2014年9月17日(水)
先週末はイベント続きでした
今日は、15日(日)の午前中に開催した「さまざまなかたち」というワークショップの様子をご紹介します。
実は、このワークショップはすでに8月9日に第1回目を実施しています。
1人でも多くの方にご参加いただけるよう、ムナーリのワークショップは「木をつくろう」以外、
すべて各2回実施することにしたのです
2回目とはいえ、参加者はみんな違う子どもたちなので、毎回異なる反応で楽しませてもらっています
今回もまずは美術館での注意事項の確認や、ブルーノ・ムナーリについてので簡単な説明から始めました。
入口の「触覚の小径」では、みんな大はしゃぎ目を閉じて、そ~っといろんな素材を触っていきます。
展示室でもしっかりお話を聞いてくれていましたね
展覧会鑑賞後は、いよいよ本題の「さまざまなかたち」です。
白いケント紙をビリビリ破る姿にみんなびっくり
「何をやってるの?!」そんな様子の子どもたち。
ワークショップの具体的な内容は前回のブログで詳しく説明したので、ここでは簡単に紹介すると、
適当に破られた紙のかたちを見て、何かに見えたらその見えたモノを描くという内容です
とってもシンプルなワークショップ。
でも、これが子どもたちは病みつきになるのです
太さの違うポスカでどんどん描いていきます
描いた作品は、前の壁にどんどん貼り付けていきます。
高いところはアートサポーターのみなさんにお願いしました。
みんな競争するように、次から次へとさまざまなかたちを見つけて描いていきます
最後にみんながどんなかたちを描いたのか聞いていきました
ひたすら「キツツキ」にこだわる子や、マニアックなまでにJRの車体を熟知して描いている子、
必ず自分の作品には自画像とサインを入れる子。
また、線路にこだわり、線路を描いては他のみんなの作品と合体させる子などなど。
今回はなかなか個性的なメンバー揃い
どんなかたちも見方次第でいろんなものに見える、その型にはまらない自由さを、
参加してくれたみんなには、いつまでも持ち続けてもらえたらいいなと思います
終了後は保護者のみなさんも近くに来て記念撮影
ムナーリのワークショップは基本的には作った作品を持ち帰ることはしません。
ワークショップは「お土産」を持ち帰るのではなく、「記憶」を持ち帰るもの
ムナーリはそんなふうに考えていたそうです。
主催者であるわたしたちも、ワークショップをとおして、
ムナーリからいろいろなことを教わっているような気がしました。
【開催中の展覧会】
会 期:2014年7月5日(土)~9月28日(日)
開館時間:10:00~19:00(最終日18:30まで)
休 館 日:月曜日(月曜日が休日の場合は次の平日が休館)