11. 8月 2013 · リサとガスパール撮影会 はコメントを受け付けていません · Categories: リサとガスパール&ペネロペ展, 展覧会

2013年8月11日(日)

 

昨日からお盆休みという方も多いのではないでしょうか。

美術館も大勢の家族連れでにぎわっています。

 

今日はなんといっても、リサとガスパールの着ぐるみが、

みんなを楽しませてくれたのです。

11:00~ / 13:30~ / 15:00~ の3回、一緒に撮影ができるイベントを開催。

 

30分前から整理券を配布し始めると、あっという間に行列ができました。

 

時間までは、ぬり絵をしたり、折り紙をしたりして待つ方も多いんですよ。

大人も子どもも熱中して、あっという間に時間がくるようです。

 

そしていよいよリサとガスパールが登場すると、

会場から「かわいい~」と歓声が上がります。

子どもたちも大喜び。

 

リサとガスパールも短い手を振って、懸命に声援にこたえます。

 

撮影後は軽く握手したり、バイバイって手を振ったりしてお別れ。

 

各回20組様限定で、楽しんでいただいています。

次回は8月25日(日)11:00~ / 13:30~ / 15:00~

ふわふわのリサとガスパールにぜひ会いに来てね

 

 

 

【開催中の展覧会】

「リサとガスパール&ペネロペ展」

会   期:2013年7月6日(土)~9月29日(日)

開館時間:10:00~19:00 (入館は18:30まで)

休  館  日:月曜日(ただし祝日の場合は開館、翌火曜日が休館)

〈インターネット入館割引券〉

 

 

 

 

 

10. 8月 2013 · ワークショップ「3コマ絵本をつくろう」2 はコメントを受け付けていません · Categories: リサとガスパール&ペネロペ展, 展覧会

2013年8月10日(土)

 

今日は、ワークショップ「3コマ絵本を作ろう」を行いました。

8月4日に行ったワークショップの2回目です

今回は親子で参加された方もいらっしゃいました

作り方は前回と同じように、

まず、たくさんある言葉カードの中から自分の気に入った1枚を選びます。

この言葉カード選びに迷ってしまいがちですが、

何も考えず、直感で選ぶ方が、意外と面白いストーリーが浮かんだりします。

選んだ言葉カードをヒントに、自分だけの3コマのストーリーを考えて、

いざ、制作開始

 

三つ折の長方形の台紙に、

色鉛筆やクレヨンを使って着色するだけでなく、

色とりどりの折り紙や色画用紙を切って貼ったり、

工夫を凝らして、英字新聞やカラフルな布も使うとなかなかおしゃれな絵本に仕上がります。

 

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なんと3コマ絵本が、娘さんのストーリーがお母さんのストーリーへと続く合作絵本もうまれました

1時間半という短い時間でしたが、みなさん最後まで夢中になって、3コマ絵本作りを楽しんでいただけました。

 

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【開催中の展覧会】

「リサとガスパール&ペネロペ展」

会   期:2013年7月6日(土)~9月29日(日)

開館時間:10:00~19:00 (入館は18:30まで)

休  館  日:月曜日(ただし祝日の場合は開館、翌火曜日が休館)

〈インターネット入館割引券〉

 

 

 

 

 

08. 8月 2013 · 第4回清須アートラボ はコメントを受け付けていません · Categories: 教育普及

2013年8月8日(木)

 

今日の清須アートラボは、日本美術の講座を行いました。

「日本絵画史上最大の画派、狩野派徹底解剖!」という、恐るべき気合の入ったテーマ。

 

とはいえ、狩野派(かのうは)という画家集団についてのイロハを

分かりやすくお伝えする内容です。

 

狩野派は室町時代から江戸時代まで、連綿と続く画家たちの一大グループです。

よって、狩野派の絵師は、かなりたくさんいますが、

今回は中でも重要な次の4人にしぼってお話しました。

 

・狩野正信(かのう・まさのぶ)

・狩野元信(かのう・もとのぶ)

・狩野永徳(かのう・えいとく)

・狩野探幽(かのう・たんゆう)

 

元信以下は、おじいちゃんと孫の関係です。一族で次々と俊才を輩出したんですね。

それが長く続いた秘訣でしょうか。

 

ただ、どんな俊才でも、まったくゼロから作品を作り上げることはできません。

かならず、当時の基本的な画題や筆づかいをを習得して、その上で独自性を発揮しているのです。

だから、その画家が目にしたであろう当時の作例と比較することが大事。

アートラボのメンバーに、印象の違いなどを話してもらいました。

 

さて、狩野派はよく、大寺院の襖絵を描きました。

お寺のどういう役目を持った部屋に描くかによって、描くモチーフが変わります。

また、 描き方、筆の使い方も、部屋によってふさわしいものに変えているんです。

だから、その襖絵の位置を、建築とあわせて見ていきます。

 

時には、違う画家が同じようなモチーフを描いていることも。上の写真はツルです。

樹木や花鳥、そして岩や山などには、描き方に「型」があって、

それを応用しながらバリエーションをつけているのが分かります。

 

それに、狩野派、と一口に言っても、時代状況によって画風は変わります。

こちらは戦国武将が、覇を争っていた頃に描かれた有名な《唐獅子図屏風》。

猛々しさが伝わってきますね。

 

皆さん、お配りしたプリントに、たくさんメモを書き込みながら、熱心にきいてくれました。

 

知っているようで実はあまり知らない、日本最大の画派「狩野派」。

狩野派は400年もの間君臨し続けたので、あちこちのお寺やお城に作品を残しています。

近い所では、最近公開された「名古屋城本丸御殿」で、再現された狩野派の仕事ぶりが見られますよ。 

 

 

次回は来月。

大好評の「ミュージアム鑑賞ツアー」で、メナード美術館にお邪魔する予定です。

お楽しみに!

 

 

 【開催中の展覧会】

「リサとガスパール&ペネロペ展」

会   期:2013年7月6日(土)~9月29日(日)

開館時間:10:00~19:00 (入館は18:30まで)

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07. 8月 2013 · 作品の管理と観察 はコメントを受け付けていません · Categories: 教育普及

2013年8月7日(水)

 

今年、博物館実習生を計7日間にわたって受け入れています。

ちょうど折り返し地点ににあたる先日は、実習生を収蔵庫へ案内しました。

 

収蔵庫はまさに美術館の心臓部。

スタッフ以外は立ち入ることができません。

 

なんといっても、収蔵庫は大切な作品を保管する場所です。

温度と湿度の管理をし、毎日記録をつけて、作品を守っています。

 

 

それから、作品の状態を把握する「調書」をつける体験をしました。

作品をじ~っくり観察して、どこかに傷はないか、絵の具のはがれはないか、

破れやシミはないかなど、細かくチェックしていくのです。

 

 

実習生たちは作品にへばりつくようにして目を凝らし、記録していきます。

集中力のいる作業です。

 

時にはこうしてLEDライトを当てると、表面の状態がよくわかるんですよ。

 

 

根気のいる作業ですが、作品をよく観察することはとっても大事なこと。

作品は生き物なので、安定した環境の収蔵庫に保管してあっても、少しずつ変化していきます。

できるだけ最新の状態を知っておいて、

作品になるべくダメージを与えないよう気を使わなければなりません。

 

私たちも、あらためて作品をつぶさに見るということの大事さを感じました。

美術館の仕事をお伝えしながら、同時に原点に立ち返らせてもらえる博物館実習となりました。

 

 

 

【開催中の展覧会】

「リサとガスパール&ペネロペ展」

会   期:2013年7月6日(土)~9月29日(日)

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04. 8月 2013 · ワークショップ「3コマ絵本を作ろう」 はコメントを受け付けていません · Categories: リサとガスパール&ペネロペ展, 展覧会

2013年8月4日(日)

 

絵本の展覧会にちなみ、美術館では絵本作りのワークショップを企画しました。

といっても、ただの絵本ではありません。

美術館スタッフオリジナルの「3コマ絵本」です。

 

まずは作り方を説明。

 

用意した「言葉カード」を机に並べます。

みんなに、気に入ったものを1つ選んでもらうのです。

そこにはいろんな言葉が書いてあります。

「わぁー どうしよう!」

「あっ いいことおもいついた」 などなど。

 

言葉を選んだら、そこから想像をふくらませて、自分だけの物語を作ります。

それも、3コマで展開する物語を。

3つ折にした画用紙を台紙にして、絵を描いていくんですよ。

 

う~ん、どんな物語にしようか。

すぐ思いつく子もいれば、じっくり腰をすえて構想を練る子もいます。

 

 

 

でも、いったん取りかかったらすごい集中力。

好きな材料をどんどん選んで、絵本を作っていきます。

 

使うのは、クレヨン、色鉛筆、色画用紙、布、リボン、新聞紙など。

どんな組み合わせでもOKです。

 

熱中するあまり、椅子からおしりを浮かせて制作する姿も。

 

こちらは、2コマ目までできたところ。力強く簡潔な表現がいいね!

木陰で休んでいたら、雨が降ってきて…。さぁ大変。

 

こちらもステキな色使い。黄色いインコはおりがみで折って作っています。

小鳥が無事おうちに帰るまでの物語だね。

 

こちらはリボンを蝶々むすびにして貼り付け、プレゼントのラッピングを豪華に演出。

立体的な絵本になりましたよ。

 

最後にパタンとページを閉じて、扉にタイトルをつけます。

これもみんな思い思いに仕上げてくれました。

 

 

最後は、一つひとつ出来上がった作品をみんなで見ていきます。

お化け屋敷に入るお話、学校で居眠りしちゃった話、洋服を買いに行ったお話、

色んなお話が生まれました。

そして、物語の流れを、言葉ではなく、絵のチカラで表現できていましたね。

 

実はみんなに選んでもらった「言葉カード」は、

リサとガスパールの絵本の中から引っ張ってきたものなんです。

 

リサとガスパールでは、同じ言葉がどんな風に使われているかな

そんなことを考えながら原画や絵本を楽しむのもいいですね。

 

次回ワークショップ「3コマ絵本を作ろう」は8月10日(土)です。

お楽しみに!

 

 

 

 

「リサとガスパール&ペネロペ展」

会   期:2013年7月6日(土)~9月29日(日)

開館時間:10:00~19:00 (入館は18:30まで)

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03. 8月 2013 · 大忙しの一日 はコメントを受け付けていません · Categories: リサとガスパール&ペネロペ展, 展覧会

2013年8月3日(土)

 

今日はイベント目白押しでした

午前中は「みんなあつまれ!!リサとガスパールが美術館にやってくる」を開催。

このイベントは今回で2回目。

 

 

今日も集ったみんなが、動くリサとガスパールの姿に大興奮

 

 

じゃんけん大会も大盛り上がりです

お姉さんに勝った人は、リサとガスパールの記念グッズをプレゼント

ここは、お父さんお母さんも必死です

見事、最後まで勝ち残った7名のみんさんに、お姉さんからプレゼントが手渡されました。

 

 

あっという間の30分間

リサとガスパールとお別れの時間がきてしまいました。

みんな名残惜しそうに手を振ったり、写真やビデオを撮ったり・・・

大人気のリサとガスパールでした。

イベント終了後は、会場を通常のおたのしみコーナーに復旧。

博物館実習生、今日も大活躍です

学芸員はこんな仕事もするんです

 

そして、午後のイベントは、「リサとガスパール撮影会」

再び登場のリサとガスパール。

たちまちみんなの人気者

リサとガスパール人気は子どもだけではありません。

大人にも大人気なんです

撮影会では、たくさんのお客様が夏の思い出の一枚を撮影され、大満足

 

ちょっと空いた時間には・・・

 密談

 

 仲良し

 

 決めポーズ

 

茶目っ気たっぷりの二人。

何をやってもかわいらしいのです

 

そして、そして。

今日のリサとガスパールはとっても忙しかったんです

美術館だけではなく、お隣の清須市立図書館にもお邪魔しました

 

 

図書館の職員に手を引かれ、「おはなしのへや」へ!

ここでもやっぱり大人気!

みんな、今日はリサとガスパールの絵本の読み聞かせに参加していたから、

まるで絵本の中から出てきたみたい

びっくりしたけど、大喜びでした

 

リサ、ガスパール、今日は一日ありがとう

 

次回の「みんなあつまれ!!リサとガスパールが美術館にやってくる」は9月8日(日)です。

この日が最終回になりますので、まだご参加されていない方、もう一度二人に会いたい!という方、

奮ってご参加ください。

 

そして、「リサとガスパール撮影会」は8月11日(日)、25日(日)、9月8日(日)、9月21日(土)の計4日間あります。

時間等の詳細は展覧会ホームページをご覧ください。

 

 

 

「リサとガスパール&ペネロペ展」

会   期:2013年7月6日(土)~9月29日(日)

開館時間:10:00~19:00 (入館は18:30まで)

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02. 8月 2013 · 公園の芝刈り はコメントを受け付けていません · Categories: その他

2013年8月2日(金)

 

夏真っ盛り

青々とした芝生がきれいな時期でもあります。

美術館前の「はるひ夢の森公園」では芝刈りをしました。

 

舞台を円形に囲む客席に生えた草も、きれいに取り除いています。

 

地元に伝わる「宮重だいこん」をモチーフにした大根のオブジェも

緑に映えますね。

 

明日・明後日の週末は「リサとガスパールがやってくる」などイベント目白押し。

 

 

さっぱりした広場で、皆様をお迎えしています。

明日、土曜日は移動販売車もぜひご利用ください。

 

 

 

 

【開催中の展覧会】

「リサとガスパール&ペネロペ展」

会   期:2013年7月6日(土)~ 9月29日(日)

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01. 8月 2013 · 子どもの観察力 はコメントを受け付けていません · Categories: リサとガスパール&ペネロペ展, 展覧会

2013年8月1日(木)

 

今日も稲沢市の栴檀(センダン)保育園から、年長さんが美術館にやってきました。

おとといとは違うクラスの子どもたち約30人です。

 

 

美術館では「走らない」「さわがない」「さわらない」を守ってくださいね。

と言うと、「はーい」とお返事して、お行儀よく友達と手をつないで鑑賞です。

 

 

「この絵は何をしているところかな?」と問いかけると、

あちこちからすぐに言葉が返ってきます。

本当に絵をよく見てるんですね。

 

 

こちら「ペネロペ」のコーナーでは、しかけ絵本にくぎづけです。

 

ペネロペが2色の絵具をまぜて、新たな色を作る場面はとりわけ大人気。

「赤と青を混ぜると何色になる?」 ―「むらさき!」

「黄色と赤を混ぜると?」 ―「オレンジ!」

「白と黒は?」 ―「ねずみ色」

 

 

鑑賞のあとは、2Fで写真撮影やぬりえ、おりがみを楽しみます。

 

驚いたことに、スタッフが用意した作り方の写真をみながら、

子どもだけで、ひょいひょいっとあっという間に完成させていました。

四角いおりがみを三角にしたり、折り返して半分の長さにしたり。

 

説明の文字が読めなくても、写真に写った形から想像して、

折り方を瞬時に導き出すんですね。

 

子どもたちの観察力には、本当に感心させられる一日となりました。

 

美術館は、色彩感覚も刺激されるし、次の場面を想像する力も鍛えられます。

それに、かたちを見て取る能力も育てられるし、手を動かして物を作る経験もできる場です。

 

ぜひ気軽に遊びに来て、思い思いのペースで楽しんでくださいね。

 

 

 

【開催中の展覧会】

「リサとガスパール&ペネロペ展」

会  期:2013年7月6日(土)~ 9月29日(日)

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30. 7月 2013 · 園児たちにも大人気 はコメントを受け付けていません · Categories: リサとガスパール&ペネロペ展, 展覧会

2013年7月30日(火)

 

昨日の雨とうって変わって、晴れて猛暑の今日、

お隣、稲沢市の栴檀(せんだん)保育園から

かわいい園児たちがバスに乗って、美術館にやってきました。

 

美術館での約束事をしっかりまもって、お行儀よく楽しんでね。

まずはリサとガスパールの原画を見てみましょう。

 

みんな、絵本は読むかな?

「はーい!!」

元気なお返事が返ってきます。

 

絵本の原画は世界に1点しかないんですよ。

「え~!?」

驚きの声が上がりました。

 

 

こちらはリサのおうち。中にリサのお人形が座っているのが見えるかな?

リサはこうやってパイプの中に住んでいるんです。

「ほんとう!?すごーい!」

「見えたー!」

 

 

こちらはペネロペの原画。

先生とおしゃべりしながら一緒に見るのは楽しいね。

 

ペネロペは毎週火曜日、8:50~9:00の5分間、NHK Eテレで放送中。

今朝も「見てきたよ!」って言う子もたくさんいました。

 

 

原画を見終わった後は、2階へ。

おり紙やぬり絵を見つけて、とびきりの笑顔。とっても嬉しそうです。

みんな大好きだもんね。

 

リサとガスパール、ペネロペのぬいぐるみと一緒に記念写真もパチリ。

めいっぱい楽しんでくれました。

 

美術館に行くのはワクワクする!

そんな風に思ってもらえれば、私たちにとってこれ以上の喜びはありません。

 

幼い時から感性は磨かれていきます。

いろんなものを見て、感じて、心を動かして、豊かな心を育んでくださいね。

 

 

 

 

【開催中の展覧会】

「リサとガスパール&ペネロペ展」

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27. 7月 2013 · 第10回館長アートトーク ピカソの人生とゲルニカ はコメントを受け付けていません · Categories: 教育普及

2013年7月28日(土)

 

どなたでも気軽に参加していただける人気講座

「館長アートトーク」の10回目を開催しました。

 

テーマは、誰もがその名を知っている美術界の巨匠 ピカソと、

その最高傑作である《ゲルニカ》です。

 

まずはピカソの名前に注目してトークが始まりました。

ピカソという名前は、スペインでも珍しいそうです。

 

でも、一度聞いたら忘れられない強い個性と、発音のしやすさから言って、抜群の名前で、

ピカソの名が世界中に広まっていくのを強烈に後押ししたはず、と分析。

ピカソのブランディングに大きく貢献しているってわけですね。

ピカソは絵がうまかったことはもちろん、世渡りも上手でした。

当時急速に拡大していたアメリカの美術市場を見据えて、

どんどん売れる絵を描いていきます。

 

その制作意欲の旺盛なことといったら、毎日2・3点完成させていくほどのペースです。

世界中の多くの美術館にも収蔵されました。

(清須市はるひ美術館には1点もないですけどね。

でも当館は、未来のピカソの作品を一生懸命集めています!

 

ピカソの作品は、よく知られているように、とっても高価です。

オークションで○○億円で落札された!なんて話も飛び交います。

 

でも気をつけなければならないのは、それは作品の「美術品」としての価値であって、

「美術」としての価値ではないということ。

高いからよい作品、安いから悪い作品、という風には簡単に結びつかないということなんです。

 

とりわけピカソの作品は、投機の対象となりました。

買った値段よりさらに高く売ることで、利益を稼ぐ金もうけの道具にもなっていたということ。

ピカソはそんなこともちゃーんと分かった上で、上手に世渡りしたんです。

 

ただ売れる絵をたくさん描いたというだけの画家なら、それまでなのですが、

ピカソにはピカソにしか成しえない偉業があります。

 

それが、彼の最高傑作《ゲルニカ》。

1937年に起きたスペインの内戦で爆撃を受けた、ゲルニカという街が題材です。

ピカソは戦争の悲惨さを、キュビスムの様式に、強い反戦の気持ちをこめて描きました。

 

館長は「この作品があるから、僕はピカソを尊敬してやまないのです。」としめくくりました。

 

 

 

次回館長アートトークもぜひお気軽にご参加ください。

お申込は前日までにお電話で(美術館 TEL:052-401-3881)

日 時:8月24日(土) 16:00~17:00

テーマ: 「トリエンナーレとは何か?アートの源力として。」

会 場:清須市立図書館 2F研修室

参加費:無料

 

 

【開催中の展覧会】

「リサとガスパール&ペネロペ展」

会  期:2013年7月6日(土)~ 9月29日(日)

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