2014年2月22日(土)
当館が建つ清須市は、スペインの南に位置するヘレス市と、友好姉妹都市を結んでいます。
両市は様々なかたちで交流を深めていますが、「子ども絵画交換事業」もその一つ。
互いに、子ども達が描いた絵を送りあって、文化の違いや風習の違いを学ぶ機会にしてきました。
今年で5年目になります。
今日は、この絵画交換事業に応募した清須市内の小学5・6年生の中から、
優秀者80名を表彰する式が美術館で行なわれました。
今回の清須市のテーマは「春」。
節分、ひな祭り、お花見などの季節の行事や、卒業式、入学式といった学校行事など、
身近な春のできごとを画用紙に表現してくれました。
遠いスペインの国の人たちに、日本の風習を紹介するにはどんな場面がいいかなと
考えながら一生懸命描いたことが伝わってくる絵もありましたし、
普段のあたたかい家庭生活が垣間見えて、ほほえましく思う絵もありました。
表彰式のあとは作品鑑賞。
壁のオレンジと黄色は、スペインの国旗の色にちなんでいます。
自分の絵を見つけて歓声を上げたり、記念写真を撮るご家族の姿があちこちに。
受賞作品の中からいくつかピックアップして、
清洲中学校美術担当教諭の林絵理先生と、当館担当学芸員が講評をしました。
描いた本人に突撃インタビューして答えてもらう場面も。
桜を描いた作品が多かったので、心なしか展示室はピンクに染まっていました。
午後は清須市国際交流員のエリザベスさんが、展覧会の案内をしました。
ゲーム感覚で、小さい子どもたちの鑑賞を促します。
小学校に上がる前の子どもたちが、楽しそうに絵を見ていました。
エリ先生からスペインのお話も聞かせてもらってましたね。
この展示は明日まで開催しています。
その後、優秀作品がスペインのヘレス市に送られます。
スペインの人たちは、私たちの「春」をどんなふうに感じるでしょうね。
【開催中の展覧会】
第5回友好姉妹提携都市 清須市・ヘレス市子ども絵画交換事業 子ども絵画展
会 期:2014年2月19日(水)~23日(日)
開館時間:10:00~19:00 (最終日は15:00まで)
主 催:清須市教育委員会