2012年12月13日(木)
今年度アートラボでの最後の美術史講座。
受講生のみなさんは、前回までの講義で古代ギリシャからロマン主義までを学習済み。
今回は近代以降の美術の流れを勉強しました
まずは、前回の主な内容のおさらいと今回取り上げる19世紀~20世紀の美術や社会の動向について、
簡単にポイントだけ確認していきました
19世紀以降の美術史は本当にたくさんの運動がおこりました
フランスではフランス革命以後、産業革命などにより急速に近代化が進み、
それと呼応するように美術の運動も盛んになっていきました
そんな近代以降の美術の流れを、駆け足でしたがたくさんの画像を見ながら、
余談も交えつつ、みなさんの意見も聞きつつ進めていきました
ピカソのキュビズムが突然20世紀になって現れたのではない
その前に長い歴史があって辿り着いたひとつの表現がキュビズムであった、
ということが受講生のみなさんはもうマスターしていただけましたよね
いつも熱心に講義を聞いてくださる受講生のみなさん。
まじめで向上心の高いみなさんだからこそ、こちらもしっかり準備しなくては!と、
気をひしきめさせられる今日この頃です
パワーポイントに用意していなかった箇所は、大型図版を使って解説
「世界美術大全集」というきれいな図版入りの全集です。
清須市立図書館にも、もう間もなく西洋編、東洋編、日本編が全巻入る予定です。
お時間のある方は、 世界中の名作を全集でお楽しみください
詳しい解説もばっちり掲載されていて勉強になります。
次回のアートラボは展覧会鑑賞。
愛知県美術館で開催される「クリムト 黄金の騎士をめぐる物語」展です。
クリムトは19世紀末ウィーンで活躍した画家
今日学習した近代美術史の流れを思い出したながら鑑賞すると、
より深くクリムトのことが理解できると思います。
楽しみですね!!
【開催中の展覧会】
曲面絵画 ブライアン・ウィリアムズ展 ―眼はこのように風景を見ている―
会期:2012年12月7日[金]~2013年2月15日[金]
時間:10:00~19:00 (入館は18:30まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌火曜日が休館)
年末年始(12月29日~1月3日)