2012年11月24日(土)
前回から始まった新企画「高北幸矢館長アートトーク」。今回で2回目です。
引き続きご参加いただいている方や、今回が初めてという方もちらほらいらっしゃいました
徐々に館長のファンが増えてきたかも?!と思わせるような賑わいでしたね。
今回のテーマは「モネハウスとモネの人生」
モネといえば印象派を代表する人物で、日本人のファンも非常に多い画家の一人です
そのモネを取り上げた理由というのが、「なるほど~」と思わされるものでした。
ホワイトボードに書いてあるように、モネと同じくらい有名なゴッホとの比較からトークは始まりました。
ゴッホとモネの作品の特徴から、生き様や、家庭環境についてなど、多岐にわたるものでしたが、
ここで「ハッ」と気づかされたのが、
ゴッホの不遇な人生については多く語られてきたけれど(例えば、「耳切り事件」や「精神病を患っていたこと」等)、
モネについてはそうとは言えないなのではないか??ということでした
そのようなわけで、今回のトークでは意外と知られていないモネの人生について、
館長がいつものように心を込めて熱弁しました
モネはゴッホとは正反対で裕福な家庭に育ち、生前から作品も売れ、お金には困っていませんでした。
モネは43歳のときにジヴェルニーに自邸をもち、草花でいっぱいの広大な庭を造ります
庭には蓮池もつくり、そこに立派な太鼓橋もかけているところから、モネの日本嗜好ぶりがうかがえます。
この太鼓橋はたびたびモネの代表作にも出てくるので、見覚えのある方も多いかもしれません。
わたしたちがいつも見ているモネの睡蓮の絵は、モネのお庭の睡蓮だったのですね
現在、このモネの自邸とお庭は「モネハウス」として多くの観光客でにぎわっています。
館長も以前に訪れたそうで、美しい草花に魅了されたお話もありました。
この写真は、モネハウスの草花があまりに美しかったため、
館長が自身で撮影した画像を使用して作ったポストカードです
館長は旅行の体験談なども交えて、非常にわかりやすく
モネの人生や魅力を語り、参加者の皆さんもより興味を持ってくださったようです。
トーク終了後は気楽な感じで質問が飛び交っていました
当館は、館長も学芸員も、来館者のみなさまが距離を感じない、
親しみのもてる美術館でありたいと願っています
今後も、館長ともどもいろいろなことに挑戦していきたいと思いますので、どうぞご期待ください!!
次回の館長アートトークは、12月22日(土) です。
テーマは、「デザインて何?デザインは人を幸せにする力。デザインを楽しむ暮らし。」です!
デザイナーである館長が、デザインについて語る次回、見逃せませんね
申込は電話で受け付けています
ご興味のある方は、是非ご参加ください。
【開催中の展覧会】
清須市はるひ美術館収蔵作品展
会 期:2012年11月7日(水)~12月2日(日)
時 間:10:00~19:00 (入館は18:30まで)
休館日:月曜日
観覧料:一般 200円