2013年5月14日(火)
開催中の加藤正音展、一部展示替えをしました。
加藤正音さんの画業は70年ほどにわたり、これまでに歌舞伎をテーマにした作品や、
歴史人物を描いた作品を数多く制作しています。
しかし、それらのうち、展示できるのはスペースの都合からそのごく一部。
そこで、皆様にできるだけたくさんの作品を見ていただきたいとの思いから、
7点を入れ替えて、後期展示のスタートです。
今回新たに展示した歌舞伎にまつわる作品の中には、
宙乗りで知られるスーパー歌舞伎の「ヤマトタケル」から着想したものや、
白く長い毛を振りまわして舞う、毛振りで有名な「春興鏡獅子」があります。
歴史物では、中日新聞連載小説の挿絵を担当した
「壬申之乱」、「凌霜隊秘史 葉菊の露」、それに「尾張春風伝」の作品を展示しています。
人物描写の巧みさに、ぐっと引き込まれてしまいます。
そのほか、スケッチブックも見どころの一つ
正音さんがお芝居を見に行くと、1回の公演でスケッチブック1冊描き切ってしまうそうです。
早がきで的確に動く身体を捉えたその描写力は圧巻。
毎年6月に開催される、西枇杷島祭りの様子をスケッチしたものも見ることができますよ。
↓お越しの際は、この大きな看板幕を目印にしてくださいね。
お待ちしています!
【開催中の展覧会】
清須ゆかりの作家 加藤正音展
会期:2013年4月12日[金]~2013年6月9日[日]
時間:10:00~19:00 (入館は18:30まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌火曜日が休館)