2013年6月17日(月)
先週末、清須市内の4中学校美術部による初の合同展覧会が開催されました!
サブタイトルは「小さなアーティストたち」
美術部だけでなく西枇杷島中学の邦楽部や清洲中学の茶道部も参加
オープニングは邦楽部による素晴らしい演奏で始まりました
開館前から美術館入口では行列ができるほど!
邦楽部のみなさんの琴の音色は感動的でした
保護者のみなさん、ビデオや写真撮影もばっちりでしたね
展覧会場入口では、各中学校一人ずつ当番制で受付係をしていました。
受付では お一人ずつ記帳していただき、なんと総入館者数は2日間で400人を超えるほどの人気ぶり
来館者のみなさんはじっくりと中学生の作品に見入っている様子。
ユニークなタイトルに笑いがおきたり、上手に描かれた作品や独創的な表現に感心したり、
「生徒たちの新たな一面を知りました!」という他の部活の先生の声も聞きました
クラスメイトでしょうか?お友達に自分の作品を説明したり、意見を聞いたりする場面もよく見かけました。
自分で作った作品を人に言葉で伝えるという機会はなかなかありませんし、
自分の作品を人がどう見てどう感じたのかを聞く機会も少ないはず。
きっと美術部の生徒さんにとっては貴重な経験になったことと思います
こちらのコーナーは各学校共通テーマで一人一点ずつ描きましょう!というもの。
テーマは「今の自分」、大きさは0号。
自画像を描く生徒もいれば、抽象的な絵を描いたり、動物やちょっとシュールな生き物?を描く生徒もいました。
10代前半の「今の自分」 。大人になってしまった私たちが忘れかけていた複雑で、でもキラキラした心が、
0号という小さな画面に力強く描かれていてとても刺激的でした
ご家族でみんなの「今の自分」を楽しむ光景も微笑ましいものでした。
さすが現代っ子。iPadでみんなの作品を撮影。10年後、20年後に見るのも楽しみですね
茶道部も負けていません!
来館者のみなさんに先生の指導のもとお点前を披露。
緊張しながらも、一生懸命所作をこなす姿が初々しくて思わず応援したくなりました
お琴を聴いて、作品を鑑賞し、最後にお茶をいただく。
なんて贅沢な展覧会
実は、美術部顧問の先生方も別の展示室で作品を披露。
生徒のみなさんにとっても先生の作品を見るのは初めてだったのでは??
お互いにいい刺激になりましたよね
清須市4中学校美術部展は今年初めての試みでした。
顧問の先生方と当館学芸員とで何度も打合せを繰り返し、ようやく実現することができました。
この展覧会は来年以降も継続していく予定です。
美術部同士の交流も深めつつ、互いのレベルアップを目指していけたらいいですね
先生方、そして生徒のみなさん、おつかれさまでした。
そして、素敵な展覧会を見せていただきありがとうございました
【次回の展覧会】
清須市はるひ美術館収蔵作品展 自然を描く
会期:2013年6月19日[水]~6月30日[日]
時間:10:00~19:00 (入館は18:30まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌火曜日が休館)