2013年5月26日(日)
昨日は毎月恒例の館長アートトーク開催日でした。
今回は、いつもとちょっと雰囲気をかえて「建築」についてのお話
そのせいもあって、美術だけでなく建築に関心のある方も多数ご参加いただけた様子
愛知県にお住まいの方にとって、フランク・ロイド・ライトと言えば・・・
そう!明治村に移築された「帝国ホテル」の設計者ですよね
聴講された方々のなかにも、明治村でこの建物を見たことのある方は多かったようで、
画像が映されると、みなさん思い思いにつぶやいていらっしゃいました
ライトは建築だけでなく、食器や家具のデザインもしていました。
この画像は帝国ホテルで実際に使われていたカップ&ソーサー
復刻版として市販されているので、今でも購入することができます
帝国ホテルの設計は晩年の作品。しかも、予定よりもずいぶんと遅れるという始末。
最終的にクライアントからクビにされてしまった話など、
みなさん驚きな裏話がたくさんあるライト。
女性関係でもスキャンダラスな話盛りだくさん
頂点とドン底を繰り返しながらの建築家としての人生。
二人目の妻と事務所のスタッフたちがいちどに殺害される悲惨な事件。
モダン建築のパイオニアであり、ときに神秘的な印象さえ与えるライトの建築。
その作品からは想像し難い壮絶な人生を織り交ぜながら、彼の代表作や思想を紹介
そして、最後はやっぱりこの作品ですね
ライトの代表作の一つ、アメリカのペンシルベニア州にある「落水荘」
美しいですね。自然と見事に融合した点は、
どこか日本人の琴線にふれるのではないでしょうか
帝国ホテルの設計者としてご存知だった多くの参加者も、
今日の1時間ですっかりライト通に?!
たまには、美術以外の話も新鮮でいいですね
次回は6月29日(土)
「横尾忠則のタブー。イラストレーターから画家への転身」
ご興味のある方は是非ご参加ください!
お電話、FAXで受け付けております
【開催中の展覧会】
清須ゆかりの作家 加藤正音展
会期:2013年4月12日[金]~2013年6月9日[日]
時間:10:00~19:00 (入館は18:30まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌火曜日が休館)