29. 10月 2013 · 大向こうって何だろう?! はコメントを受け付けていません · Categories: 展覧会

2013年10月29日(火)

 

先週の土曜日、企画展「歌舞伎|変身」関連イベント、「大向こうって何だろう?!」を開催しました

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こちらが講師の波多野洋七さんです。ビシッとお着物で登場。かっこいいですね!

なんと波多野さん、大向こう歴50年以上

若いときから芝居三昧だとか。自己紹介も、きまっていましたよ。

白波五人男という盗賊5人のお話に出てくる親分・日本駄衛門(にっぽんだえもん)の台詞調で、

「問われて名乗るもおこがましいが、生まれは~」と始まり、

集まったお客様たちの心をしっかり掴んでいました

 

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レクチャーは、まず「大向こうとは?」という説明から始まりました

「大向こう」という言葉の意味について

本来、昔の芝居小屋の安価な立見席のことを指します。今の三階席や幕見席にあたる席。

ここに陣取った芝居好きは、いい芝居やいい役者に接した感激や、

「しっかりせい!」という叱咤の心を、掛け声に託して舞台に伝えるようになったそうです。

そのうちにその掛け声や掛ける人のことも、「大向こう」と呼ぶようになったということです。

 

声を出すタイミングはいつなのか

「絶対」という決まりはないのですが、だいたい次のようなときがかけやすいそうです。

①見得のとき、ツケ打ちに合わせる。

②花道から出てきたとき。(ただし、絶対にかけてはいけない演目も2つある)

③幕切れの柝(き)の音がするとき。

など。他にも細かくはいろいろあるそうです。

 

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会場からもたくさんの質問が飛び交いました

●「大向こう」に資格はいるのか?

●どうやったら「大向こう」になれるのか?

●素人は掛け声をかけてはいけないのか?

●「大向こう」としてやってはいけないことは?

などなど・・・

とにかく、みなさん「大向こう」への疑問がいっぱい

そのひとつひとつに波多野さんは丁寧に答えていらっしゃいました。

 

さまざまな質問を受ける中、やはり「大向こう」とは実践してこそ解るもの。

ということで、波多野さんから参加者の皆さんに「やってみましょう!!」との誘い。

会場内はどよめきましたが、半信半疑でみなさん波多野さんの勢いにおされていた様子・・・

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配布されたプリントは、白波五人男の台本の一頁です

5人の盗賊がそれぞれ自分の素性を語りつつ名前を名乗る場面ですが、

この台詞を参加者のみなさん自身に置き換えて、前に出て披露するというもの。

役者の役をやらない人たちが、「大向こう」の掛け声をかけます

役者に扮する人は、掛けてもらいたい屋号も考えます

 

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最初の役者はこちらの男性。

日本駄衛門の台詞で自己紹介。屋号は「最上屋」です。

波多野さんが参加者のみなさんへ「大向こう」のタイミングを伝授。

 

男性が右手に持つ扇子は傘の代わりです。

まずは傘を上げて、みなさんの前に止まった瞬間に「待ってました!」の掛け声

役者は最後に自分の名前を名乗るときに一呼吸起きます。

その間で屋号を掛けます。ここでは「最上屋!」でしたね。

 

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こちらの女性(実は当館のアートサポーターさんです!)は、台詞の言い回しも波多野さんから伝授され、

緊張しつつも、堂々とした役者ぶり。

旦那様のご職業にちなんで、なんと屋号は「鉄筋屋」

 

大向こうさんが掛ける掛け声の中には屋号のほかにも、

その役者さんが住んでいる町名を掛けることもあったり、

場面の雰囲気に合わせて「色男!」とか「いってらっしゃい!」など、

まるで同じ舞台で演じている役者のような掛け声を掛けることもあるほど柔軟で面白いのです

 

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大学生のお姉さんや、小学生の女の子も挑戦してくれました

とってもかわいらしい役者姿は、おもわずたくさん声をかけたくなってしまいました。

 

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こちらの女性は、なんと日本舞踊の西川流・西川菊織(にしかわきくおり)さん。

普段も男性役を演じることが多いそうで、さすが日本駄衛門の台詞調での自己紹介は

かっこよかったですね

 

他にもいろいろな方が役者に挑戦してくださり、みなさんの大向こうの掛け声も慣れてきたのか、

後半はタイミングもばっちり!大きな声でまるで芝居小屋にいるような雰囲気でした

 

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役者をやってくださった方々の中から5名のみ、

大歌舞伎の役者さんたちから波多野さんが貰ったという手ぬぐいがプレゼントされました

 

「大向こう」は、とにかくやってみなければわからない!

でも、やみくもにやっては役者さんの邪魔になる。

あくまでも大向こうは芝居の脇役。役者さんより目立ってはいけません。

それでいて、役者さんを引き立てる重要な役割も担っています

 

芝居を愛し、芝居を心から楽しむことができる人であれば、

誰にでも「大向こう」はできます。

そんな風に波多野さんはおっしゃっていました。

 

今日、イベントに参加されたみなさん。是非、次は本物のお芝居で実践しましょう

波多野さん、実践に基づいた素晴らしいレクチャーをありがとうございました

 

 

【開催中の展覧会】

企画展 「歌舞伎 | 変身」

会期:2013年10月8日(火)~12月1日(日)

開館時間:10:00~19:00 (入館は18:30まで)

休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌火曜日が休館)

 

 

 

19. 10月 2013 · 第4回キッズアートラボ はコメントを受け付けていません · Categories: 展覧会, 教育普及

2013年10月19日(土)

 

今日は、6月から4回開催している清須キッズアートラボの最終日。

市内の小学3~4年生11名が参加しました。

こうして集まるのも4回目なので、すっかり打ちとけてきました。

のびのびした子どもたちの様子を見るのは嬉しいものです。

 

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まずは現在開催中の「歌舞伎 | 変身」展を一緒に鑑賞します。

歌舞伎役者を描いた錦絵や、歌舞伎の舞台裏の種明かしをした江戸時代の本など、

子どもたちは興味津々

 

それから、展示室で一番目を引く歌舞伎衣裳もじっくり観察しました。

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金色に光るこの衣裳はどんな役の人が着ていたと思う?

そう、金持ちのおじさんの役! だから、金糸の刺繍がふんだんに施してあります。

 

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こちらは遊女の中でも最高ランクの花魁(おいらん)の役が着ていた豪華な衣裳。

正月を表すしめ飾りや門松などがあしらわれているんですよ。

とっても変わった着物だね!でもこの華やかさで、うんと舞台栄えしたはず。

 

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これは男の人の衣裳?それとも女の人の衣裳?

模様には、重たそうな雪をかぶった松がデザインされているよ。

そう、これを着ていた人は、寒い冬を耐えるように、苦労を耐え忍ぶ役柄だったのです。
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こちらは全面に桜が散らされた着物。

赤い色は若い娘役の色なんですよ。

さぁ、息を呑むような美しい衣裳をみたところで、子どもたちに今日のテーマを話します。

「今日はそれぞれの舞台衣裳を作ってみよう!」

 

衣裳には、それを着る人の特徴をあらわす色や模様が使われていました。

一つひとつ意味があるんですね。

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では、自分がこれから作る衣裳を着る人の性格を考えましょう。

キャラクター設定です。そして、そのキャラにふさわしい色や模様についてもアイディアを練ります。

 

イメージが固まったところで、実際に衣裳作りスタート

今日は、思い切って屋外に出ました。

と言っても、小雨が降ってきてしまったので、青空の下というわけにはいかなかったのですが、

それでもいつもと違う雰囲気に、子どもたちも心が躍るみたい。

 

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長い和紙を半分に折って、真ん中に切込みを入れれば、

単純だけど服のかたちになります。

えりぐりの形は丸でも三角でもOK。

 

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あとは、用意したリボン、色紙、布、スパンコールなどを自由に組み合わせて、装飾していきます。

 

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針金の入った金色のテープを立体的に組んでお花を豪華にしたり、

フェルトを桜の花びらのかたちに切って散らしたり。

 

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みんな、思い思いに楽しんで作っていました。

とくに、自分が絵を描いたりアップリケをつけたりしたものが

衣裳になるという感覚が面白かったようです。

 

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完成後はみんなで記念写真をパチリ。

画用紙で麦藁帽子を作ったり、リボンでウエストをしばったり、

仕上げにも余念がなくて、思いっきりステキな衣裳が出来上がりましたね。

 

次に何かの舞台や映画などを見ることがあったら、

みんなはきっと、衣裳から役柄にも思いをはせてくれることでしょう。

 

開催中の展覧会。

貴重な歌舞伎衣装を見るだけでも一見の価値ありです。

ぜひお出かけください。

 

 

 

【開催中の展覧会】

企画展 「歌舞伎 | 変身」

会期:2013年10月8日(火)~12月1日(日)

開館時間:10:00~19:00 (入館は18:30まで)

休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌火曜日が休館)

 

 

 

 

 

13. 10月 2013 · 文さんの歌舞伎談議「歌舞伎界のホープ中村児太郎と語る女形の魅力」 はコメントを受け付けていません · Categories: 展覧会

2013年10月13日(日)

 

企画展「歌舞伎|変身」ではさまざまなイベントをご用意しておりますが、

本日、その第一弾を開催しました

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歌舞伎役者で現在、御園座で公演中の中村児太郎(なかむらこたろう)さんをお招きして、

歌舞伎研究で著名な南山大学教授、安田文吉(やすだぶんきち)先生との対談をおこないました。

事前申込制で、定員を100名としましたが、応募開始からあっという間に予約はいっぱい

 

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対談は、中村児太郎さんのおうちが代々受け継いできた「女形(おんながた)」の魅力について

児太郎さんの女形はお父様の福助さんに負けず劣らず美しいのです!

現在、金山の日本特殊陶業市民会館で御園座「錦秋名古屋顔見世」でご覧いただけます

 

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安田先生がリードするなか、質問に対して明確に、時にユーモアも交えながら

私たちの知らない歌舞伎界の興味深いをお話をしてくださった児太郎さん

 

「歌舞伎座は小さいときから僕の遊び場でした」

「親よりも周囲の方々に育てられたような子ども時代」

「大道具の人にもいろいろ教わりました」

なんと、My金槌(かなづち)までお持ちだとか

 

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身振り手振りで稽古や舞台のお話も真剣にお話くださいました。

私たちの知ることのない歌舞伎の裏話なども盛りだくさん

そして、さすが歌舞伎役者さんです。

何気ない動きひとつとっても人を惹きつける魅力があるんですね。

その上、お話もとっても楽しい

 

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立ち上がってこんな風に所作を披露してくださる場面も?!

もうみなさん感動のあまりおもわず拍手

サービス精神旺盛でお話が上手なところは、お父様譲りでしょうか

会場内は終始笑いが絶えなかったのがとても印象的でした。

 

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児太郎さんのトークもさることながら、やはり安田先生の天真爛漫な笑顔や巧みな話術は、

間違いなくその場の空気を作り上げてくださったと思います。

先生、ありがとうございました

 

児太郎さんは普段は青山学院大学に通う大学生

学業と役者業との両立で本当に忙しい毎日だそうです

でも、お話を伺っているとその忙しい生活でも充実した様子が見て取れました。

年明けの3月にはいよいよ中村福助襲名です

これからの歌舞伎界をどんどん盛り上げていってほしいですね!

応援しています!!本日はお忙しいなか本当にありがとうございました。

 

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お集まりいただいたみなさま、これを機に歌舞伎に美術に積極的に参加いただければ幸いです

10月、11月とイベント盛りだくさんです。奮ってご参加ください。

 

 

【開催中の展覧会】

企画展 「歌舞伎 | 変身」

会期:2013年10月8日(火)~12月1日(日)

開館時間:10:00~19:00 (入館は18:30まで)

休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌火曜日が休館)

 

 

 

08. 10月 2013 · 企画展「歌舞伎|変身」始まりました! はコメントを受け付けていません · Categories: 展覧会

2013年10月8日(火)

 

企画展「歌舞伎|変身」本日開幕です

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江戸時代から続く日本の伝統芸能「歌舞伎」。

いまではすっかり、歴史と伝統に裏打ちされた格式ある芸能のひとつとしてみなされています。

「敷居が高くて歌舞伎はちょっと・・・」という方も多いのでは

そんな高尚な歌舞伎も、実は昔は大衆芸能として庶民に親しまれていました

 

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本展は、歌舞伎にみられる特徴のひとつ「変身」というテーマに着目し、

錦絵、衣裳、写真、屏風、かつら、隈取等の展示を通して、

歌舞伎の魅力や面白さの一端に触れていただける内容となっています

 

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御園座さんからお借りした大道具(1階、2階に展示)やショップも充実しています

芸術の秋、日本の伝統芸能の魅力を是非ご堪能ください。

 

会期中、さまざまなイベントも開催します。

各種割引もあります詳しくは展覧会HPをご覧ください。

 

歌舞伎初心者大歓迎!

皆様のご来館心よりお待ちしております。

 

 

 

【開催中の展覧会】

企画展 「歌舞伎 | 変身」

会期:2013年10月8日(火)~12月1日(日)

開館時間:10:00~19:00 (入館は18:30まで)

休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌火曜日が休館)

 

 

16. 9月 2013 · 三輪哲スペシャルトーク「親子で楽しむ絵本の魅力」 はコメントを受け付けていません · Categories: リサとガスパール&ペネロペ展, 展覧会

2013年9月16日(月)

 

今日は「リサとガスパール&ペネロペ展」関連イベントとして、

絵本にまつわる、スペシャルトークを開催しました。

 

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お話くださったのは、日本で初めて子どもの本専門店「メルヘンハウス」を

名古屋に設立された三輪哲(みわ・てつ)さん。

お店を立ち上げたのが1973年だったので、今年でなんと、まる40年

現在も多くの人たちに愛され続けているお店です。

 

今日は、たくさんの絵本を実際に示しながらお話が進みました。

 

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客席にはお子さんもちらほら。

三輪さんは、子どもたちに読み聞かせをするように語りかける場面も。

子どもは身を乗り出すように聞いていました。 

 

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三輪さんは、まだ「読み聞かせ」という言葉もなかった時代に、

お店にやってくる子どもを捕まえては「本を読んであげるよ」といって

絵本の世界にいざなっていたそうです。

 

そうして、子どもの反応を観察することからすべてが始まっています。

いい絵本は、子どもの素直な反応で分かるんだそう。

 

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長年、直に子どもと絵本に関わってきた経験から、

子どもの高い観察力や想像力に驚かされた豊富なエピソードが飛び出します。

 

何度も何度も同じ絵本を読んでとせがむ子ども。

読むたびに、あるページをじ~っくり見つめる子ども。

絵本の主人公になりきっている子ども。

子どもは全身全霊をかけて絵本を見ています。

そんな子どもたちに、いい加減な本は渡せないんです。

 

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子どもは、絵本をパスポートに、日常から非日常へと旅します。

だから絵本は、現実の生活に役に立つかどうかではなく、

子どもの琴線に触れ、想像力を豊かにはぐくむかどうかで選んでほしい。

子どもが心から喜ぶ本を読ませてあげてほしい。

 

三輪さんは終始その軽妙なトークで場を和ませ、リアルな体験談で聴衆をひきつけていました。

ユーモラスな中にも、芯の通った、大事な話を聞かせてもらい、

改めて、幼少期に出会う絵本の大切さを感じたひと時でした。

 

現在開催中の「リサとガスパール&ペネロペ展」では、

お父さん・お母さんが、子どもに絵本を読み聞かせている場面をよく見かけます。

 

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こうして、子どもたちが絵本を通して想像力の羽を思いっきり伸ばし、

はばたいていってくれますように。 

 

 

 

【開催中の展覧会】

「リサとガスパール&ペネロペ展」

会   期:2013年7月6日(土)~9月29日(日)

開館時間:10:00~19:00 (入館は18:30まで)

休  館  日:月曜日(ただし祝日の場合は開館、翌火曜日が休館)

〈インターネット入館割引券〉

 

 

 

 

 

14. 9月 2013 · 傑作ぬりえ、発表します はコメントを受け付けていません · Categories: リサとガスパール&ペネロペ展, 展覧会

2013年9月14日(土)

 

「リサとガスパール&ペネロペ展」では、

2階オープン展示スペースにて、常時ぬりえやおり紙が楽しめます。

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今日は、完成したぬりえの中から、

最近の傑作をご紹介することにしましょう。

 

オリジナルのぬりえは7数種類ほどご用意しています。

まずはリサとガスパールから。

 

〈クッキング〉

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お料理は、とりわけ女性たちの想像力を刺激するのでしょうか、傑作が多いです。

背景をレンガにしたり、前衛的な色使いでぬり分けたり、

作った料理が緻密に描かれているものもあって、見ごたえがあります。

 

〈プール/海水浴〉

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左はリサのビキニ姿がカワイイ ガスパールには右手が描き加えられていて、ちゃっかりカキ氷をもっています!

右は水の中でしょうか。光を受けた水が幻想的な力作ですね~。

 

〈海水浴(?) 日焼け〉

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この図柄は、水着やシートに細かい柄があって、カラフルな作品に仕上がることが多いようです。

左はびっしりと草を描いていて、なんとも気持ちよさそう。

中央はたくみに陰が描かれていて、リサとガスパールが立体的に見えます。

右は二人が帽子をかぶった姿も描いてくれています。

 

〈ローラーブレード〉

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これは色鉛筆を使いこなすのがとびきりうまい上級者でしょう!

色の重なりがとっても綺麗。つい見入ってしまいますね。

 

次はペネロペのご紹介です。

 

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これは一番人気の図柄。初めてぬりえをする小さいお子様から大人まで、誰もが楽しめる1枚です。

2点とも、目の覚めるような鮮やかな色合いにひかれました。

 

 

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靴下をはこうとしているペネロペ。想像力でおぎなって、

お花畑になっていたり、お部屋のインテリアが描きこまれていたり、楽しいですね。

 

ペネロペは青色。

一口に青と言っても、当館では水色から紺に近い青まで、何種類もの青い色鉛筆を揃えています。

それらをお好みに合わせて使い分けてみるのも一興ですよ。

 

 

 

 

 

【開催中の展覧会】

「リサとガスパール&ペネロペ展」

会   期:2013年7月6日(土)~9月29日(日)

開館時間:10:00~19:00 (入館は18:30まで)

休  館  日:月曜日(ただし祝日の場合は開館、翌火曜日が休館)

〈インターネット入館割引券〉

 

 

 

 

 

08. 9月 2013 · リサとガスパールが美術館にやってくる&撮影会 はコメントを受け付けていません · Categories: リサとガスパール&ペネロペ展, 展覧会

2013年9月8日(日)

 

今日はリサとガスパールの着ぐるみイベント目白押し。

11時からの「みんなあつまれ!!リサとガスパールが美術館にやってくる」の

席を確保しようと、朝から整理券を求める長蛇の列ができました。

 

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会場の2階オープン展示スペースは、あっという間に小さなお子様を連れたご家族でいっぱいに。

「リサとガスパールのかわいい姿が見たい

みんな二人の登場を、今か今かと待ちます。

 

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開始前に、定員100名を超えて、立ち見の方が続出しました。

せっかくなら、原画だけでなく、リサとガスパールの動く姿が見たいと思いますよね。

 

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いよいよリサとガスパールの登場です。

手を振りながら、よちよち歩く二人のかわいらしさは、なんとも言えません。

会場は歓声に沸き、一気にテンションが上がります。

 

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最後に、ジャンケンゲームで勝ち残ったお子さんに、ちょっとしたグッズをプレゼント。

ふわふわのリサとガスパールと握手もできて、大満足です。

 

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この日、美術館前の公園には、カキ氷を売る移動販売車がやってきました。

着ぐるみイベントを開催する日には、必ずこうしてのどを潤すカキ氷や飲み物等が販売されています。

 

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午前中に降った雨は、午後から止みました。

夏の猛暑にしおれ気味だった芝生も、息を吹き返したように青々しています。

 

午後はリサとガスパールの着ぐるみとの撮影会。

30分前から整理券を配布すると、あっという間に20組分がなくなりました。

大人気の着ぐるみイベントは、会期中にあと1回のみ開催します。

 

「リサとガスパール撮影会」

9月21日(土) 11:00~/13:30~/15:00~

※各回30分前から整理券配布 限定20組 カメラ持参

 

ぜひこのラストチャンスをご利用ください。

 

 

 

 

【開催中の展覧会】

「リサとガスパール&ペネロペ展」

会   期:2013年7月6日(土)~9月29日(日)

開館時間:10:00~19:00 (入館は18:30まで)

休  館  日:月曜日(ただし祝日の場合は開館、翌火曜日が休館)

〈インターネット入館割引券〉

 

 

 

 

 

31. 8月 2013 · 実習生 ギャラリートークに挑戦! はコメントを受け付けていません · Categories: リサとガスパール&ペネロペ展, 展覧会, 教育普及

2013年8月30日(金)

 

博物館実習生5人。県内の大学4年生たちが、

現場で美術館全体の運営を学んだり、学芸員の仕事を体験したりしています。

 

先日は、一人ずつ展覧会の解説にトライしました。

一般のお客様のいる展示室で、実際の作品に囲まれてのギャラリートークです。

初めてのことに、少々緊張の面持ちの実習生たち。

 

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持ち時間はだいたい15~20分程度。この間に、要点を絞ってお話しなければなりません。

 

何歳ぐらいの、どういうお客様に対してお話しするのか、

どういう順番で、どの作品を選んでご案内するのか、

その作品のどの部分に注目するのか。

そのやり方は、それぞれにゆだね考えてもらいました。

 

マニュアルなどはありませんので、さぞ戸惑ったことでしょう。

 

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実習生たちは、リサとガスパール、ペネロペシリーズやその作者についてそれぞれ調べ、

解説するポイントをぎっしりノートに書いて挑みました。

真剣そのもの。気迫が伝わってきます。

 

絵本を読み込んで、ストーリーの面白さを紹介したり、

原画をよく見て、配色のすばらしさを指摘したり、

大人ではなく、小学生に語りかけるように話したり、

それぞれに工夫が凝らされていました。

 

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人前に立つとどうしても緊張して、シミュレーションどおりにはいかないものです。

終わった後で、あの時はこう言えばよかったのに、と悔しい思いもあったでしょう。

 

でも、みんな一生懸命伝えたいという姿勢で、持ち味を生かしてやりきりました。

すばらしい!

 

一人ずつ解説し終わったあとは、お互いに、よかった点と、改善点とを出し合いました。

みんなよく観察していて、的確な指摘をします。

それに、人のやり方を見て、いいところをすぐに取り入れられていました。

 

作品解説は、基本は他人と会話すること。

相手に合わせて、声のトーンも変われば、言葉の使い方だって変わります。

 

けれど基本的には、

・客観的な事実と、個人的意見とを自分の中で分けておく。

・相手が理解できているかどうか確認しながら進める。

・自分が感動した点を、他の人に伝える。

これらができれば、お客さまも安心し、興味をもって聞いてくださるのではないでしょうか。

 

ちなみに、私はまだ毎回試行錯誤しながらやっています。

経験を重ねることが、上達へのなによりの道なのかもしれません。

 

 

 

 

 

【開催中の展覧会】

「リサとガスパール&ペネロペ展」

会   期:2013年7月6日(土)~9月29日(日)

開館時間:10:00~19:00 (入館は18:30まで)

休  館  日:月曜日(ただし祝日の場合は開館、翌火曜日が休館)

〈インターネット入館割引券〉

 

 

 

 

 

28. 8月 2013 · 東海ラジオで紹介されました はコメントを受け付けていません · Categories: リサとガスパール&ペネロペ展, 展覧会

2013年8月28日(水)

 

今日は東海ラジオの取材がありました。

ご存知「宮地佑紀生の聞いてみや~ち」に生出演。

 

まずはレポーターの有馬さんを展示室へ案内し、

展覧会の概要と見どころをご説明しました。

 

その間に、アンテナやマイクの調整が着々と進みます。

 

その後、本番に向けて、要点を書いた大まかな原稿をささっと作成。

レポーターと学芸員の会話を、Q&A形式にまとめます。

 

 

ラジオでは、レポーターと学芸員が会話しながら、

展覧会の内容を、視聴者の方に分かりやすくお伝えします。

1・2分の短い時間なので、的確な言葉で簡潔に魅力を伝えなければなりません。

生放送ゆえの緊張感も!

 

「リサとガスパール」「ペネロペ」は、色彩、物語、キャラクター設定、どれを取っても楽しめます。

その面白さが伝わってるといいなと思います。

 

 

レポーター有馬さんが、今日の取材をブログで紹介してくれています→こちら

 

夏休み残りわずか!夏の思い出をつくりませんか。

みなさんのお越しを、心よりお待ちしています

 

 

 

 

【開催中の展覧会】

「リサとガスパール&ペネロペ展」

会   期:2013年7月6日(土)~9月29日(日)

開館時間:10:00~19:00 (入館は18:30まで)

休  館  日:月曜日(ただし祝日の場合は開館、翌火曜日が休館)

〈インターネット入館割引券〉

 

 

 

 

 

25. 8月 2013 · リサとガスパール撮影会 はコメントを受け付けていません · Categories: リサとガスパール&ペネロペ展, 展覧会

2013年8月25日(日)

 

今日はあいにくの雨模様

 

 

でも、カラフルな傘が、傘立てに入りきらないほどたくさん。

 

今日のみんなのお目当ては、↑こちら。

リサとガスパールの着ぐるみといっしょに写真撮影ができるイベントです。

 

 

撮影開始30分前から整理券をお配りするのですが、長蛇の列に。

先着20組の整理券をゲットすべく、並んでいます。

 

列の先頭で、「撮影会 整理券 こちら」と書いたパネルをもって立っているのは、当館のアートサポーター。

ボランティアで、美術館の活動を支えてくれています。

 

さぁ、いよいよリサとガスパールが会場に到着しました。

こうしてやさしく手をひいて誘導するのもサポーターです。

 

リサとガスパールの姿が見えると歓声が上がります!

嬉しくって、飛び跳ねて身体全体で喜びを表現する子どもも。

 

子どもたちの素直な反応や、かわいらしいしぐさに、ついサポーターもほおが緩みます。

 

こうして、たくさんの笑顔が行きかうイベントとなりました。

 

リサとガスパール撮影会は、会期中あと2日開催します。

9月8日(日)  13:30~ / 15:00~

9月21日(土) 11:00~ / 13:30~ / 15:00~

ご家族、カップル、お友達といっしょに、ふわふわのリサガスといっしょに写真をとりましょう!

とびっきりの笑顔になること間違いなしです

 

 

 

 

【開催中の展覧会】

「リサとガスパール&ペネロペ展」

会   期:2013年7月6日(土)~9月29日(日)

開館時間:10:00~19:00 (入館は18:30まで)

休  館  日:月曜日(ただし祝日の場合は開館、翌火曜日が休館)

〈インターネット入館割引券〉

 

 

 

 

 

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