12. 4月 2014 · 清須ゆかりの作家 鳥羽美花展 開幕 はコメントを受け付けていません · Categories: 展覧会

2014年4月12日(土)

 

本日、「清須ゆかりの作家 鳥羽美花展 時空を超えて―辿りついた場所より」が開幕しました。

 

開会式の様子を少しご紹介しましょう。

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鳥羽美花さんは挨拶で、これまでの歩みと展覧会にかける思いをお話されました。

学生時代に京都で染色を学び、20年前にベトナムを訪れた時、その風景と熱気に心を揺さぶられ、

以来ベトナムの風景をモチーフに制作してきたこと、

その20年間の集大成として、日本初公開となる作品《辿りついた場所》という

一つの到達点に、文字通り「辿りついた」こと、

そして、今回の展覧会が、今まで支えてくれた地元の方に少しでも恩返しになれば、

とお話されました。

 

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テープカットの後、展示室をオープン!

お客様に作品をご覧いただきました。

 

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日本の風景を主題にした作品と、ベトナムの風景を表現した作品、計約20点が並びます。

どれも人の背丈を越えるような大きさで、屏風仕立てになっているものが多くあります。

その緻密な描写、圧倒的なスケール、そして色彩の鮮やかさに、

観る人はすっかり魅了されてしまいます。

 

 

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展示室では鳥羽さんご本人による、作品解説を行いました。

作品一つひとつ丁寧に、どのような情景を染め描いたものなのか、

どのような技法を使ったのか、その説明には多くの方が熱心に耳を傾けていました。

 

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展示室の最奥には、日本初公開となる最新作《辿りついた場所》3部作(写真右)が展示されています。

ベトナムの世界遺産であるミーソン遺跡を作品化したものです。

作品を前にすると、あたかも実際に遺跡の中を巡り歩いているかのような気分になります。

 

鳥羽美花さんのこれまでの制作を一望にできる本展覧会。

途中、下記の日程で作品入れ替えを行います。

(前期)4月12日(土)~5月11日(日)

(後期)5月13日(火)~6月8日(日)

代表作が一堂にそろうこの機会。前期・後期ともをぜひお見逃しなく

 

 

 

【開催中の展覧会】

清須ゆかりの作家 鳥羽美花展 時空を超えて-辿りついた場所より

会   期:2014年4月12日(土)~6月8日(日)

開館時間:10:00~19:00(最終日18:30まで)

休  館  日:月曜日(月曜日が休日の場合は次の平日が休館)

〈インターネット入館割引券〉

 

05. 4月 2014 · 貸ギャラリー展示⑥ はコメントを受け付けていません · Categories: 展覧会

2014年4月5日(土)

 

 

貸ギャラリー展示 第5週目は、「吉田 勲作品展」((展示室1)と、

矢橋喜徳・よしゑ写真展 四季の詩Ⅲ」(展示室2)による展示です。

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「吉田勲作品展」(展示室1)は、人形職人の経歴がある吉田さん(90歳)による

造花盆栽や陶芸の作品展です。

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職人引退後に趣味で陶芸や造花を使った盆栽を始めたそうですが、

吉田さんのお人柄が感じられるような温かみのある作品が並んでいます。

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また、動物表情や篭の網目などがとても丁寧に表現されています。

作品点数は、なんと75点もあります

現在も精力的にご活躍されている吉田さんの

エネルギッシュな作品をどうぞご高覧下さい。

 

 

つぎに、「矢橋喜徳・よしゑ写真展 四季の詩Ⅲ」(展示室2)は、

写真愛好家の矢橋ご夫妻による展示です。

写真歴10年のご夫妻は、現在も全国各地に足を運んで写真を撮っています。

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なんといっても展示にとても工夫されていて、

訪れた方が思わず「ほ~」と声をこぼしてしまいます。

たとえば、苗木城から見た景色を360度のパノラマ写真を

木枠を使って、このように( ↓ )上から吊るして、360度眺められるように展示しています。

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ほかにも掛け軸風にアレンジした作品もあり、

お子様から大人の方まで年齢問わず楽しめる写真展です。

 

吉田さんと矢橋さんご夫妻は、ほぼ毎日、受付にいらっしゃいます。

どうぞご本人と作品について語り合ったりして楽しいひとときをお過ごしください。

どちらの展示も6日までです。

※最終日は16時までですので、お気をつけください。

 

 

 

【開催中の展覧会】

吉田勲作品展

会   期:2014年4月1日(火)~6日(日)

開館時間:10:00~18:00(最終日16:00まで)

 

矢橋喜徳・よしゑ写真展 四季の詩Ⅲ

会   期:2014年4月1日(火)~6日(日)

開館時間:10:00~18:00(最終日16:00まで)

 

 

 

 

 

 

20. 3月 2014 · 第12回アートサポーター はコメントを受け付けていません · Categories: 展覧会, 教育普及

2014年3月20日(木)

 

今年度最後のアートサポーター活動日。

前々回12月から続けている美術勉強会のつづきで、今日はHさんが発表です。

Hさんは、稲沢市荻須記念美術館で開催されていた展覧会「日本画家が描いた西洋風景展」に足を運び、

前から気になっていたという、横山操(よこやま・みさお)に着目。調べてくれました。

 

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横山操は大正から昭和にかけて活躍した日本画家。

代表作のひとつは、東京国立近代美術館にある《塔》です。

Hさんは、横山操といえばこのように黒を基調とした力強い描写が特徴だと思っていたのですが、

稲沢市荻須記念美術館で目にした《シャンゼリゼ》は、意外にも細く几帳面な線で構成された1点だったので、

そのギャップに驚いたといいます。

 

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↑ Hさん、なんとこんな立派なレジュメに要点をまとめてきてくださってました!

 

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レジュメを見ながら、横山操は、もともとは日本画ではなく洋画を学んでいたこと、

シベリヤ抑留経験が作画に影響していることなどをみんなで学びました。

新しいことを知るというのは、とっても楽しいことですね。

 

「日本画家が描いた西洋風景」

このタイトルが示すように、本展覧会では、日本画家がつかの間日本を離れ、

見聞を広げるため西洋に渡り、旅の途上で制作した作品も多く出品されていました。

つまり、いつもの自分の土俵とは違うところで、新鮮なまなざしで描いたものです。

そのため、その画家がふだん得意とする画材やモチーフが登場しないことも多く、

よい意味で期待を裏切る、画家の意外な一面を垣間見せてくれる作品がありましたね。

一方で、日本画の画材と技法を駆使しながらヨーロッパの風景に取り組み、独自の画風にまで高めた画家もいました。

 

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お勉強の後はちょっとブレイク。

みなさんが持ち寄ったお菓子やレモンでティータイムです。

 

最後に、4月から新しく始まる企画展について、担当学芸員からみなさんにご説明。

「清須ゆかりの作家 鳥羽美花展 時空を超えて―辿りついた場所より」(4/12~6/8)

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ポスターは↑こんな風に出来上がりました。

お見せすると、「かっこいいね!」とか「すご~い」とか歓声が上がって、ずいぶん好評なんです。

 

この展覧会では、清須生まれの染色画家、鳥羽美花さんの代表作を一堂に集めてご紹介します。

鳥羽さんは、日本古来の染色技法「型染め」を使って、ベトナムの風景を表現しています。

ベトナムでは、急速に経済発展を遂げる傍らで、日々失われていく風景がある。

それを、旧来の「型染め」の枠とスケールをはるかに超えて制作のモチーフと定め、20年来取り組んでこられました。

日本独自の技法を使いながらも、異国の風景を自分の中で消化し、オリジナルの作風を確立した、

その好例のひとつと言えるでしょう。

人の背丈を越える大きな画面に色鮮やかに染め出された情景に、きっと圧倒されるはずです。

楽しみにしていてくださいね

 

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さて、展覧会の幕開けには、アートサポーターの協力が欠かせません。

開会式は、会場整理やドアオープンなど、あちこちでサポーターが活躍します。

当日の段取りを確認したり、お客様へのご案内の仕方について改善点を話し合ったりして解散となりました。

 

アートサポーターが発足してまる2年。

美術館にとって、最近ますます心強い存在になっているサポーターさんたちです。

 

 

 

【開催中の展覧会】

[貸ギャラリー] 清須市文化協会  新川絵画クラブ展

会   期:2014年3月18日(火)~3月23日(日)

開館時間:10:00~17:00

 

[貸ギャラリー] 清須市文化協会  清洲絵画クラブ展 第42回春彩の会

会   期:2014年3月18日(火)~3月23日(日)

開館時間:10:00~17:00(最終日は16:00まで)

 

 

 

 

19. 3月 2014 · 貸ギャラリー展示④ はコメントを受け付けていません · Categories: 展覧会

2014年3月19日(水)

 

貸ギャラリー展示 第4週目は、「新川絵画クラブ展」((展示室1)と、

清洲絵画クラブ 第42回春彩の会」(展示室2)による展示です。

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まず、展示室1にて開催中の新川絵画クラブ展は、

花や生き物をモチーフとした日本画の作品を展示しています。

 

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日本画は、主に岩絵具を膠で溶いて練成し、筆で和紙や絹に描くのですが、

油彩の表現とは異なった砂のような風合いが、とても美しい表現方法の一つです。

 

なんと、新川絵画クラブの受付の方が、実際に使われている

岩絵具や水干絵具を見せてくださいました。

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訪れたお客様も、興味津々でクラブの方の丁寧な説明に聞き入ってらっしゃいました。

日本画に親しんでいる方も、またそうでない方も、実際にクラブの方のお話を聞くと

きっと日本画に興味が湧いてくると思います。

 

 

つぎに、展示室2にて開催中の清洲絵画クラブ展 第42回春彩の会は、

静物や風景などの身近なものをモチーフにした油彩画と水彩画、

人物のデッサンを展示しています。

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油彩の重厚感や水彩の濃淡等、絵具の特性を工夫しながら表現なさっています。

また、制作の基礎となるデッサンにも取り組んでいて、

クラブの皆さんの制作に対する意欲の高さが伺えます。

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今回は、日本画や油彩画等の様々な表現方法を一度に味わえる展示ですので、

どうぞこの機会をお見逃しのないように~

どちらの展示も23日までです。

※最終日は、新川絵画クラブ展(展示室1)17時まで、

清洲絵画クラブ展(展示室2)16時までですので、お気をつけください。

 

 

【開催中の展覧会】

清須市文化協会 新川絵画クラブ展

会   期:2014年3月18日(火)~3月23日(日)

開館時間:10:00~17:00 

 

清須市文化協会 清洲絵画クラブ展 第42回春彩の会

会   期:2014年3月18日(水)~3月23日(日)

開館時間:10:00~17:00 (最終日は16:00まで)

 

 

13. 3月 2014 · 貸ギャラリー展示③ はコメントを受け付けていません · Categories: 展覧会

2014年3月13日(木)

 

貸ギャラリー展示 第3週目は、「第9回水彩画クラブ作品展による展示です。

クラブの名前の通り、水彩絵具の特長を活かした淡い色彩で

描かれた作品が並んでいます。

 

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作品のモチーフは、主に身近にある季節の草花や野菜、風景を描いてらっしゃいます。

 

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春の陽気と相まって、より一層、水彩画の温かみが伝わってきます~。

作品点数も多く見ごたえたっぷりの展示ですので、

どうぞ美術館へ足をお運びください。

 

展示は16日までです。

※最終日は17時までですので、お気をつけください。

 

【開催中の展覧会】

清須市文化協会 第8回春日絵画クラブ作品展

会   期:2014年3月11日(火)~16日(日)

開館時間:10:00~19:00 (最終日は17:00まで)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

05. 3月 2014 · 貸ギャラリー展示② はコメントを受け付けていません · Categories: 展覧会

2014年3月5日(水)

 

貸ギャラリー展示 第2週目は、「第8回春日絵画クラブ作品展」による展示です

今週の火曜日より、展示室2にて始まりました

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展示室2の入口に入って、右側の壁には油彩画の展示があり、

左側の壁には、水彩画が展示されています

作品点数も多く、皆さんの展覧会や作品に対する熱い意気込みが感じられます。

 

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↑こちらは油彩画の展示風景です。

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↑こちらは水彩画の展示風景です。

 

春日絵画クラブさんは、風景や静物のスケッチや写真を基に

「よく見ること」を心掛けながら描いてらっしゃるそうです。

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色彩や構図にも工夫されていて、楽しんで絵を描いている

クラブの皆さんの様子がどの作品からも伝わってきます。

展示は9日までです。

※最終日は16時までですのでお気をつけ下さい。

 

寒暖の差が激しい今日この頃ですので、

上着などで体温調節なさって、お越しください。

 

 

【開催中の展覧会】

清須市文化協会 第8回春日絵画クラブ作品展

会   期:2014年3月4日(火)~9日(日)

開館時間:10:00~17:00 (最終日は16:00まで)

26. 2月 2014 · 貸ギャラリー展示① はコメントを受け付けていません · Categories: 展覧会

2014年2月26日(水)

 

今週からいよいよ貸ギャラリー展示が始まりました

当館では、毎年2月下旬ごろから3月末ごろにかけて、

清須市文化協会の皆さんや一般の方々による作品展を開催しています。

 

さて、今回の第1週目は、「新川写真クラブ風景写真展」(展示室1)と、

遊びと創造の場 こどもデザイン室展2014」(展示室2)による展示です

 

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まず、展示室1にて、開催中の新川写真クラブ風景写真展は

旧新川町在住または勤務の写真愛好家さん達による風景写真の展覧会です。

 

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一点一点が力作ばかりで、クラブの皆さんが切磋琢磨しながら、写真技術を高め合っている姿勢が感じられます。

写真を前にすると、鮮やかな風景が目の前に広がってきます。

 

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訪れた方々も写真をご覧になり、

どこか懐かしくも美しい風景にうっとりされていました。

展示は3/2までです。

※最終日は17時までですのでお気をつけください。

 

 

では、つぎに展示室2を覗いてみましょう

展示室2では、遊びと創造の場 こどもデザイン室展2014を開催しています。

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2~13歳の子ども達による絵画、版画、レリーフ、オブジェ、映像作品など、

約120点の作品を展示しています。

大人や先生等の教える側が子ども達に干渉せず、

子ども達にいきいきと自由に創造させることを大切にされています。

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子ども達が元気いっぱいに創造したカラフルな作品に囲まれていると、

大人の方もいつのまにか童心に返ってしまいます。

独創性のある作品の数々に圧倒されつつも、心が弾んできます

 

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展示室から、絶えずご来館の皆さまやお子さまの楽しいそうな笑い声が響いています。

 

 

気候も少しずつ暖かくなってきましたので、

この機会にどうぞ美術館へお越しください。

 

 

【開催中の展覧会】

清須市文化協会 新川写真クラブ 風景写真展

会   期:2014年2月25日(火)~3月2日(日)

開館時間:10:00~18:00 (最終日は17:00まで)

 

遊びと創造の場 こどもデザイン室展2014 

会   期:2014年2月26日(水)~3月2日(日)

開館時間:10:00~19:00 (最終日は17:00まで)

 

 

 

 

 

 

22. 2月 2014 · 清須市・ヘレス市子ども絵画交換事業 はコメントを受け付けていません · Categories: 展覧会

2014年2月22日(土)

 

当館が建つ清須市は、スペインの南に位置するヘレス市と、友好姉妹都市を結んでいます。

両市は様々なかたちで交流を深めていますが、「子ども絵画交換事業」もその一つ。

互いに、子ども達が描いた絵を送りあって、文化の違いや風習の違いを学ぶ機会にしてきました。

今年で5年目になります。

 

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今日は、この絵画交換事業に応募した清須市内の小学5・6年生の中から、

優秀者80名を表彰する式が美術館で行なわれました。

 

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今回の清須市のテーマは「春」。

節分、ひな祭り、お花見などの季節の行事や、卒業式、入学式といった学校行事など、

身近な春のできごとを画用紙に表現してくれました。

 

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遠いスペインの国の人たちに、日本の風習を紹介するにはどんな場面がいいかなと

考えながら一生懸命描いたことが伝わってくる絵もありましたし、

普段のあたたかい家庭生活が垣間見えて、ほほえましく思う絵もありました。

 

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表彰式のあとは作品鑑賞。

壁のオレンジと黄色は、スペインの国旗の色にちなんでいます。

自分の絵を見つけて歓声を上げたり、記念写真を撮るご家族の姿があちこちに。

 

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受賞作品の中からいくつかピックアップして、

清洲中学校美術担当教諭の林絵理先生と、当館担当学芸員が講評をしました。

描いた本人に突撃インタビューして答えてもらう場面も。

 

桜を描いた作品が多かったので、心なしか展示室はピンクに染まっていました。

 

午後は清須市国際交流員のエリザベスさんが、展覧会の案内をしました。

ゲーム感覚で、小さい子どもたちの鑑賞を促します。

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小学校に上がる前の子どもたちが、楽しそうに絵を見ていました。

エリ先生からスペインのお話も聞かせてもらってましたね。

 

この展示は明日まで開催しています。

その後、優秀作品がスペインのヘレス市に送られます。

スペインの人たちは、私たちの「春」をどんなふうに感じるでしょうね。

 

 

 

【開催中の展覧会】

第5回友好姉妹提携都市 清須市・ヘレス市子ども絵画交換事業 子ども絵画展

会   期:2014年2月19日(水)~23日(日)

開館時間:10:00~19:00 (最終日は15:00まで)

主   催:清須市教育委員会

 

 

 

 

08. 2月 2014 · 打田宗平展 アーティストトーク はコメントを受け付けていません · Categories: 展覧会

2014年2月8日(土)

 

全国的に大雪だった今日、清須でもめずらしく3センチほどの積雪。

朝から、あたり一面真っ白で、桜の木々も、寒さに身を縮めているようでした。

 

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そんな中、開催中の展覧会「打田宗平展」のアーティストトークを開催しました。

悪天候の中でも、聞きに来てくださった皆様に感謝です。

 

Exif_JPEG_PICTURE←作品について語る打田さん

 

本展では、2006~2014年に描いた油彩画10点を展示しています。

その1点1点について打田さんが説明し、会場の来館者からコメントをもらう形式でトークは進みました。

 

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↑ これは《先駆者のゆくえ》という作品。

背丈を越える大きな画面に、打田さんのご自宅の台所を描いたものです。

でも、ダイニングテーブルの上にはなぜか孔雀が。。

このちょっと現実離れした幻想的な設定は、打田さんの作品に時々見られる特徴です。

打田さんは、ドイツの画家ミヒャエル・ゾーヴァが好きで、

その空想の入り混じった、ちょっぴり不思議な作品に触発されて描いたのだそうです。

 

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↑ こちらはずばり《富士山》。本展開幕直前に描きあげた、最新作です。

金の空にそそり立つ緑の山が鮮やかな作品。

これまでとはまた一風変わった画題、そして描き方になっています。

この作品が、今後のターニングポイントになるのでしょうか。

 

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↑ こちらは、「清須市第7回はるひ絵画トリエンナーレ」で優秀賞を受賞した《もう一つの神話》。

画面中央に、ひまわりが一本立っています。

自分の中のひまわりのイメージを逃すまいと、2日ほどで一気呵成に描きあげたんだそうです。

様々な角度から打ち込まれた筆が、画面全体を荒れ狂うように走っているのが分かります。

このエネルギーのほとばしりを、ぜひ体感していただきたい作品です。

 

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↑ こちらは4点からなる《通学路の丘》という大型作品。横9メートルに及びます。

通っていた大学から見た風景にインスピレーションを得て描いたそうです。

画面の隅々を満たす気迫が伝わってきます。

竜がひそんでいるらしいので、どうぞ探してみてください。

 

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作品を間において、言葉のやり取りをし、考えや思いを伝える。

その大切さを再確認できたアーティストトークでした。

作品を描いた作家も、それを見る人もお互いそれぞれの立場で発見があったはず。

 

アーティストシリーズに出品してくださった作家さんすべてに当てはまるのですが、

展示の際、どの作品をどういう順番で並べるのか試行錯誤したこと、

来館者に自分の作品をどのように説明するかを考えたこと、

そして展示された作品とじっと向き合って考えたこと、

それらを糧として、力強く次に進んでくれることを願っています。

 

 

 

 

【開催中の展覧会】

清須市はるひ絵画トリエンナーレアーティストシリーズ Vol.73 打田宗平 展

会期:2014年1月30日(木)~2月15日(日)

開館時間:10:00~19:00

休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)

観覧料:一般200円 中学生以下無料

 

 

 

 

15. 1月 2014 · 栗原光展 新聞掲載 はコメントを受け付けていません · Categories: 展覧会

2014年1月15日(水)

 

今朝の中日新聞朝刊の文化欄に、「栗原光展」が取り上げられました。

 

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展覧会の見どころがぎゅっと凝縮して書かれていますので、引用してご紹介します。

 

一昨年に開催された公募展「清須市第7回はるひ絵画トリエンナーレ」で優秀賞を受けた栗原の個展。この4年間で手がけた油彩27点を紹介している。対象、モチーフは、一貫して「水」。変幻自在な表情に引かれるのだという。

ただ、描き方の変化は著しい。激しく流れ落ちる滝、泡立つ滝つぼを描いた2010年の「臨界点」が重厚で具象画の趣を漂わせるのに対し、最新作「involution」(写真左端)は軽やかで自由だ。勢いのあるストローク、明るい色みが目を引く。

栗原は1987年、長崎県生まれで名古屋造形大卒。広い展示空間を使った大規模な個展は、今回が初めて。同時進行で描くという小品、大作が入り混じる展示からは、自分の絵、新しい可能性を追う若手らしい貪欲さがのぞく。

展示室はさながら、深い水槽のよう。フーッと呼吸をしたくなる空気が満ちている。本展が、新たな変化を呼び起こす契機となるか。愛知県春日井市在住。(宮)

 

 

 

【開催中の展覧会】

清須市はるひ絵画トリエンナーレアーティストシリーズ Vol.72 栗原 光 展

会期:2014年1月7日(火)~1月25日(土)

開館時間:10:00~19:00

休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)

観覧料:一般200円 中学生以下無料

 

 

 

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