2019年1月26日(土)
現在、展示室1にて「どこからみる?彫刻・立体作品の魅力」展を
開催しています。
「これまであまり展示する機会がなかった彫刻・立体作品をみせたい!」
という思いのもと、企画しました。
あ
いつも絵画の展示ばかりなので、
彫刻、立体作品の展示はすこし新鮮でした。
どこを正面と捉え、作品の向きはどうするか。
ちょっとした角度の違いが重要で、
作品のもつ迫力や纏っている空気感を生かすか殺すか・・・
ライティングもいろいろ試し、影のでき方をチェックします。
あ
とくに難しかったのは、
渡辺おさむさんの《KARESANSUI》シリーズでした。
名前のとおり、枯山水・・・
「間のとり方が試されている!!?」と
あーでもない、こーでもないとせっせと向きや角度をかえ、
離れて近づいて何度も確認、そして・・・納得のいく位置に。
あ
そして、展示室の床には、なぞのマークが!
大量の「!!(ビックリマーク)」ではありません・・・
鑑賞のお手伝いツールとして足跡マークを貼ってみました。
本展のねらいは、意識してからだを使って鑑賞をしてもらうこと。
絵画作品をみるときも、近づいて画家の筆致をみたり、
離れて構図や色合いのハーモニーをみたり、みなさんも
おそらく知らず知らずのうちに動き回っていると思います。
あ
彫刻や立体作品も、作品のサイズによって
離れたり、近づいたりと作品との距離をかえて鑑賞されることでしょう。
今回はそこにもうひとつ。「上から・下から見ることを追加したい!」と
ワークショップ「どこからみる?からだをつかった鑑賞体験!」の
第1回目を実施しました!
作品の解説をしつつ・・・
こんなことをしたり
あ
・・・こんなことまで!!!
(安心してください。洋服が汚れないようにシートの上です!)
なんともシュールな光景に。
(学芸員Fは、左端ローアングルからの《KARESANSUI》がおすすめ)
あ
上からみないとわからない服の皺の表現。
下からみないとわからない奥行きの表現の仕方。
同じ作品でも、目線の位置や高さをかえることで
作品のみえるものは異なり、印象もがらりとかわります。
あ
このブログを読んで、ちょっと気になったそこのあなた!
2回目の開催が決まっています!
是非お申込みください!!
あ
【ワークショップ詳細】
日 時 : 1月26日(土)、2月23日(土) 各日、10:30~11:30
場 所 : 清須市はるひ美術館 展示室1
参加費 : 無料(観覧料は別途必要)
定 員 : 各日、先着6名(小学校低学年以下は保護者同伴)
申 込 : 電話受付 TEL: 052-401-3881
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おそらく、展示室に横になることができるのは
このときくらいしかないのでは・・・?!
いっしょに好きなアングルをみつけましょう!
あ
【開催中の展覧会】
収蔵作品展「どこからみる?彫刻・立体作品の魅力」
会期:2018年12月4日(火)~2019年3月8日(金)
開館時間:10:00~19:00(入館は18:30まで)
休館日:月曜日(ただし祝日の場合は開館、翌火曜日が休館)
観覧料:一般200円 中学生以下無料
あ
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