
油彩、キャンバス
愛知県美術館蔵
《カフェーの女》1914年
木版、紙
愛知県美術館蔵
《窓辺》1930年代
油彩、キャンバス
名古屋市美術館蔵
《少婦凭榻[沈丁花]》1914-16年 絹本着彩
鱓庵コレクション
『俗謡画集 朝霧』上巻
精美堂 1912年
個人蔵
『小品画集 蛇の殻』より
精美堂 1911年
個人蔵
『ハガキ文學』11月号
日本葉書会(博文館)
1906年 個人蔵
『武蔵野の草と人』金星堂 1920年
名古屋市鶴舞中央図書館蔵