2014年1月30日(木)
今月もアートサポーターの集まりがありました
最初に、現在開催中の展覧会「打田宗平展」を、担当学芸員の解説を交えながら鑑賞しました。
清須市在住作家さんということもあり、みなさん興味津々
大きなキャンバスを前に圧倒されつつも、思い思いの感想を口に出し、にぎやかな鑑賞となりました。
富士山やクモ、自宅の台所や居間など、わたしちにもとても馴染み深いモチーフ
だけど、どこか不思議な感じがするのです。
打田さん独自の視点が入ったこれらの作品は、サポーターのメンバーも「どこか気になる存在」のようでした
作品を見ながら意見を交し合っていた様子が印象的でしたね
知らないうちに、サポーターのメンバーは鑑賞の楽しみ方を習得しているようでした。
さて、いつもの場所へ移動して1時間くらいは雑談。
「雑談」といっても、もちろんアートサポーターですからアートについての雑談です
最近行った展覧会やアートスポット、これから始まる気になる展覧会などなど。
情報交換会のようなかんじです
実は学芸員もなかなか行けないようなところへ行ったり、
知らなかった展覧会などの情報も飛び交うなど、とても貴重な時間なのです。
このように、誰かに報告する場があると、それだけで展覧会の見方や情報収集のアンテナも
変わってくるんですよね
情報交換会のあとは、前回に引き続き美術史の勉強会
今日の発表者は2名。高村光太郎と国吉康雄について。
高村光太郎は12月15日まで碧南市藤井達吉現代美術館で開催されていた展覧会と
メナード美術館で12月23日まで開催されていた「コレクション名作展Ⅴ」に展示されていたため調べてもらいました。
国吉康男もメナードのコレクション展に展示されていて、発表者が気になった作品を中心に調べてきてくれました。
メナード美術館のカタログを持参したり、10年近く前に開催された国吉康男展のチラシやポストカードを持参したり。
なんとかそれぞれの作家や作品の魅力を伝えようと工夫していました
「1人の作家や作品を調べると、もっともっといろんなことが知りたくなった」
こんな風におっしゃっていたメンバーの感想が嬉しかったです
休憩タイムはみなさん持ち寄りのお菓子でいっぱい。
自宅で採れたみかんもありました。お菓子とお茶をいただきながら、またまたアート談義に花を咲かせました
月1回だけですが、こうしてみなさんと活動していく時間はとても貴重なものです。
清須市はるひ美術館をもっともっと盛り上げていこうという話し合いもしている最中です。
サポーターのみなさんの力も借りながら少しずつ成長していきたいと思います
【開催中の展覧会】
清須市はるひ絵画トリエンナーレアーティストシリーズ Vol.73 打田宗平 展
会期:2014年1月30日(木)~2月15日(日)
開館時間:10:00~19:00
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)
観覧料:一般200円 中学生以下無料