2013年1月15日(火)
先日13日(日)、アーティストトークに続いて、
ワークショップ「曲面絵画にトライ!」を開催しました。
ブライアンさんは、エプロンをつけて普段のアトリエでの作業着姿にかわります
今回はみんなに1枚ずつ、ベニアを曲げた手作りの板を用意してくれました。
板のおもてに画用紙がはってある特別バージョン
「すご~い!カーブした板に描くの初めて!」と参加者は目を輝かせます。
まずはブライアンさんが実際に風景を描いて、光の表現や草木の描き方を実演。
そして、曲面をいかすには、遠近感を出しましょうと説明。
どういうことかと言うと、パネルは両端が手前にそりあがっているかたちです。
そこで、遠景はへっこんだ中心部分に、近景は飛び出した両端に配置するのがポイント
何を描こうかな?
美術館にたくさんある画集をめくってヒントにするのもよし、窓から見える風景を描いてもよし。
思い思いに画題を選びます。
ブライアンさんは参加者一人ひとりに話しかけ、色の出し方、筆の使い方などを教えます。
最初に画用紙にたっぷりと水を含ませてから絵の具を使うと、淡くきれいな空の色が出るんですって
左の子は浮世絵を参考に花を描いています。右の子は並木道の写真をもとに遠近感たっぷりの風景を。
こちらはゴッホの有名な《星月夜》に挑戦しました。細かい筆のタッチを上手に使い分けていますね。
最後はブライアンさんが一つずつの作品にステキなコメントをしてくれました。
子どもたちが少しでも絵を描くことの楽しさに気づいてもらえればという
ブライアンさんの絵に対する愛情がつたわってくるワークショップとなりました。
その情熱が伝わったのか、みんなとても楽しんで描いていたのが印象的でした。
絵を描くコツもたくさん教わったし、「遠近感」に人一倍敏感になったはず。
これからは、見慣れたはずの風景も多少違って見えるかもしれませんね
ブライアン・ウィリアムズさんの展覧会は2月15日まで。
ぜひお越しください!
曲面絵画 ブライアン・ウィリアムズ展 ―眼はこのように風景を見ている―
会期:2012年12月7日[金]~2013年2月15日[金]
時間:10:00~19:00 (入館は18:30まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌火曜日が休館)
年末年始(12月29日~1月3日)