2013年10月13日(日)
企画展「歌舞伎|変身」ではさまざまなイベントをご用意しておりますが、
本日、その第一弾を開催しました
歌舞伎役者で現在、御園座で公演中の中村児太郎(なかむらこたろう)さんをお招きして、
歌舞伎研究で著名な南山大学教授、安田文吉(やすだぶんきち)先生との対談をおこないました。
事前申込制で、定員を100名としましたが、応募開始からあっという間に予約はいっぱい
対談は、中村児太郎さんのおうちが代々受け継いできた「女形(おんながた)」の魅力について
児太郎さんの女形はお父様の福助さんに負けず劣らず美しいのです!
現在、金山の日本特殊陶業市民会館で御園座「錦秋名古屋顔見世」でご覧いただけます
安田先生がリードするなか、質問に対して明確に、時にユーモアも交えながら
私たちの知らない歌舞伎界の興味深いをお話をしてくださった児太郎さん
「歌舞伎座は小さいときから僕の遊び場でした」
「親よりも周囲の方々に育てられたような子ども時代」
「大道具の人にもいろいろ教わりました」
なんと、My金槌(かなづち)までお持ちだとか
身振り手振りで稽古や舞台のお話も真剣にお話くださいました。
私たちの知ることのない歌舞伎の裏話なども盛りだくさん
そして、さすが歌舞伎役者さんです。
何気ない動きひとつとっても人を惹きつける魅力があるんですね。
その上、お話もとっても楽しい
立ち上がってこんな風に所作を披露してくださる場面も?!
もうみなさん感動のあまりおもわず拍手
サービス精神旺盛でお話が上手なところは、お父様譲りでしょうか
会場内は終始笑いが絶えなかったのがとても印象的でした。
児太郎さんのトークもさることながら、やはり安田先生の天真爛漫な笑顔や巧みな話術は、
間違いなくその場の空気を作り上げてくださったと思います。
先生、ありがとうございました
児太郎さんは普段は青山学院大学に通う大学生
学業と役者業との両立で本当に忙しい毎日だそうです
でも、お話を伺っているとその忙しい生活でも充実した様子が見て取れました。
年明けの3月にはいよいよ中村福助襲名です
これからの歌舞伎界をどんどん盛り上げていってほしいですね!
応援しています!!本日はお忙しいなか本当にありがとうございました。
お集まりいただいたみなさま、これを機に歌舞伎に美術に積極的に参加いただければ幸いです
10月、11月とイベント盛りだくさんです。奮ってご参加ください。
企画展 「歌舞伎 | 変身」
会期:2013年10月8日(火)~12月1日(日)
開館時間:10:00~19:00 (入館は18:30まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌火曜日が休館)