2013年7月14日(日)
昨日、清須キッズアートラボ、今年度の第2回目を開催しました。
市内の小学3・4年生15名が登録しています。
今はちょうど「リサとガスパール&ペネロペ展」開催中なので、
まずは絵本原画を鑑賞することから始めました。
みんな「原画」って知ってる
みんながよく読む絵本は、印刷してたくさん作ることができるけど、
それは全部、世界に一つしかない絵を元に刷っているんだよ。
たった一つの大事な絵が「原画」なんです。
「リサとガスパール」や「ペネロペ」の原画は、ほぼ原寸大で印刷され、絵本に仕上っているよ。
『リサのおうち』の原画には、パリに実際に建っている、
ポンピドゥー・センターというモダンな建物が描かれています。
建物には、工事中かな?と思うくらい、たくさんのパイプが張り巡らされています。
そのパイプの中が、快適なリサのおうちっていう設定。
こちらは「ペネロペ」。『ペネロペ ようちえんへいく』の原画には、
不思議な紙が貼り付けてあるよ!? どうして?
答えは、絵本を見ると分かります。
そこの部分が動くしかけなんだね!
絵本が動く! これには大人だってワクワクするものです。
みんな一気に絵本の世界に引き込まれていきました。
じゃあ、飛び出す絵を実際に作ってみましょう!
使うのは画用紙2枚。
台紙の上に背紙を直角に立てて貼り、立体的な世界を作り出します。
背紙はどんな形に切ってもOK。
テーマは「あったらいいな、こんな場所」
自分が見てみたい風景、見たことのない世界を、想像をふくらませて自由に描きます。
テーマを発表するなり、すぐさま「思いついた!」「決めた!」と声が上がりました。
子どもたちの目が輝き、さっそく手を動かし始めます。
まず、鉛筆で下描きをして構想を練ります。
ハンモックのかかっている遊園地、宝石でできた町、大好きなネコがたくさんいるまち…
どんどん夢は膨らみます。
下描きができたら、水彩絵の具で色ぬり。
絵の具を水で薄くといて、透明感のある色合いが出ていますね。
まだ描き足りない様子でしたが、いよいよ最終段階。
台紙の上に、立ち上がる背紙を貼ります!
大きなお城が建ったり、空想のおうちができたり、大空に浮かぶ白い雲だったり、
雨降りに赤い傘という映画の一シーンのような場面だったりと、
それはそれはステキな想像の世界が生まれました。
完成作品をもって集合写真!
絵の世界って楽しいね。みんないい笑顔でした。
次回は、名古屋芸術大学のキャンパス探検です。
とっておきの体験がまっているはずなので、ぜひお楽しみに。
会 期:2013年7月6日(土)~9月29日(日)
開館時間:10:00~19:00 (入館は18:30まで)
休 館 日:月曜日(ただし祝日の場合は開館、翌火曜日が休館)