2013年6月29日(土)
今年も博物館実習がはじまりました!
博物館実習というのは、大学で学芸員資格を取得するための必修科目の1つ。
美術館・博物館等で決められた期間、現場体験を通して実践的な勉強をするものです
今年は名古屋芸術大学1名、名古屋学芸大学2名、愛知学院大学1名、愛知県立大学1名、
計5名の大学生のみなさんを受け入れました。
今年は昨年以上に学生さんたちの大学での専攻がバラエティに富んでいて、
どんな実習になるか今から楽しみです
今日は初回ということで、午前中は自己紹介や館長の挨拶からはじめました。
実習生のみなさん同士も初対面なので、この時間はとっても重要
みんなそれぞれの志を持って、この実習に臨んでくださっていることがわかり、
我々学芸員も自分の学生時代を思い出し、フレッシュな気持ちになりました
館長の挨拶では、アートの重要性、美術館の重要性、
そして当館のような小規模館の役目や意義、そんなことを中心としたお話でした
続いて、事務長からは当館の成り立ちや指定管理者制度について、
公園・図書館・美術館という3つの施設の連携についてのヴィジョン、
日々の運営や社会人としての心構え等々、事務長の視点から多岐にわたる話をしてもらいました
前半は挨拶やお話が多く、まだちょっと緊張気味の実習生。
続いて、この夏開催の特別展「リサとガスパール&ペネロペ展」について、
担当学芸員から詳しい内容や運営の話がありました
実習生には、ワークショップ等のイベントで運営側に廻っていただくので、
みんな真剣にメモを取っていました
去年の「渡辺おさむ展」でも、実習生は大活躍でした!
今年もそれぞれの能力を活かして、美術館運営の厳しさや面白さを肌で感じていただきたいです
話ばかりではさすがに疲れてしまいますよね
ということで!早速、美術館の仕事を少し体験してもらいました。
チラシの発送作業です
当館では、職員やアートサポーターのメンバーで手分けしてやることの多いこの作業。
地味だけど、とても大切な仕事のひとつ
こんなにたくさんの紙を数えることは日常ではなかなか経験できないはず。
最初はちょっと不慣れな手つきでしたが、
数え終わる頃には、だいぶ早く数えられるようになっていましたね
今日は夕方から毎月恒例の「館長アートトーク」開催日。
せっかくの機会なので、実習生も参加しました。
でも、今日はお客様ではありません!
椅子を並べたり、パソコンをセットしたり、会場までの誘導サインを設置したり、
プリントを配布したりと大忙しでした
でも、なんとなく美術館の仕事をわかっていただけたのではないかな?と思います。
次回の実習日は特別展の開会式の日!
式典やイベントが盛りだくさんの一日。ここでも実習生は大活躍する予定!
実習生のみなさん、がんばりましょうね
【開催中の展覧会】
清須市はるひ美術館収蔵作品展 自然を描く
会期:2013年6月19日[水]~6月30日[日]
時間:10:00~19:00 (入館は18:30まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌火曜日が休館)