17. 9月 2014 · ムナーリのワークショップ「さまざまなかたち」 はコメントを受け付けていません · Categories: 展覧会

2014年9月17日(水)

 

先週末はイベント続きでした

今日は、15日(日)の午前中に開催した「さまざまなかたち」というワークショップの様子をご紹介します。

実は、このワークショップはすでに8月9日に第1回目を実施しています。

1人でも多くの方にご参加いただけるよう、ムナーリのワークショップは「木をつくろう」以外、

すべて各2回実施することにしたのです

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

2回目とはいえ、参加者はみんな違う子どもたちなので、毎回異なる反応で楽しませてもらっています

今回もまずは美術館での注意事項の確認や、ブルーノ・ムナーリについてので簡単な説明から始めました。

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

入口の「触覚の小径」では、みんな大はしゃぎ目を閉じて、そ~っといろんな素材を触っていきます。

展示室でもしっかりお話を聞いてくれていましたね

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

展覧会鑑賞後は、いよいよ本題の「さまざまなかたち」です。

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

白いケント紙をビリビリ破る姿にみんなびっくり

「何をやってるの?!」そんな様子の子どもたち。

 

ワークショップの具体的な内容は前回のブログで詳しく説明したので、ここでは簡単に紹介すると、

適当に破られた紙のかたちを見て、何かに見えたらその見えたモノを描くという内容です

とってもシンプルなワークショップ。

でも、これが子どもたちは病みつきになるのです

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

太さの違うポスカでどんどん描いていきます

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

描いた作品は、前の壁にどんどん貼り付けていきます。

高いところはアートサポーターのみなさんにお願いしました。

みんな競争するように、次から次へとさまざまなかたちを見つけて描いていきます

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

最後にみんながどんなかたちを描いたのか聞いていきました

ひたすら「キツツキ」にこだわる子や、マニアックなまでにJRの車体を熟知して描いている子、

必ず自分の作品には自画像とサインを入れる子。

また、線路にこだわり、線路を描いては他のみんなの作品と合体させる子などなど。

今回はなかなか個性的なメンバー揃い

 

どんなかたちも見方次第でいろんなものに見える、その型にはまらない自由さを、

参加してくれたみんなには、いつまでも持ち続けてもらえたらいいなと思います

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

終了後は保護者のみなさんも近くに来て記念撮影

ムナーリのワークショップは基本的には作った作品を持ち帰ることはしません。

ワークショップは「お土産」を持ち帰るのではなく、「記憶」を持ち帰るもの

ムナーリはそんなふうに考えていたそうです。

主催者であるわたしたちも、ワークショップをとおして、

ムナーリからいろいろなことを教わっているような気がしました。

 

 

 

 【開催中の展覧会】

特別展 ブルーノ・ムナーリ アートのなかの遊び

会   期:2014年7月5日(土)~9月28日(日)

開館時間:10:00~19:00(最終日18:30まで)

休  館  日:月曜日(月曜日が休日の場合は次の平日が休館)

〈インターネット割引券〉

 

 

 

 

15. 9月 2014 · ワークショップ&ミニライブ「ハンドメイド・ミュージック♪」② はコメントを受け付けていません · Categories: 展覧会

2014年9月15日(月)

 

ムナーリ展のイベントの中でも多くのお問合せをいただいたララトーンのミニライブ

ララトーンは名古屋を中心に国内外を飛び回るアーティストですが、

ここ3年以上ライブ活動を休止していました。

それが・・・なんと!

今回、ムナーリ展のために3年以上の沈黙を破って「ミニ」とはいえ、ライブをしていただけることになりました

ララトーンのファンにとってはちょっとした事件なのです

もちろん、ファン以外の方にとっても貴重な機会になること間違いなし!

 

IMG_5429 IMG_5433

午前中、機材のセッティングや音あわせの風景です

スピーカーやミキサーなどの機材は、市内業者の小林電機さんのご好意で提供していただきました。

右写真に写っているのが小林電機のご主人です!今回は本当にお世話になりました!!

 

IMG_5436 IMG_5439

しばらくしてから他のメンバーも合流

ララトーンはショーンさんと淑美さんの二人組みですが、

今回は、「Qu-ki」というバンドの落合さんと、「skrew kid」の土江さんが加わりバンド編成でのライブ

これもまたいつものララトーンと違って楽しみなのです

あれ?ドラムをたたいているのは、ちびっ子ドラマーかな??

 

 

IMG_5440

会場でリハーサルをしている間、美術館の外では整理券配布の行列が

ララトーンの人気ぶりがよくわかりますね。

 

13:30~14:30の楽器を作るワークショップが終了してから30分後にライブが始まります。

スタッフは会場準備、誘導等で大慌てでもなんとか無事にお客様を会場にお通しすることができました

IMG_5475

ざっと200名近くのお客様が会場に集まりました!

2階にこんなにお客様が入るのは、当館始まって以来初めてなのでは

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

さあ、ライブが始まりました。

はじめは、ショーンさんの演奏に他の3人が口笛をそえる、ささやかで温かい曲から始まりました

1曲目でお客様の心をいっきに掴んでしまいました。さすがはララトーンです。

その後も何曲か楽しい音楽を聴かせてくれました

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

Exif_JPEG_PICTURE IMG_5484

ライブ途中には、お客様にも楽器を渡して一緒に演奏する場面も見られました。

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

こんなふうに、ワークショップで作った楽器を鳴らしながら演奏を楽しむ姿も!!

ララトーンのライブは聴くだけでなく、一緒に参加して楽しむライブ。

 

さらに、ショーンさんは発明家

IMG_5489 IMG_5490

ターンテーブルの上にはレコード盤ではなく・・・

おもちゃのベルが4本ついた木の板をのせて回転させます。

その上には、マイクスタンドから吊るした球体がぶらさがっていて、

回転するたびにベルと球体があたってきれいな音が鳴ります

 

あるいは・・・

IMG_5494 IMG_5496

リコーダー?と思いきや、口の部分にホースをつけてフットポンプとつなげます。

ポンプを足で踏んで空気を送り込むことで、リコーダーの音色を奏でるという「装置」

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

さまざまな音色、楽器、パフォーマンスであっという間の30分。

聴いている私たちを飽きさせない、楽しいライブでした

ララトーンのライブをとおして、音楽は自由なんだ!そんなことを強く思いました。

そして、その自由さこそが、ムナーリの創造活動と通じる部分であり、

今回、ムナーリ展の関連イベントとしてララトーンにお願いした最大の理由でした

 

3年以上のブランクがあるなか、ライブ出演を快諾いただいたララトーンのお二人、

そして、ララトーンと共に、素敵な音楽を届けてくださった落合さん、土江さん、

本当に素晴らしいライブをありがとうございました

そして、お集まりいただいたたくさんのお客様もありがとうございました

 

 

 【開催中の展覧会】

特別展 ブルーノ・ムナーリ アートのなかの遊び

会   期:2014年7月5日(土)~9月28日(日)

開館時間:10:00~19:00(最終日18:30まで)

休  館  日:月曜日(月曜日が休日の場合は次の平日が休館)

〈インターネット割引券〉

 

 

14. 9月 2014 · ワークショップ&ミニライブ「ハンドメイド・ミュージック♪」① はコメントを受け付けていません · Categories: 展覧会

2014年9月14日(日)

 

今日は、名古屋在住音楽ユニットLullatone(ララトーン)のお二人による

ワークショップ&ミニライブ「ハンドメイド・ミュージック♪」を開催しました

まずはワークショップの様子からご紹介します。

 

Exif_JPEG_PICTURE IMG_5426

ワークショップでは2種類の楽器を作ります。

1つはプラスチックコップや風船を使って「マラカス&太鼓」。

もう1つははがき、輪ゴム、ストロー、ボタンを使った「カスタネット&ギロ」。

ワークショップは午後からなので、午前中は準備に専念できました。

 

ララトーンはアメリカ人のショーンさんと日本人の淑美さんご夫婦で音楽活動をされています

IMG_5428

あれ?小さな男の子?!

お二人のご長男・ニコ君もお手伝いをしてくれましたとっても助かりました。

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

左の写真が、「マラカス&太鼓」、右の写真が「カスタネット&ギロ」の材料です

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

今日は大勢のお客様が来てくださると信じて、アートサポーターに助っ人に来てもらいました。

まずは、みんなで楽器を作って、参加者に教えられるよう勉強会です。

サポーターも童心にかえり、おおはしゃぎ!しっかりマスターしてもらいました

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

さあワークショップが始まりました

先着100名と謳っていたため、始まる前からとにかくたくさんの人が集まってくださいました。

ショーンさんの自己紹介の後、これからみんながやるワークショップについての説明です

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

まずは「マラカス&太鼓」です。

風船を半分に切って、それをビーズやちぎった折り紙を入れたプラスチックコップの上から被せます。

ちなみに、右の写真のお二人がララトーンご夫妻です

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

バチは竹串に消しゴムを小さく切ったものを刺せば完成!とっても簡単

「カスタネット&ギロ」はハガキに短めのストローを4本等間隔に接着し、ハガキの真中で折ります。

折って重なる部分にボタンをつけてぱたぱたするとカスタネットみたい

ストローの部分は割り箸でこすると・・・たちまちギロのような音が出ます。

 

ということで、やりたくてうずうずしていたみんなは、説明が終わると一斉に楽器づくりに取り掛かりました

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

わりと簡単にできてしまうこの楽器。

お父さんやお母さんと一緒に作っている姿をよく見かけましたね

みんんな上手にできたかな??

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

アートサポーターも大活躍!(スタッフ証を首から提げている方々です)

随時参加形式を取っていたので、来る人来る人に丁寧な説明をしてくれて、本当に助かりました!

いつもありがとうございます

Exif_JPEG_PICTURE

2階は満員御礼状態が続きました!!ありがとうございます

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

だいたいみんなが完成したら、せっかくなので楽器を鳴らしてみよう!ということに

今回作った楽器は1つで2種類の楽器になるようなものでしたが、

実際は使い方を工夫すればもっともっとたくさんの音が出せるのです。

そこで、ショーンさんは、参加したみんなに「どんな使い方があるか発見してください!」

と呼びかけました。

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

こんなふうに1人ずつ、個性的な楽器の使い方を紹介してくれました。

Exif_JPEG_PICTURE

それを見て「なるほど~」「へ~」と言いながら、みんなで真似をしてみました。

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

続々新しい使い方を開発してくれて、会場内は大盛り上がり

「この楽器だからこうやって使う」という固定概念にとらわれず、自由な発想を大事にする今回のワークショップ。

それは、まさにムナーリが目指したものと共通するのです

Exif_JPEG_PICTURE

最後は全員でショーンさんの掛け声に合わせて演奏して終わりました。

とっても楽しいワークショップでした!

そして、この後はミニライブ。「作った楽器も持ってきてね。」というアナウンス。

一緒に演奏できるのかな??楽しみですね

 

 

 

 

 【開催中の展覧会】

特別展 ブルーノ・ムナーリ アートのなかの遊び

会   期:2014年7月5日(土)~9月28日(日)

開館時間:10:00~19:00(最終日18:30まで)

休  館  日:月曜日(月曜日が休日の場合は次の平日が休館)

〈インターネット割引券〉

 

 

 

 

09. 9月 2014 · あそびプログラム「ひかり・いろ・かたち」 はコメントを受け付けていません · Categories: 展覧会

2014年9月9日(火)

 

今日は、前回の続きで先週末に開催したあそびプログラム「ひかり・いろ・かたち」の紹介です

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

アートサポーターもだいぶワークショップに慣れてきた様子。

田嶋さんに積極的に質問をする場面もよく見られるようになりました

今回のプログラムは、大勢のお客様が入れ替わり参加するので、美術館スタッフだけでは人手が足りません。

アートサポーターの力無しではできなかったことを、プログラムが終了した今、改めて実感しています

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

さて、今回のプログラムの内容はというと・・・

まず、茶色のBOXの中から一枚カードを引きます。

BOXの中には「ぽたぽた」「ざーざー」「がちゃがちゃ」「ぱたぱた」等々。

さまざまな擬音語や擬態語が書かれたカードがたくさん入っています。

その引いたカードに書かれた擬音語や擬態語を、右の写真にある材料を使って表現します。

材料は、2枚の10cm四方程度のアクリル板に挟み込みます。

 

Exif_JPEG_PICTURE

そして、材料を挟み込んだアクリル板を実物投影機に乗せ、プロジェクターとつないで大きく壁に映します

小さなサイズで作っていたものを、自分の身体よりも大きなサイズで見るときの驚きと発見を体感します。

また、音(擬音語・擬態語)を形に変える作業を通して、

目に見えない音と目に見える形との関係性を考える機会にもなります

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

この回も大勢の方が開始時刻前から集まってくださいました!

さあ、うまくできるかな??

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

小さなカードに書かれた音をセロファンや紐、紙切れ、布などの素材で表現するなんて、

これまでにやったことのない体験でも参加者のみなさんは、特に抵抗もなくサクサクと製作されていました。

これを大きな画面で見るとどんな風に見えるのでしょうか??

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

では、見てみましょうまずは実物投影機の上にアクリル板を置きます。

この段階でも本物よりはだいぶ大きいですが、画面に余白もずいぶんあります。

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

これを、どんどん、どんどん拡大していきます!

布の繊維の編まれ方までよくわかるほど大きくなりました。

これには参加者のみなさんも「おぉ!」とひときわ大きな喚声があがりました。

掌で作っていたときには想像もできなかったサイズです。綺麗ですね~

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

拡大して見たアクリル板は、準備しておいたライトテーブルに乗せてしばし鑑賞できるように展示しておきました。

透過性の高い素材を使っているため、光をあてるととても綺麗に見えます。

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

Exif_JPEG_PICTURE

お父さん、お母さんも真剣です

「大人が真剣になれる遊びは、子どもも真剣になれる!」

「遊びは子どものためだけでなく、大人のためでもある!」

「まずは、大人が率先して遊びに参加しなければ、子どもは楽しくない!」

愛知県児童総合センターの考え方です。素晴らしいですね。

本当にそのとおりだと思います

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

おもしろい形ができましたね。これを拡大すると右の写真のようになりました。

こんな風に、「ひかり」を使って「いろ」や「かたち」で遊ぶこのプログラムは、

ムナーリが来日したときに実施した「ダイレクト・プロジェクション」というワークショップから

ヒントを得て考えだされたそうです。

 

Exif_JPEG_PICTURE

参加者の残していってくださった作品たちは、それぞれとても個性的で綺麗でした

 

これで、あそびプログラムは全て終了しました。今回は5種類を実施しましたが、愛知県児童総合センターでは、

まだまだたくさんのプログラムを開発・実施しています。

是非、愛知県児童総合センターへもお出掛けいただき、真剣に遊びと向き合ってみてはいかがでしょうか。

 

田嶋さん、そして愛知県児童総合センターのみなさん、多くのサポートやご協力ありがとうございました

 

 

 【開催中の展覧会】

特別展 ブルーノ・ムナーリ アートのなかの遊び

会   期:2014年7月5日(土)~9月28日(日)

開館時間:10:00~19:00(最終日18:30まで)

休  館  日:月曜日(月曜日が休日の場合は次の平日が休館)

〈インターネット割引券〉

 

 

 

07. 9月 2014 · あそびプログラム「よめない文字」 はコメントを受け付けていません · Categories: 展覧会

2014年9月7日(日)

 

ムナーリ展会期中に開催している愛知県児童総合センターのあそびプログラムも

今日が最終回となりました

午前は「よめない文字」、午後は「ひかり・いろ・かたち」というプログラムを実施しました

まずは、午前の報告から・・・

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

いつものように、当館のアートサポーターが今日も助っ人に集まってくれました

元愛知県児童総合センター長の田嶋さんの指導のもと、今日のプログラムについて学びます。

 

Exif_JPEG_PICTURE

ムナーリの作品にこのようなものがあります

どちらの作品も《未知の国の読めない文字》というタイトルがついています。

今回のプログラムは、この作品からヒントをもらい考えられたもの

 

この作品は、ムナーリが作った想像上の文字です

え?文字??」と思われる方も多いはず。全く解読できません

でも、「文字」なので何かを伝えようとしているはず・・・

そこで、この作品を鑑賞するわたしたちは、一見解読できない未知の国の読めない文字が伝えていることを

心で読み取ろう!という作品です

 

今日のプログラムは、自分たちでこの「未知の国のよめない文字」を作ってみるというもの

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

材料はいたってシンプル。

短冊状の白い紙に、それより小さな黒い紙が1人1セット渡されます。

あとは、はさみで好きなように黒い紙を切って自分だけのオリジナルの文字を作ります。

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

大人も子どももみんな夢中になってオリジナルの文字を制作中。

どれもこれも「文字?」というものばかりで面白いです

平面だけでなく立体の文字まで登場したり、

参加者によって随分表現方法が異なっていたところも興味深かったですね

 

Exif_JPEG_PICTURE

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

完成した作品はこんなふうに、縦書き、横書きで分けて展示していきました。

文字のような模様のような・・・とても素敵な作品がずらっと並びました

 

 

 

 【開催中の展覧会】

特別展 ブルーノ・ムナーリ アートのなかの遊び

会   期:2014年7月5日(土)~9月28日(日)

開館時間:10:00~19:00(最終日18:30まで)

休  館  日:月曜日(月曜日が休日の場合は次の平日が休館)

〈インターネット割引券〉

 

 

24. 8月 2014 · あそびプログラム「さわってつたえる」 はコメントを受け付けていません · Categories: 展覧会

2014年8月24日(日)

 

今日は以前ご紹介した愛知県児童総合センターの「あそびプログラム」の第3弾

タイトルは「さわってつたえる」でした。

今回は午前も午後も同じプログラム。さてさて、どんな一日になったのでしょうか。

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

まずはスタッフミーティング。今日のプログラムの内容や役割分担など確認していきます

今回は、図書館スタッフ、美術館アートサポーターがスタッフとして参加してくれました

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

このプログラムは、ムナーリの作品『目の見えない少女のための触角のメッセージ』からヒントを得て、

愛知県児童総合センターで開発されたものです。

ムナーリは目の見えない少女と文通するための方法として、「触覚」に注目してこの作品を作りました。

普段見慣れた「たわし」や「ひも」が、目を閉じて触ってみると、目で見ていたときとは異なる「もの」に感じます。

目が見えている私たちは、つい「視覚」に頼ってしまいがちですが、「触覚」を頼りに物事に触れてみると

新しい世界が広がることを、ムナーリは教えてくれていると思います

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

こちらの写真は、朝一の参加者のみなさんです。

満員御礼ありがとうございます

まずは、みんなで「触覚」に慣れてみましょう!

ということで、円になって目を閉じて、さまざまな素材を触っていきます。

もうみんな大はしゃぎ!「ざらざら」「ごつごつ」「つるつる」「ぺたぺた」「ちくちく」・・・

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

いろんな感じを体感し、「触覚」に慣れたところで今日のプログラムの説明です

「さわってつたえる」は、いくつかのミッションがあり、それをこなして最後まで到達したら、

「音カン」という装置をつかってミッションの成果を音声として記録して自分で聞いて楽しむというもの。

 

と、書いてもいまいちピンときませんよね

 

詳しくご紹介します

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

①てざわりテープ

まず、「てざわりBOX」と呼ばれるBOXの中から好きな手触りの素材を5つ選びます。

選ぶときは絶対に中を見ないこと!あくまでも「触覚」を頼りに、「コレ!」と思ったものを選びます

ちなみに、中身は右の写真のような端切れや革、クロスなど、さまざまな素材です。

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

②もじテープ

てざわりの素材を選んだら、てざわりテープと一緒に、

「もじテープ」という四角いマスが5つ印刷された紙をバインダーに綴じます

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

③準備ができたら、あとは図書館内を散策

図書館の各所に写真のような箱がたくさん設置されています。

穴の中に手を入れて天井を触ると、てざわりBOXに入っていた素材と同じものが貼り付けてあります。

自分が5つ選んだ素材と同じBOXをみつけたら、その素材の横の文字テープのマスのなかに

BOXにかかれた平仮名を書き込みます

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

こんな感じで、みなさん必死でした

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

こちらは完成したもの

上から文字を読んでいくと「みょかてぷしょ」「たちきゅざす」「とぷろまる」「ちゅのじょまみ」・・・・

まるで呪文のようですよね

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

④そこで、この「呪文」を蓋を開けた音カンに吹き込みます。

蓋を閉じて、カンの底に耳をあてると・・・

自分の声が何度も何度も繰り返し聞こえるのです!

なんと不思議な装置

これがやりたくて?!何度も参加してくれた子もいましたね

 

ざっとこんな感じのプログラムです。

なかなか準備が大変なプログラムですが、それだけに参加者の満足度は高いはず

 

説明を聞いた参加者のみなさん。いざ、挑戦

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

てざわりBOXの穴が大きかったせいか、中を覗き込む子もいて、スタッフは必死で食い止めていました

見えないとなおさら見たくなるのが人間の心理。。。

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

大人も子どももみんなしゃがみこんで「触覚」を研ぎ澄まします。

図書館ではなかなか見ることのできない光景

この様子を見て、図書館に来館されているお客様も多数ご参加いただきました!

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

「できたよ!」と元気いっぱいに持ってきてくれたみんな。

おそるおそるカンに「呪文」を吹き込みます。

なんだか「王様の耳はロバの耳」のお話を思い出しました。

そして、また、おそるおそる耳をすまして聞いてみますうまく聞こえたかな?

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

大人の方も童心にかえって参加してくださっていました。

図書館に勉強に来たという上の写真の方々。楽しんでいただけたようでよかったです

 

Exif_JPEG_PICTURE

参加者の「てざわりテープ」と「もじテープ」はそのまま残して、窓ガラスに貼ってあります。

ずらっと並ぶとそれだけできれいですし、同じ呪文は一つもない文字テープを眺めているのもまた楽しいです。

ムナーリ展会期中貼ってありますので、図書館にいらした際は是非チェックしてみてください

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

最後はみんなでお方付け。

あれ?アートサポーターに混じって、小さなサポーターも3名ほど

参加してくれた双子の兄弟とそのお姉ちゃんが手伝ってくれました。

とっても楽しかったみたいで、何度も参加してくれたかわいらしい姉兄弟でした。

お手伝いありがとう

 

今日で愛知県児童総合センターの「あそびプログラム」は3種類終了しました。

残りの2種類「よめない文字」「ひかり・いろ・かたち」は9月7日(日)開催します!

展覧会とあわせて是非ご参加ください。

ムナーリのことがもっともっとよくわかるはずです。

 

 

【開催中の展覧会】

特別展 ブルーノ・ムナーリ アートのなかの遊び

会   期:2014年7月5日(土)~9月28日(日)

開館時間:10:00~19:00(最終日18:30まで)

休  館  日:月曜日(月曜日が休日の場合は次の平日が休館)

〈インターネット割引券〉

 

 

 

 

12. 8月 2014 · ムナーリのワークショップ「直接の映写」 はコメントを受け付けていません · Categories: 展覧会

2014年8月12日(日)

 

先週末に開催したムナーリのワークショップ後半編です。

「直接の映写」、ちょっと難しそう?なタイトルですね。

でもとっても面白いワークショップでしたよ

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

ワークショップの前に30分くらい、参加してくれるみんなと保護者の方とで展覧会鑑賞ツアーをしています

参加者が違うと返ってくる回答もさまざまで、お話するこちらもワクワク、ドキドキ楽しませてもらっています。

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

ワークショップの会場は美術館のお隣の清須市立図書館研修室

これからやるワークショップの内容を講師の田嶋さんに説明してもらいます。

田嶋さん、なんだか小さなフィルム?のようなものを見せてくれました。

これは「スライドマウント」と呼ばれているそうです

このマウントには透明の2つ折のフィルムが差し込まれていて、そのフィルの間にさまざまな素材を挟み込み、

スライドプロジェクターで投影してどんな色やかたちが映し出されるか見てみよう

というのが今回のワークショップの概要です。

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

材料は本当にたくさんの種類が用意されています

糸くずや布、お菓子の袋、カラーセロファン、たまねぎの皮、脱色した葉っぱ等々。

光を透過させたら美しいものや面白いものが集められています。

では、早速やってみましょう

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

スライドマウントの枠と透明フィルムを1セット取り、フィルムのサイズに合わせて材料を切ります

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

細かい作業なのでみんな真剣。他の人のことなど構っていられません

気に入った素材や色をみつけて、それらをうまく組み合わせてフィルムの中に収めます。

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

完成したら1枚ずつ挿入するスライドプロジェクターに差し込みます。

壁に映し出される映像を見て、「もっとこうしよう!」「あれも挟んでみようかな!」

と、よりお気に入りの1点を作るために確認していきました

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

スライドプロジェクター自体初めて見た参加者も多く、ゲームや携帯電話の画像で慣れきった目には

不鮮明でどこかたよりない画像に見えたかもしれません。

でも、逆にその素朴で味のあるスライド画像の温かみを知っていただける機会となったのではないでしょうか

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

最高の1点を作るまでの実験用として写真左のタイプのプロジェクターを使っていました。

スライドを入れる口が1つですね。

さて、いよいよ最後は写真右タイプのプロジェクターに全員の最高の1点を入れ、連続投影します。

学芸員の多くはおそらく学生時代を思い出すこのプロジェクター

今ではパワーポイントが主流となりほとんど見かけなくなりましたが、久しぶりに触って嬉しくなりました。

「ガチャン、ガチャン」という切り替えの音がいいんですよね

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

「なにこれ?!」「初めて見た!」と、飛びつく子どもたち。

田嶋さんに一枚ずつスライドを入れてもらいます

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

上映会の開始です

手のひらサイズで作っていたスライドがこんなにも大きく映し出されました。

自分で作っていたものがどれだかよくわからないくらい別物に

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

きれいですね

小さなものが大きく見える、光を透過することで色の重なりが見える、

ごく単純なことなのに、とっても不思議で楽しい体験でした。

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

保護者のみなさんもうっとり

最後はみんなに感想を聞きました

普通の遊びのなかではなかなか体験できない今回のワークショップ。

それぞれに新しい発見があったようでした

 

次回は9月15日(月・祝)です。

本展覧会最後のプログラムとなりました。

最終回の内容も午前「さまざまなかたち」、午後「直接の映写」です。

「直接の映写」はまだ若干名空きがあります。ご興味を持たれた方は是非ご参加ください

電話申込制(052-401-3881)です。

 

 

【開催中の展覧会】

特別展 ブルーノ・ムナーリ アートのなかの遊び

会   期:2014年7月5日(土)~9月28日(日)

開館時間:10:00~19:00(最終日18:30まで)

休  館  日:月曜日(月曜日が休日の場合は次の平日が休館)

〈インターネット割引券〉

 

 

09. 8月 2014 · ムナーリのワークショップ「さまざまなかたち」 はコメントを受け付けていません · Categories: 展覧会

2014年8月9日(土)

 

全部で5種類合計9回実施する「ムナーリのワークショップ」

今回は4種類目の「さまざまなかたち」です

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

他の回と同様に、まずは展覧会鑑賞ツアーからスタート

作品鑑賞のルールを確認して、いざ出発!!

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

今回は、講師の田嶋さんと担当学芸員とが作品ごとで別れて解説を行いました。

田嶋さんのトークは、さすが生前のムナーリと交流があっただけに

お話される内容もリアリティがあり、熱い思いが伝わってきました

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

さて、展覧会鑑賞後は場所を移し、ワークショップ会場へ

「さまざまなかたち」というタイトルですが、一体どんなことをやるのでしょうか???

田嶋さんの話術で子どもたちも集中しています

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

突然、こんなに大きな紙が出てきました。

そして、その紙をビリビリ、 ビリビリ、破ってしまいます

みんな、「ぽかん」と見上げるばかり。

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

見本を見せてくれました。

そう、この適当に破った紙片を使って、どんなものに見えたか絵を描きます

同じ形でも人によってみんな違うはず。

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

紙を破っていいのは、田嶋さんだけ

床に並べられた紙片を1枚ずつ持っていき、絵を描き、完成したら2枚目へ。

もうみんなどの紙を取るのか決めているようで、どんどん身を乗り出して

いまかいまかと待ち構えています

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

お目当ての紙を取ったら、カラーペンで一斉に描き始めます

みんなどんな「かたち」に見えたのかな??

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

完成した子から前のグレーの大きな画用紙にぺたぺたと貼っていきます。

みんなの勢いは止まりません。次から次へと描いていきます。

同じような形でも電車に見える子がいれば、山に見える子もいたり

面白いですね

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

さらに、色がきれい!みんな自由です

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

次なる「かたち」を探す姿も真剣です

最終的に選んだもの以外でも、こうして捜し歩いている間に、

いろんな「かたち」を頭のなかで想像していることでしょう。

この「想像する」行為そのものが、ムナーリの作品の根底を支えているといってもいいのかもしれません

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

最後は一つずつどんな「かたち」なのか、描いた子に発表してもらいました

みんな、他の子の発想に興味津々

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

お父さんやお母さんたちも一緒に聞いてもらいました。

 

このプログラムは、通常の「お絵かき」とは少し違います。

普通は描きたいものが先にきて、そのために輪郭線や色を使って描いていきます。

でも、この「さまざまなかたち」はすでにある「かたち」を見て、

どんなものが「描けるのか(=見えるのか)」という思考順路になっているのです

 

ある程度の制限を与えられ、でもその中で自由な発想を展開する。

ムナーリらしいものの考え方が、このワークショップにもあらわれているようです

 

 

【開催中の展覧会】

特別展 ブルーノ・ムナーリ アートのなかの遊び

会   期:2014年7月5日(土)~9月28日(日)

開館時間:10:00~19:00(最終日18:30まで)

休  館  日:月曜日(月曜日が休日の場合は次の平日が休館)

〈インターネット割引券〉

 

 

 

05. 8月 2014 · あそびプログラム「ひもでかお」 はコメントを受け付けていません · Categories: 展覧会

2014年8月5日(火)

 

先週末に開催された関連イベント「あそびプログラム」の午後の部について。

午後は「かおでひも」を実施しました

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

プログラム開始前に、講師の田島さんがスタッフに簡単に説明をしてくださいました。

おもむろに箱の中からロープを何本か取り出し・・・

 

Exif_JPEG_PICTURE

たちまち人の顔が完成

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

このプログラムはムナーリの作品《お互いにみつめあおう》や《祖先の重み》といった

人間の顔の要素を取り出して、直線、曲線、破線、点線、平行線、太い、細い、可能な限りいろいろな線、

さまざまな色と形を組み合わせて、人間の容貌について視覚的な実験を行った作品をヒントに開発されました

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

スタッフも試しに「ひもでかお」に挑戦してみました!

おもしろい

これは「太陽のハタ」以上にお手軽にでき、且つ何パターンでもできるため何度でもやりたくなります。

 

IMG_5199 IMG_5201

参加者は過去の参加者が作成した「かお」をモニターで見ながら、

新たに自分なりのオリジナルな「かお」に取り組みます。

ひもの長さや太さもばらばら。

私たちが思っているような正確な「かお」にこだわらないことがポイントかもしれません

あとはなるべく大きな「かお」に取り組むと、楽しさも倍増します

 

IMG_5206 IMG_5207

一人でなんとか完成させた子や、お母さんと一緒にがんばって作っている子など、

みんなそれぞれで楽しんでいました。

 

参加者の一部の作品をご紹介します。

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

どれもユニークですね

涙の表現、雰囲気出てます!

思わず「かお?」と思ってしまうくらい自由な発想の「かお」もいいですね!

家族仲良しの素敵な「かお」を作ってくれました。

最後の横向きの「かお」は愛娘のためにお父さんががんばって作っていらっしゃいました。

むしろお父さんに似ている??

 

ムナーリの作品はいろいろな考え方や遊びにヒントを与えてくれるということを

改めて実感することができました

 

次回の「あそびプログラム」は、8月24日(日)10:30~12:00、14:00~15:30です。

内容は「さわってつたえる」です。さて、どんなことができるのかな?

清須市立図書館1階「おはなしの部屋」前のスペースでお待ちしております。

参加費無料、随時受付けております。お気軽にご参加ください

 

 

 

【開催中の展覧会】

特別展 ブルーノ・ムナーリ アートのなかの遊び

会   期:2014年7月5日(土)~9月28日(日)

開館時間:10:00~19:00(最終日18:30まで)

休  館  日:月曜日(月曜日が休日の場合は次の平日が休館)

〈インターネット割引券〉

 

 

 

 

03. 8月 2014 · あそびプログラム「太陽のハタ」 はコメントを受け付けていません · Categories: 展覧会

2014年8月3日(日)

 

今日はムナーリ展関連イベントの一つ、愛知県児童総合センターの「あそびプログラム」を実施しました。

会期中、合計5種類のプログラムを実施しますが、今日はそのうちの2つ「太陽のハタ」と「ひもでかお」。

愛知県児童総合センターは、1996年に開館し、愛・地球博の開催に伴い2002年3月~2006年6月まで休館、

2006年7月から再オープンした県立の児童館です。詳しくはこちらをご覧ください。

今回は、その愛知県児童総合センターが、開館以来開発してこられたプログラムを、

実際に元センター長の田島茂典氏を講師にお招きし、実施することになりました

Exif_JPEG_PICTURE

こちらが田島氏です

プログラム実施前に、スタッフへムナーリのワークショップやプログラムの説明をしてもらいました

 

なぜムナーリ展の関連イベントで愛知県児童総合センターのプログラムなの?

と思われる方も多いと思います

実は、愛知県児童総合センターで開発されているプログラムをはじめ、様々な取り組みの多くは、

ムナーリの考え方をベースに蓄積されてきたのです

「ムナーリだったらこんな風に考えるかな?」「ムナーリが生きていたら絶対に喜んでくれるはず!」

センターで働く職員の方々はいつもどこかでムナーリのことを意識して活動に取り組まれてきました

 

そのような「ムナーリ・イズム」ともいえる考え方が開館以来、脈々と伝えられてきた児童総合センター。

開発されてきたプログラムはいずれもびっくりするほど「ムナーリらしさ」を感じます

そこで、今回は子どもから大人まで誰でも自由に参加できるプログラムとして、

お隣の図書館で実施することになりました。

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

本日、午前に実施したのは「太陽のハタ」

ムナーリの著書に『太陽をかこう』というワークショップをまとめた本があります。

その内容をヒントに、児童総合センターが考え出したプログラムが「太陽のハタ」です。

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

ひととおり説明が終了すると、本日お手伝いに来てくださったアートサポーターと、博物館実習生とで準備です。

大きめのカラフルなチョークと経木(きょうぎ)を用意し、机の上は汚れないように養生シートを貼ります

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

さっそくかわいらしい参加者がたくさん集まってくれました

この「太陽のハタ」のルールはとっても簡単。

「まる」だけ描くこと

みんな思い思いの「まる」をたくさん描いてくれました。

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

完成したら一穴パンチで上下に穴を開け、天井から紙紐に通して吊るします。

たったこれだけのことなのに、一人一人全く異なる「太陽」が出来上がり、

見ているだけでも楽しい気分になります

しかも、「まる」だけ描けばいいので、上手や下手といったこともありません。

子どもから大人まで簡単に取り組めるプログラムです。

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

一枚だけでは満足できず、お母さんにお願いして2枚、3枚と制作する子もいましたね

完成作を吊るしていくと、「太陽のハタ」のカーテンのようになります!

光が挿すと経木から光が透けてとてもきれいです

 

チョークの淡い色と経木のほのかに香る木のにおいが、なんだか優しい気持ちにしてくれる、

そんな「太陽のハタ」でした

 

明日は午後のプログラム「かおでひも」について報告します

 

 

【開催中の展覧会】

特別展 ブルーノ・ムナーリ アートのなかの遊び

会   期:2014年7月5日(土)~9月28日(日)

開館時間:10:00~19:00(最終日18:30まで)

休  館  日:月曜日(月曜日が休日の場合は次の平日が休館)

〈インターネット割引券〉

 

 

 

 

ツールバーへスキップ