28. 12月 2013 · 源馬菜穂展終了/新年に向けて・・・ はコメントを受け付けていません · Categories: その他

2013年12月28日(土)

 

昨日で今年最後の展示も終了しました。

今日は撤収作業です

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着々と作品は梱包されていきます。

源馬さん、素敵な展覧会をありがとうございました。

今後の活躍もますます期待しています

 

さて、清須市はるひ美術館の隣には清須市立図書館があります

みんさんご存知ですか?

昨年の7月にオープンしたまだ新しい図書館なんです。

その図書館の中に4畳半の畳スペースがあり、

今年の4月から名古屋芸術大学のみなさんの作品を展示するギャラリーコーナーとして活用しています

前々回の展示の様子をこちらでご覧いただけます。

 

新年1月~2月の展示はアートクリエイターコースの西村先生です

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普段は畳の空間なんですが・・・

今回はお正月らしく?!おめでたい赤いじゅうたんや板が運びこまれました。

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じゅうたんにはビニールを敷いて・・・

その上に何か黒いものが・・・???

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これ、なんだと思いますか?

正解は「黒板」です。家型をした黒板なんです

これは先生が2008年に制作した《家族の記憶♯9(イラク・チルドレン♯118)》という作品です。

 

この作品は参加型の作品で、家型の黒板に『わたしの夢/ぼくの夢』の絵をチョークで描きます

他の人の描いた絵でいっぱいになって描くところがなくなったら、前の人の絵を黒板消しで消して、

自分の夢を描きます。

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この本の著者で当時12歳だったシャーロット・アルデブロンちゃんのスピーチから、

先生はこの作品のヒントをもらったそうです

 

戦争が終わったはずのイラクでは、まだまだ毎日のように大勢の子どもたちが、

アメリカ軍の誤爆で命を落としたり、家族や家を失っていました。

この作品で自分の夢を描く場所がないから、簡単に黒板消しで誰かが描いた夢の絵を消すように、

戦争は簡単に敵を殺します。

でも、その敵だと思っている人にも、自分と同じように死んでしまったら悲しむ大切な家族や友達がいます。

もちろん、夢だってあります

 

夢を描くことは素晴らしいことです。

でも、その夢を簡単に消してしまうような人にはならないで欲しい。

きっと、先生はそんな思いでこの作品を制作されたのでしょう

 

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第1号の参加者は、アートクリエイターコース3年生の鈴木麻里子さん

11月~12月まで素敵な作品を展示してくださっていたお姉さんです。

夢は「サメ」になること

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とってもかわいいサメの絵をたくさん描いてくれました

さあ、今度はみなさんの番です。

図書館は新年は4日(土)から開館しています。

是非、一年の始まりに夢の絵を描きに来てください

(※美術館は1月7日(火)から開館です。)

 

2013年も清須市はるひ美術館、清須市立図書館をご利用いただきまして、ありがとうございました。

新年も職員一同、今まで以上に充実した展示や運営をできるようがんばっていきますので、

どうぞよろしくお願いいたします。

みなさま、どうぞ良い新年をお迎えください

 

 

【次回の展覧会】

清須市はるひ絵画トリエンナーレアーティストシリーズ Vol.72 栗原 光 展

会期:2014年1月7日(火)~1月25日(土)

開館時間:10:00~19:00

休館日:月曜日

観覧料:一般200円 中学生以下無料

 

 

 

 

23. 12月 2013 · 源馬菜穂展 アーティストトーク はコメントを受け付けていません · Categories: はるひ絵画トリエンナーレ, 展覧会

2013年12月23日(月・祝)

 

昨日、開催中の展覧会「清須市はるひ絵画トリエンナーレアーティストシリーズVol.71 源馬菜穂展」のイベント、

アーティストトークがありました!

源馬さん自らが展示作品について、そして数年間を振り返るとても貴重なイベントとなりました

Exif_JPEG_PICTURE ←源馬菜穂さんと2007年制作の《somewhere》

今回の個展は2007年の作品から最新作までを展示するもの。

特に2011年までの作品はその後の制作に大きな影響を与えた選りすぐりの数点のみ

トークの前半はそれらについてゆっくり、丁寧にコメントしていただきました

 

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このあたりの作品が2009年~2011年制作

2007年で試みた風景と人物を同一画面に描く方法から、徐々に今の源馬さんらしさが構築されていく様子がよくわかります。

 

左の写真右側の白が基調の作品《flat》は、トーキョーワンダーウォール2009でトーキョーワンダーウォール賞を受賞した作品

この頃から描きたい内容と描き方が自分の中で確立してきたそうです。

その隣の緑が基調の作品《step》からは、周囲の自然を描くことを意識し始め、

当館の公募展で大賞を受賞した《contact》では、制作中に聴いていた音楽からも影響を受け、

自然と音楽と自分の気持ちをうまく融合させるような作品を描けるようになったそうです

 

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こんな風に、ご自身の制作活動と作品とを照らし合わせながら、

優しい口調でみなさんにわかりやすくお話くださっていました

 

展示室には2012年の作品がありません。何故でしょうか

実は、だいぶ自分の描き方が見えてきた2010年以降、

源馬さんはその先どんな風に描いていけばいいか随分悩まれたそうです。

今振り返れば、2007年から2010年までは少しずつ少しずつ階段を登り、2010年の《contact》でようやく扉を開けた感じ。

でもその先がまったくみえず、2011年からは、まるで匍匐(ほふく)前進をしている気分、と当時の様子を振り返っていました。

つまり、「もがいていた」というわけですね

2012年は制作から少し離れて、自分を客観的に見たり、絵画以外のものに触れる機会をつくっていたそうです

 

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そして2013年。

こちらの予想をはるかに上回る数の作品を仕上げてきてくださいました

2010年~2011年の描き方は余分な絵具の塗り重ねなどを避けて、必要最小限の絵具しか使っていませんでした。

そのため、一筆一筆にかかるプレッシャーがとても大きくなっていったそうです

そうなると、「何を描きたいか」よりも「どうやって描くか」の方が強くなってきてしまい、描けなくなってしまいました

そこで、2013年は「何を描きたいか」をより強く持つようにし、失敗を恐れず描くようになったそうです

 

まずは、小さな作品から取り組みました。

また、それまでは油絵具のみの制作でしたが、画材を変えて取り組むことにも挑戦したそうです

水彩画や紙に油彩、2013年の途中からテンペラ絵具も使うようになったそうです。

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このあたりの作品からテンペラ絵具という古典技法を使うようになりました。

それが、源馬さんの絵画ととても相性が良かったようで、その後の作品のほとんどに、

テンペラ絵具を使用しています

また、今までの源馬さんの作品にはあまり見られなかった土色系の色も登場してきました。

 

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2013年には80号1点、100号2点、130号1点という大型の作品にも意欲的に取り組み、

さらに今後の展開が楽しみになってきました

 

予定時間を20分ほどオーバーしてしまいましたが、とても充実したアーティストトークになりました。

ご参加いただいた30名ほどのお客様も大満足のご様子

 

当館開館以来続いている「アーティストシリーズ」では、数年前からこのように作家さん自身の言葉で、

作品や制作について説明していただく場を設けています。

それは、鑑賞者にとっても美術館にとっても充実した時間ですが、

何よりも、ご本人が自分を振り返る貴重な機会にもなっていると信じています

 

年明けは「栗原光展」「打田宗平展」が続きます。

展覧会だけでなく、アーティストトークもお楽しみください

 

 

 

【開催中の展覧会】

清須市はるひ絵画トリエンナーレアーティストシリーズ Vol.71 源馬菜穂展

会期:2013年12月8日(日)~12月27日(金)

開館時間:10:00~19:00

休館日:月曜日

観覧料:一般200円 中学生以下無料

 

 

 

21. 12月 2013 · 第15回館長アートトーク:民俗学と日本の伝統パッケージデザイン。 はコメントを受け付けていません · Categories: 教育普及

2013年12月21日(土)

 

年内最後の館長アートトーク、今日はいつもよりもやや参加人数が多かったですね

師走の忙しい、そして寒い時期にご参加いただきありがとうございました

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今日は「民俗学と日本の伝統パッケージデザイン」というテーマでした

通常は美術の話が多いこの館長アートトーク。

しかし、当館の高北館長はデザイナーの顔ももっています。

今回のテーマはまさに館長の専門領域のお話でしたね

 

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さて、「みんぞくがく」と言っても、漢字で書くと2通りあります。「民族学」と「民俗学」 

今日のお話は後者、「民俗学」について。

「民族」は、例えば大和民族などと言うように、土地や血縁関係、言語(母語)や宗教など、

ある一定の文化的特徴を基準に区別されるもの

一方、「民俗」はというともう少し小さい枠組みのことを指します。

主としてひとつの国や民族のなかの習慣や風俗、伝説、民話、生活用具など

日常生活の中に芽生える様々なものを対象としています

 

そんな「民俗学」ですが、特に日本の民俗学研究では、まず柳田國男の名前が挙げられます。

そして、その後を折口信夫が引きついでいったといえます。

日本の民俗学研究において、この二人の残した功績ははかりしれないものでしょう

 

と、こんな感じの座学のあとは、実際にどんな伝統パッケージが民俗学と結びついているのか、

膨大な量の画像を次から次へと見せてもらいました

 

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こちらは、誰もが知っている祝儀袋や香典袋ですね

一番下は最近はあまり見られなくなった結納袋。

こうしたものに、デザイナーという人は存在しません。

必然から生まれ、民俗のなかで発展していったものなんです

だから、どんな祝儀袋も香典袋も基本的なところはみんな同じデザインになっています。

「祝儀袋とはこうあるべきもの」、というように自明のこととしてみんなが知っていますよね

 

普段、何気なく使っているこうした袋もよく見ると紐の結び方、色、全体のバランス等々。

どれをとってもとても美しい仕上がりになっています

こうしたところに、民俗が育んできた美的感覚を感じることができます。

 

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例えば、今ではほとんど見なくなりましたが、干物を干すときのこのような状態や、

卵を持ち運ぶために考えだされた入れ物の美しさなどは、機能と見栄えが上手く融合した生活の中から生まれたデザインです。

 

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ちまきの「包み」もいろいろなものがありますが、どれも美しいですね。

ちまきは笹で包まれていますが、もともと日本では「チガヤ」という植物で包まれていたことから、

「ちまき」という名前になったそうです

 

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羊羹や豆のお菓子のパッケージデザインも、もともとは食べやすさ、保存のことなどが考えられていたとか。

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こちらは、昔、駅弁を買うとついてきたというお茶の入った水筒

それぞれ陶器でできていて、よく見ると駅名が入っています

なんともおしゃれなかたちですよね。

 

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と、こんな風に日本で生まれ根付いたパッケージデザインを民俗学的な視点から見ていくと、

身近にある様々なものがさらに美しく、そして愛おしく思えてきました

 

これで今年の館長アートトークは終了です。

毎回参加いただいている方も、そうでない方も、来年もどうぞよろしくお願いいたします

次回は1月25日(土)、テーマは「円空の正体、祈りと創造」です。

参加ご希望の方は、前日までにお電話かFAXでお申込ください。

 

 

 

【開催中の展覧会】

清須市はるひ絵画トリエンナーレアーティストシリーズ Vol.71 源馬菜穂展

会期:2013年12月8日(日)~12月27日(金)

開館時間:10:00~19:00

休館日:月曜日

観覧料:一般200円 中学生以下無料

 

 

 

 

 

 

19. 12月 2013 · 清須市はるひ絵画トリエンナーレアーティストシリーズVol.71 源馬菜穂 展 はコメントを受け付けていません · Categories: 展覧会

2013年12月19日(木)

 

今月8日(日)から始まりました「清須市はるひ絵画トリエンナーレアーティストシリーズVol.71 源馬菜穂展」、

会期も半ばが過ぎました

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当館では、3年に一度「清須市はるひ絵画トリエンナーレ」という絵画の公募展を開催しています。

「アーティストシリーズ」は、その入賞者の中からさらに選抜された数名の方が個展を開催するものです

今年度は、直近の「清須市第7回はるひ絵画トリエンナーレ」で大賞を受賞した源馬菜穂さんから始まり、

年明けには優秀賞受賞の栗原光さんと打田宗平さんの個展が続きます

 

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入口はこんな感じです

源馬さんは、愛知県長久手市在住で、現在は母校の愛知県立芸術大学で非常勤講師をされながら、

制作活動を続けています

 

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こちらが、大賞受賞作品 《contact》です。

源馬さんの作品の特徴でもある、さわやかな色彩と勢いのある筆さばきが、

とても顕著に現れている作品です

今回の展覧会では、2010年に制作されたこの作品の前後を見ることができる構成になっています。

つまり、こうした描き方になるきっかけとなった作品から、大賞受賞作品を経て、少しずつ変化しながら、

最新作までの変遷を見ていただけるというわけです

 

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右側の壁面にかけられた作品が、今のスタイル、

つまり風景と人物を一緒に描くきっかけとなった2007年の作品《somewhere》です。

 

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展示室の半分くらいのスペースは今年描いた作品です。

展示点数28点のうち、2013年の作品はなんと20点!新作がたくさんあります

興味深いのが、それまで描いていた大地と地平線、中央に人物の構図という、

源馬さんのスタイルが少しずつまた変化してきているところです

今までよりも、もっと抽象と具象を行き来している、そんな印象を受けました。

また、「山」という新しいモチーフも登場しています

 

2007年の作品からスタートして、約6年間の作品をこのように並べたのは今回が初めてだそうです。

源馬さん自身も改めて自分の作品の変遷を見るいい機会になったとおっしゃていました

展覧会は今月27日(金)までです!

源馬さんの作品は見ているとなんだか心地よい気持ちになれる、そんな優しくてすがすがしい作品です。

是非、実物をお楽しみください

 

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こちらは展示作業の様子です。

黒い服の女性が源馬さんです。作品に登場する人物にもどことなく似ている

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展示プランを考えるのに、こんなマケットも作成してこられました

ミニチュアサイズの作品や鑑賞者がなんだかかわいらしいですね。

 

 

 

【開催中の展覧会】

清須市はるひ絵画トリエンナーレアーティストシリーズ Vol.71 源馬菜穂展

会期:2013年12月8日(日)~12月27日(金)

開館時間:10:00~19:00

休館日:月曜日

観覧料:一般200円 中学生以下無料

 

 

 

 

 

 

 

 

12. 12月 2013 · 第9回清須アートサポーター はコメントを受け付けていません · Categories: 教育普及

2013年12月12日(木)

 

今日は美術館アートサポーターの第8回目。

師走の忙しい合間をぬって、5人が参加しました。

 

メンバーが集まると自然にアートの話に花が咲き、

毎回この時間を楽しみにしてくれていることが分かります。

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まずは当館で始まったばかりの新たな展覧会をご案内。

2012年に開催した「清須市第7回はるひ絵画トリエンナーレ」で大賞を受賞した

源馬菜穂さんの個展を、担当学芸員が解説しました。

 

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大賞作品《contact》(2010年)に見られる源馬さん独自の描き方は、絵の具がかすれたような薄く長いストローク。

さわやかな風が通り過ぎていくような草原が表現されています。

この手法が生まれるまでの画風の変遷を追うことができるのが、今回の展覧会の見どころの一つなんです。

 

長いストロークは2013年の新作でも健在ですが、

3年前の受賞作には見られなかった、新たなモチーフや色にも挑戦しています。

まだご覧になっていない方は、それが何なのか、ぜひ会場で探してみてくださいね。

 

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続いて収蔵作品展「緑を想う」も楽しみました。

これは、作品に使われた「緑色」に注目しようという企画です。

作品を前に、みんなで気づいたことや感想など、話が弾みます。

みなさん、積極的に絵を楽しみながら見ようとされているのが素敵でした。

 

 

その後控え室に移って、今度は美術の勉強会です。

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開催中の展覧会3つの中から好きなものを選んで足を運び、

印象に残った作家について各自調べて発表するというもの。

 

前回のアートサポーターのブログ→こちら

 

Kさんは、稲沢市荻須記念美術館「日本画家が描いた西洋風景展」に

作品が出品されていた、前田青邨(まえだ・せいそん)を選びました。

生まれ故郷中津川出身の画家で、以前から気にはなっていたけれど、

これを機にちゃんと調べてみようと思ったそうです。

 

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Aさんは同展覧会の画家、東山魁夷(ひがしやま・かいい)を選びました。

石造りの路地を描いた風景を見て、人は描かれていないのに

確かにそこに人の気配を感じる雰囲気にひかれたそうです。

 

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Uさんはメナード美術館「コレクション名作展V 時代を代表する巨匠たち」で紹介されていた

岸田劉生(きしだ・りゅうせい)を選びました。

劉生は、娘の肖像画「麗子像」シリーズを描いたことで有名です。

これまで麗子は少々不気味だというイメージだったのですが、

1点、子どものあどけなさを漂わせる麗子像を見て、興味がわいたそうです。

 

自分が興味を持った作家や作品は、やはり調べ甲斐もありますし、

他のみんなにも感動を分かち合いたくて、発表にも熱が入りますね

作品を目にした時の驚きや心の揺さぶられた感じがダイレクトに伝わってくる皆さんの発表でした。

 

この充実感たっぷりで楽しい勉強会は、また次回も続きます。

 

 

【開催中の展覧会】

清須市はるひ絵画トリエンナーレアーティストシリーズ Vol.71 源馬菜穂展

会期:2013年12月8日(日)~12月27日(金)

開館時間:10:00~19:00

休館日:月曜日

観覧料:一般200円 中学生以下無料

 

 

 

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