展覧会情報
清須市はるひ絵画トリエンナーレ アーティストシリーズ Vol.96 藤森 哲 展

清須市はるひ美術館では1999年の開館以来、新たな才能の発掘・育成を目指し、絵画(平面作品)の公募展を継続して開催してきました。「アーティストシリーズ」は、この公募展で高く評価された作家から厳選し、1名ずつ個展形式で取り上げる展覧会です。

今回は、2021年4月~6月(審査は2021年2月)におこなわれた公募展「清須市第10回はるひ絵画トリエンナーレ」の受賞者のなかから、藤森哲、MITOS、福嶋さくらをご紹介します。シリーズを通して作家それぞれの個性を改めてお楽しみいただければと思います。

▶ 展覧会チラシ

▶ 作品リスト

Vol.96 藤森 哲 展 2021年12月14日(火)~2022年1月10日(月・祝)

●プロフィール
清須市第10回はるひ絵画トリエンナーレ準大賞。
1986年、神奈川県生まれ。2011年、筑波大学人間総合科学研究科博士前期課程芸術専攻洋画領域修了。2020年、シェル美術賞展2020入選。2020年、グループ展「おやま豊門芸術祭 うつろいの住処」豊門会館和館、旧和田豊治家住宅(静岡)、2021年、個展「絶対景感」コバヤシ画廊(東京)など個展・グループ展多数開催。

●作家の言葉
1992年、毛利衛が宇宙へ行った。
当時描かれた来るべき21世紀の未来予想図は、月面基地や宇宙旅行の夢に溢れていた。その様は「国家」や「戦争」という人類に不可欠な要素が描かれなかった故に、現実と大きく乖離した。そこにあったのはユートピアであり、別世界のおはなしである。
1世紀から3世紀にかけて栄えたクシャナ朝の仏像を観る機会があった。それは近未来的な現実味を孕んでいた。既に滅びた歴史は、いつか私たちにも起こるディストピアとしての未来と重なり、文明がループする。
仏像やロケットのイメージを画面上に再構築することで、過去=未来を織り交ぜた新たな絵画空間をつくろうと試みている。

作品画像
《tableau2021-02(Kushan)》※準大賞作品

《tableau2021-02(Kushan)》
※清須市第10回はるひ絵画トリエンナーレ 準大賞作品

《tableau2020-09(Kushan)》

《tableau2020-09(Kushan)》

《tableau2021-03(Kushan)》

《tableau2021-03(Kushan)》

《tableau2021-04(Kushan)》

《tableau2021-04(Kushan)》

《tableau2021-05(FLORENCE)》

《tableau2021-05(FLORENCE)》

《tableau2021-02(Kushan)》※準大賞作品

《tableau2021-02(Kushan)》
※清須市第9回はるひ絵画トリエンナーレ 準大賞作品

《tableau2020-09(Kushan)》

《tableau2020-09(Kushan)》

《tableau2021-03(Kushan)》

《tableau2021-03(Kushan)》

《tableau2021-04(Kushan)》

《tableau2021-04(Kushan)》

《tableau2021-05(FLORENCE)》

《tableau2021-05(FLORENCE)》

会期

Vol.96 藤森 哲 展 2021年12月14日(火)~2022年1月10日(月・祝)

Vol.97 MITOS 展 2022年1月15日(土)~2月6日(日)

Vol.98 福嶋 さくら 展 2022年2月11日(金・祝)~3月6日(日)

開館時間

10:00〜19:00(入館は18:30まで)

休館日

月曜日(祝日の場合は開館、翌平日が休館)
12月29日(水)~1月3日(月)

観覧料

一般 200円 中学生以下無料
※20名以上の団体は1人160円
※各種障がい者手帳等提示者は無料(付添者は1人100円)

主催

清須市はるひ美術館

関連イベント

● 藤森哲 アーティストトーク

日時:

2022年1月10日(月・祝) 14:00~

場所:

清須市はるひ美術館

申込:

不要