21. 6月 2013 · 第3回清須アートラボ:宮脇綾子展@一宮市三岸節子記念美術館 はコメントを受け付けていません · Categories: 教育普及

2013年6月21日(金)

 

昨日は第3回清須アートラボ。今年度はじめての美術館見学へ行ってきました

見学先は、「宮脇綾子展」を開催中の一宮市三岸節子記念美術館です。

 

本展担当の杉山学芸員に展覧会の概要や見どころを説明いただきました

会場入口すぐのところに展示されている作品について、「宮脇さんがはじめて作った作品です。 」という説明に、

みなさん「へ~」と作品に釘付け(写真右)

 

 

展示室は2つあり、全部で62点の代表作と日々の生活を絵や文で記した「はりえ日記」等を鑑賞。

野菜や花、魚など身近なものを題材とし、それを古い布の切れ端を使って作られた作品は、

参加者のみなさんにも身近で親しみやすいもの

一点一点とても時間をかけて鑑賞していました。

 

杉山学芸員の説明にもあったとおり、宮脇さんは対象を本当によく観察した人であることも

残されたスケッチや作品から十分に感じ取ることができました。

 

 

展示室以外では・・・

1階チケットカウンター横にはプロジェクターで作品や文章が投影されたものや、

宮脇さんのインタビュー映像を鑑賞するコーナーもありました。

アートラボメンバーもしっかり宮脇綾子展を満喫していましたね

 

 

続いて常設展示の解説もしていただきました!

三岸節子記念美術館ですから、もちろん三岸節子作品がずらっと並んでいます

今回は「花の祭典」というテーマで作品が選ばれていました。

杉山学芸員からは三岸節子さんの生い立ちや画家としての志、画風の変遷などを説明いただきました。

 

その後、各自鑑賞していましたが、みなさん疑問がいろいろと出てきたようで、

たまたま通りかかった伊藤学芸員に飛び込みで解説をしていただきました。

 

どんどん質問が飛び交う白熱したギャラリートーク

三岸さんのスキャンダラスな話題から、女として画家としての見事な生き様など織り交ぜながら、

一点一点丁寧な解説にメンバーは大満足!いやはや、伊藤学芸員お忙しいなかありがとうございました

 

さらに、好奇心旺盛なアートラボメンバー。

ランチスポットまで質問地図を広げて、またまた丁寧な案内。

最後までお騒がせしました。

 

杉山学芸員、伊藤学芸員、美術館のみなさん、大変お世話になりました

勉強熱心なアートラボメンバーは、きっと宮脇作品や三岸作品を話題にランチを楽しんだことでしょう

次回清須アートラボは当館での美術講座ですね!がんばりましょう

 

 

 

【開催中の展覧会】

清須市はるひ美術館収蔵作品展 自然を描く

会期:2013年6月19日[水]~6月30日[日]

時間:10:00~19:00 (入館は18:30まで)

休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌火曜日が休館)

 

 

 

 

08. 6月 2013 · 第1回清須キッズアートラボ はコメントを受け付けていません · Categories: 教育普及

2013年6月8日(土)

 

清須市では市内小学生向けに「サタデーキッズクラブ」というプログラムを開設しています

市内のさまざな施設で、茶華道、国際理解、押絵、和太鼓に陶芸、空手や少林寺拳法などなど、

とにかくいろんなことに挑戦してみたいという小学生が気軽に参加できるクラブです。

 

美術館では「清須キッズアートラボ」というタイトルで全4回のプログラムを企画しました

今日はその第1回目。

学校の行事と重なって参加できなかったメンバーもいたため、

ちょっぴり少人数のスタートでした

 

美術館ってどんなところ?

美術館に来たことある??

注意しなくちゃいけないことって知ってる???

いろんな質問をしながら、みんなで美術館のルールを確認しました

 

今日は、絵画をじっくり見る!ということに挑戦

上の写真は何をしているところかというと・・・

「色カード」の中から好きな色のカードを選んでいるところ。

 

 

二人一組でチームを組み、二人の持っている色が2色とも使われている作品を5点探しましょう

というのが最初のお題。

みんなの身体よりもうんと大きな作品を前に、必死で探している姿が印象的でした

 

 

ちゃんと選んだ色カードと同じ色をみつけられたかどうか、みんなでチェック

みんなの「オッケー!」という声がもらえたら一安心

こんな奇抜な色が、この作品にという思いがけない発見もあり、

みんなじっくり細部まで見ることができていましたね。

 

続いて、なにやらまた違うカード?

今度は「たのしい」「あかるい」などの形容詞を集めたカード。

引いたカードに書かれた形容詞の印象を受ける作品を、

各チームできるだけたくさん見つけましょうというのが2番目のお題。

 

「たのしい」「つめたい」「やわらかい」が今回みんなが引いたカードでした

 

各チーム話し合いながら、それぞれの言葉にあった作品を探し、

時間がきたら、みんなに発表してもらいました

どうして選んだ作品が「たのしい」のか、「つめたい」のか、「やわらかい」のか。

しっかり説明できていましたね

こんなふうに作品を見てみると、いろんな発見があっておもしろいものです。

 

 

最後は、「ぱらぱら」「ぽつぽつ」「バリバリ」といった擬音語カード。

こんな音が聞こえてきそうな作品を探しましょう!

 

どんどん一枚の作品の前で話し込む時間が長くなっていきました

それぞれが作品をよく見て、考えているからですよね。

気がつかないうちに、みんなすっかり絵画を見る楽しさにはまっていた様子

 

その勢いで!次は・・・

 

大作、道成寺三部作をみんなで鑑賞。

もちろん、お話の内容を知らないみんなは言いたい放題

でも、それでいいのです。

作品の感じ方や考え方は人によって違うもの。

それを声に出して、いろんな人の感想を共有するだけでも、

一枚の絵を何倍にも楽しむことができます

 

ひととおり見た後に、描かれているお話の内容を聞きました。

美術作品を鑑賞するときは、こんなふうに、まずは自分の感性を大切にしてもらいたいので、

タイトルや解説文を読まずに、じっくりと作品を見ることを勧めています。

それは子供だけでなく大人にも言えること

タイトルや解説文を先に読んでしまうと、どうしてもひとつの見方しかできなくなります。

美術作品は自由に好きなように楽しんでいいんだ!

ということが伝えていけたらいいなといいなと思います。

 

 

最後に、収蔵庫の探検をしたり、展示室の温湿度計を確認して美術館が一定の温湿度で保たれていることや、

照明器具の調光機能をさわって美術作品と照明との関係についても学びました

 

今日は鑑賞する楽しさを学び、美術館の仕組みを知ることができましたね

さあ、次回は何をするのかな楽しみですね

 

 

 

【開催中の展覧会】

清須ゆかりの作家 加藤正音展

会期:2013年4月12日[金]~2013年6月9日[日]

時間:10:00~19:00 (入館は18:30まで)

休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌火曜日が休館)

 

 

 

 

06. 6月 2013 · 第3回清須アートサポーター はコメントを受け付けていません · Categories: 教育普及

2013年6月6日(木)

 

第3回清須アートサポーター。

今日はいつも以上に熱気にあふれた回となりました。

 

前回、展覧会に合わせて事前に勉強会をして、それから展覧会を見たら

理解度がぐんとアップするし楽しいんじゃない

ということで初めて勉強会をすることに。

 

1ヶ月間、それぞれが図書館で本を検索し、絵画様式や画家について調べました。

さてさて、どんな発表になったでしょうか。

 

展覧会は以下の3つ。

●フランスの美しい風景(ヤマザキマザック美術館)

●プーシキン美術館展(愛知県美術館)

●ポール・デルヴォー展(岡崎市美術博物館)

 

そして出てきたキーワードはざっとこ~んな感じ。

ロココ、新古典主義、バルビゾン派、印象主義、後期印象主義、

フォーヴィスム、エコール・ド・パリ、シュルレアリスム etc…

 

画家の名前も次から次へと飛び出します。

プッサン、ワトー、アングル、ドラクロワ、ミレー、マネ、モネ、ルノワール etc…

 

なぜ、美術館にプーシキンという小説家の名前がついているの?

どうしてパリではなく田舎のバルビゾン村に画家たちが集まったの?

現実ではなくて超現実を描いたのはなぜ?

 

プレゼン方法にもそれぞれの個性が光ります。 

みんながびっくりするほど見事にプリントにまとめたサポーターもいれば、

ノートにぎっしりと書いたメモから要点をつかんで説明するサポーターや、

新聞の展覧会紹介記事を効果的に使ったサポーターもいました。

 

中には、自ら描いたマティスの静物画の模写を披露したサポーターも

(奥の壁に立てかけてある作品です)

これにはみんな大いに盛り上がりましたね 

 

慣れない美術用語が飛び交うなか、緊張しながら発表の順番を待っていたメンバーたち。

でも、やり遂げたときの喜びはひとしおだったようで、

次に発表する時はもう少し上手にできるかな~と嬉しそう。

 

久々にこんなに勉強をした! とか、実際に展覧会も行ってみたよとか、

嬉しい言葉がたくさん聞けました。

 

調べること自体もそうですが、それを人に伝えるのはもっと勉強になりますね。

たくさんのメンバーがいるからこその楽しみです。

またぜひ近いうちに第2弾も企画しましょう!

 

 

 

【開催中の展覧会】

清須ゆかりの作家 加藤正音展

会期:2013年4月12日[金]~2013年6月9日[日]

時間:10:00~19:00 (入館は18:30まで)

休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌火曜日が休館)

 

 

 

 

26. 5月 2013 · 第8回館長アートトーク:フランク・ロイド・ライトの建築と日本 はコメントを受け付けていません · Categories: 教育普及

2013年5月26日(日)

 

昨日は毎月恒例の館長アートトーク開催日でした。

今回は、いつもとちょっと雰囲気をかえて「建築」についてのお話

そのせいもあって、美術だけでなく建築に関心のある方も多数ご参加いただけた様子

 

愛知県にお住まいの方にとって、フランク・ロイド・ライトと言えば・・・

そう!明治村に移築された「帝国ホテル」の設計者ですよね

聴講された方々のなかにも、明治村でこの建物を見たことのある方は多かったようで、

画像が映されると、みなさん思い思いにつぶやいていらっしゃいました

 

ライトは建築だけでなく、食器や家具のデザインもしていました。

この画像は帝国ホテルで実際に使われていたカップ&ソーサー

復刻版として市販されているので、今でも購入することができます

 

帝国ホテルの設計は晩年の作品。しかも、予定よりもずいぶんと遅れるという始末。

最終的にクライアントからクビにされてしまった話など、

みなさん驚きな裏話がたくさんあるライト。

女性関係でもスキャンダラスな話盛りだくさん

頂点とドン底を繰り返しながらの建築家としての人生。

二人目の妻と事務所のスタッフたちがいちどに殺害される悲惨な事件。

 

 

モダン建築のパイオニアであり、ときに神秘的な印象さえ与えるライトの建築。

その作品からは想像し難い壮絶な人生を織り交ぜながら、彼の代表作や思想を紹介

 

そして、最後はやっぱりこの作品ですね

ライトの代表作の一つ、アメリカのペンシルベニア州にある「落水荘」

美しいですね。自然と見事に融合した点は、

どこか日本人の琴線にふれるのではないでしょうか

 

帝国ホテルの設計者としてご存知だった多くの参加者も、

今日の1時間ですっかりライト通に?!

たまには、美術以外の話も新鮮でいいですね

 

次回は6月29日(土)

「横尾忠則のタブー。イラストレーターから画家への転身」

ご興味のある方は是非ご参加ください!

お電話、FAXで受け付けております

 

 

【開催中の展覧会】

清須ゆかりの作家 加藤正音展

会期:2013年4月12日[金]~2013年6月9日[日]

時間:10:00~19:00 (入館は18:30まで)

休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌火曜日が休館)

 

 

 

24. 5月 2013 · 第2回清須アートラボ:名画鑑賞(日本美術編①) はコメントを受け付けていません · Categories: 教育普及

2013年5月24日(金)

 

昨日は第2回清須アートラボの日。

今年度から美術講座はお隣の清須市立図書館研修室で実施することになりました。

大きなスクリーンがあるので、画像もしっかり見れます

今年度の美術講座は、日本美術編、西洋美術編ともに2回ずつ行います

今回は日本美術編第1回目。「絵巻」について

 

受講生には毎回プリントを配布し、講義中に書き込んだり、

自宅で復習したりできるようになっています。

というのも、このアートラボは最終回に一年間の学習の成果をためす

「清須アートラボ検定」いうテストを実施するのです

それもあってか、みなさんとっても真剣に聴講してくださっていました

 

 

絵巻の歴史はとっても古く、有名な『源氏物語絵巻』が現存する絵巻で最も古いもの

そんな絵巻のルーツはどこにあるのか

今回は絵巻のルーツから、絵巻の扱い方、絵巻の種類といった基礎的なお話から、

『源氏物語絵巻』と『信貴山縁起絵巻』の2作品を取り上げて

具体的に絵巻の面白さや奥深さ、注目すべき点などをお話しました

日常生活で絵巻を目にすることはほとんどありませんが、

意外と現代のマンガに見られる工夫や構成などは、

この絵巻に類似するところがたくさんあるのではないか・・・

そんなふうに考えると、絵巻への興味もより一層わいてきますね

 

最後に質問や感想を書いていただいています

毎回みなさんの感想を読ませていただき、

もっとこうしよう!こんなこともやってみよう!など、いろいろと勉強になります

 

次回6月はミュージアム鑑賞ツアー。

一宮市三岸節子記念美術館で「宮脇綾子展」を鑑賞します

いまから楽しみですね

 

 

【開催中の展覧会】

清須ゆかりの作家 加藤正音展

会期:2013年4月12日[金]~2013年6月9日[日]

時間:10:00~19:00 (入館は18:30まで)

休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌火曜日が休館)

 

 

 

 

 

 

02. 5月 2013 · 第2回清須アートサポーター:特別展広報会議、美術勉強会 はコメントを受け付けていません · Categories: 教育普及

2013月5月2日(木)

 

今月もアートサポーターの活動日がやってきました。

今日の前半は、この夏に開催する特別展「リサとガスパール&ペネロペ展」の広報会議

広報活動のなかで最初に考えなくてはいけないのが、チラシとポスターです

今日はメンバーのみなさんに、チラシやポスターのデザイン案について意見を出してもらいました。

 

何種類ものデザイン案を見比べながら、文字の大きさ、見やすさ、画像の配置、色づかい等々、

さまざまな意見が飛び交いましたね

また、ターゲットをどの層に絞るのか、それによってもだいぶイメージもかわってきますので、

そのあたりもしっかりみんなで話し合いました

 

さてさて、どんなデザインになるのかはお楽しみに!

5月下旬には配布予定です

 

気がつけば、あっという間に2時間近く経っていました

ひとまずブレイクタイム

紅茶のお供に、メンバーのKさんがお庭で作っているさくらんぼと落花生をいただきました!

 

後半は、美術勉強会についての話し合い。

アートサポーターのメンバーは、もともと清須アートラボの受講生でした

つまり、美術に関する知識をもっともっとつけたい!そんな風に思っている方々ばかり。

以前からみんなで勉強会をしてみたらどう?という意見が出ていました。

「せっかくだから、本物も見れるといいね。」

「もっといろんなことを知ってから展覧会を見たい!」

 

そこで、事前に勉強会をして、それから展覧会を見る。

という、勉強会を実施することになりました

 

いま開催中の近隣の展覧会を調べてみました。

○プーシキン美術館展(愛知県美術館)

○フランスの美しい風景(ヤマザキマザック美術館)

○ポール・デルヴォー展(岡崎市美術博物館)

この3つの展覧会にグループ分けし、それぞれのグループ内で調べてくる作品や作家、

美術運動など担当を決めました

 

担当が決まったら、さっそくお隣の清須市立図書館へ!

なんと「はるひ美術館学芸員のおすすめ新着本」コーナーがあるのです

美術図書はますます充実してきていますので、是非チェックしてみてくださいね!

 

さて、メンバーと一緒に2階の美術図書コーナーへ

ここでは、美術の勉強をするのに必要な基本書がずらっと並んでいます。

わたしたち学芸員がアドバイスをしながら、各担当者に適した本を選んでいきました。

 

図書の調べ方や大全集の見方なども伝授!

 

こちらは、ポール・デルヴォー展チーム

デルヴォーの書籍は他の作家よりも見つけにくかったようですが・・・

3人で力を合わせて参考文献をチェック

「知らない作家だから調べてみたい!」という3人。

きっと素晴らしい発表をしてくれることでしょう

 

他のみなさんは・・・

このように、集中して机にむかっていました。

声もかけづらいので、そっと見守らせていただきました

 

みなさん予想をはるかに上回る集中力

これは次回の発表が楽しみですね

 

 

 

【開催中の展覧会】

清須ゆかりの作家 加藤正音展

会期:2013年4月12日[金]~2013年6月9日[日]

時間:10:00~19:00 (入館は18:30まで)

休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌火曜日が休館)

 

 

 

 

28. 4月 2013 · 第7回館長アートトーク:上村松園、上村松篁、上村淳之三代の日本画家。 はコメントを受け付けていません · Categories: 教育普及

2013年4月28日(日)

 

すっかり当館の看板講座になっている「館長アートトーク」。

早いもので今回で7回目です。

毎回出席してくださる方や初めての方も多く、今回も大盛況でした

 

今回のテーマは、「上村松園、上村松篁、上村淳之三代の日本画家。」

現在、名古屋市美術館で開催中の「上村松園展」に合わせての開催。

この展覧会、本当に素晴らしい内容でした

 

ざっと作品画像をひととおり紹介した後、いつもどおりホワイトボードを使って説明

松園のお母様の話や、当時の画壇の話、師弟関係、女性画家が売れることについてなど。

作品だけでなく、裏話もちらほら交えながら一瞬たりとも気を抜けない興味深い話でした

 

 

松園の作品は本当に色がきれいです

スクリーンいっぱいに映し出された画像にみなさんうっとり

名古屋市美術館の上村松園展では全く同じ構図だけれど、着物の柄や髪飾りが違うタイプの作品を

並べて展示するという面白い展示方法がとられていました

比較して鑑賞するとより楽しめます。

 

 

今回は作品画像をたくさんお見せしたので、参加者のみなさんも比較したり話し合ったりなど、

とても充実したトークになりましたね。

館長アートトークにご参加くださったみなさん、次は本物を見に名古屋市美術館へ

 

次回館長アートトークは5月25日(土)、「フランク・ロイド・ライトの建築と日本。」です。

館長アートトークでは初めての建築についての話です

ご興味のある方、是非ご参加ください!

前日までにお電話かFAXで受付けています

 

 

【開催中の展覧会】

清須ゆかりの作家 加藤正音展

会期:2013年4月12日[金]~2013年6月9日[日]

時間:10:00~19:00 (入館は18:30まで)

休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌火曜日が休館)

 

 

 

25. 4月 2013 · 第1回アートラボ:開講式、美術の楽しみ方 はコメントを受け付けていません · Categories: 教育普及

2013年4月25日(木)

 

先週のアートサポーターに続いて、今週は清須アートラボ第1回目を開催しました。

今年で第三期目を迎えたアートラボ

今回も応募者多数の中、見事当選した15名の皆さんが初めて顔を合わせました

まずは、館長の挨拶から

美術に親しむとは?美術を楽しむとは?

そんな基本的だけれど、とても大切な話がありました。

みんな真剣です

 

館長挨拶の後は、自己紹介タイム

住んでいる地域や職業。なぜアートラボに応募したのか。

趣味や興味のあることなどなど。

たっぷり1時間ほどかけてみなさんや私たち学芸員とでお互いのことを紹介しあいました。

とても楽しい時間でしたね

 

続いて、今回の後半のカリキュラム「美術の楽しみ方」

現在開催中の展覧会「加藤正音展」を見ながら、美術館賞の楽しみ方を学びました。

 

美術作品を楽しむためには、もちろん事前に作品について多くの知識をもつことも大切です。

でも、本当に美術を楽しみ、作品の世界に入り込むためには、

余計な知識をつけるより先に、まずはじっくりと作品を見ることが大切です

ということで、今回は全員で1点の作品を30分ほどかけて鑑賞しました

15人いると15通りの考え方があり、何が描かれているのか、どんな場面なのか、

この先どうなるのか、なぜこんな風に描かれているのか・・・

とにかく、いろんな意見が飛び交いました

もうそれだけで1点の作品を見る楽しさや奥深さを体験できたはずです。

一人で見るのもいいのですが、時には今日のようにいろんな人と鑑賞するのも楽しいですよね

 

すっかり打ち解けた様子のメンバー。

早速、6月のミュージアム鑑賞ツアーの行き方を相談していましたよ。

6月は一宮市三岸節子記念美術館へおじゃまします

今から楽しみですね

 

今日は、スターキャットTVの取材が入っていて、

最後にメンバーの一人がインタビューを受けていました

当館の活動を知っていただくいい機会。

スターキャットTVを契約されているご家庭の方、是非チェックしてみてください

来週の「トピック名古屋」という番組で取り上げていただけるそうです。

 

 

【開催中の展覧会】

清須ゆかりの作家 加藤正音展

会期:2013年4月12日[金]~2013年6月9日[日]

時間:10:00~19:00 (入館は18:30まで)

休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌火曜日が休館)

 

 

 

 

18. 4月 2013 · 第1回アートサポーター:自己紹介&特別展サイン計画 はコメントを受け付けていません · Categories: 教育普及

2013年4月18日(木)

 

今年度でアートサポーター発足2年目を迎えます

新メンバー8名が加わり計21名と賑やかになりました

まずは現在開催中の展覧会を担当学芸員の解説付きでご案内。

 

たっぷり40分程度の解説。

熱心なメンバーは真剣に解説に耳を傾け、作品に見入っていました

正音さんの作品はどれもスケールが大きく、斬新で、見れば見るほど惹きつけられます

 

 

展覧会鑑賞後は、いつものサポーターの活動場所へ移動

やはり最初ということで、自己紹介からですよね

みなさん年齢や職業、生活環境もばらばらで、いろんなお話が聞けて楽しい自己紹介でした。

自己紹介の後は、いままでサポーターで取り組んできたことやこれから取り組もうとしていることなどを紹介。

そして、ティータイムで終始和やかな雰囲気

アートサポーターの方どうしがまずは打ち解けあうことが重要

もちろん、私たち学芸員とも

 

 

後半は、夏に開催する特別展「リサとガスパール&ペネロペ展」のサイン計画について、

みんなで考える場をもちました

 

当館は円形の公園を囲むように、美術館と図書館とが隣接し、湾曲した独特のデザインをしているため、

初めてご来館いただくお客様には、入口の位置が少しわかりづらいかもしれません

そこで、特別展開催時には敷地内に美術館の入口を案内するサインを設置する予定です

サインの位置は慎重に考えなければ無駄に終わってしまうこともあるので、

アートサポーターの力を借りて、どこに設置するとより効果的であるのかを検証することにしました。

 

4種類の大きさのモデルパネルを使って、大きさ、位置、場所等を検証します

 

 

初めて来ていただくお客様のことを考え、

美術館や公園、図書館のある「夢広場はるひ」内を廻りました

 

新メンバーを迎えての第1回目のアートサポーター。

とても充実した内容となりました

アートサポーターのみなさん、今後の活躍に期待しています

 

 

【開催中の展覧会】

清須ゆかりの作家 加藤正音展

会期:2013年4月12日[金]~2013年6月9日[日]

時間:10:00~19:00 (入館は18:30まで)

休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌火曜日が休館)

 

 

 

 

 

23. 3月 2013 · 夢の森シネマ上映会「ハーブ&ドロシー」 はコメントを受け付けていません · Categories: 教育普及

2013年3月23日(土)

 

そろそろ皆さん、お花見の計画を立てていることでしょう。

 

連日の暖かさで、美術館前のはるひ夢の森公園ではカワヅザクラが満開です。

 

小道を挟んで右側がカワヅザクラ。左がソメイヨシノです。

ここではカワヅザクラは毎年、ソメイヨシノより1~2週間ほど早く咲きます。

ピンクの色が濃いのが特徴。

 

ソメイヨシノはまだつぼみ。

でもこの通り、大きく膨らんで、ピンクの花びらが少し顔を出しています。

 

今日は美術館となりの清須市立図書館にて、「夢の森シネマ上映会」を開催しました。

どなたでも無料で見られるのでオススメなんです。

 

 

今回は「 アートの森の小さな巨人 ハーブ&ドロシー」。

現代アートをこよなく愛し、気に入ったものを買い集めて、ついに2000点以上もコレクション。

それを1点も売らずに、美術館に寄贈したとってもステキな夫婦の話。

郵便局員の夫ハーブと、図書館司書の妻ドロシーの姿を追ったドキュメンタリー映画です。

 

会場に入るとまずはお茶とクッキーのおもてなし。

お茶は、今回の映画「ハーブ&ドロシー」にかけてハーブティー(カモミール)をチョイス。

ちょっぴりハチミツがはいって、ほんの~りあまく、なんとも幸せな気分です。

 

上映に先立って、美術館学芸員がアメリカの美術館のコレクションがどのように生まれたのかや、

この映画の見どころをプチ解説しました。

また、鑑賞後は映像文化批評家の四方繁利氏による解説もありました。

 

他の誰かが考えた基準ではなく、ちゃんと自分の目で見て、自分の感性で作品を選ぶ。

その大切さを教えられるドキュメンタリーです。

そして、手に手を取り合って歩く仲むつまじい夫婦の姿がいつまでも心に残ります。

 

4月以降、この続編「ハーブ&ドロシー ふたりからの贈りもの」が名演小劇場で公開されますので、

ぜひそちらもぜひチェックしてくださいね。

 

 

 

【開催中の展覧会】

清須市文化協会 第9回春日写影会写真展

会期:2012年3月19日[火]~2013年3月24日[日]

時間:10:00~18:00 (初日は12:00より開館、最終日は16:00まで)

会場:清須市はるひ美術館 展示室2

 

 

 

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