2012年9月4日(火)
6月末から5名を受け入れている博物館実習も、今日がいよいよ最終日。
最後の課題は、一人ひとりが自由に展覧会企画を立ててみよう、というものです。
展覧会会場として、実習生がこれまで通いつめ、熟知している当館の展示室1を想定しました。
〈立案のポイント〉
テーマは何? どんな作品をどこに展示する?
どんな客層に向けた展覧会? お客さんの導線は?
分かりやすくインパクトのある展覧会タイトルを考えて!
関連イベントは何をする?
それぞれが知恵を絞った企画案を持ってきてくれました。
まずはそれをみんなの前でプレゼンです。
バラエティ豊かな企画が出そろいました。
地元ゆかりの戦国武将、静謐で温かみのある版画家、子どもも大人も遊べるおもちゃ、
今をときめく現代アーティスト、そして珠玉の小型絵特集。
一つ一つ詳しくご紹介できないのが残念ですが、
どれも、清須市はるひ美術館ならではの個性をいかしたおもしろいものばかり。
次はこれらの企画をもっともっと魅力的なものにするために、みんなでアイデアを出し合います。
この作業がとっても重要だし、楽しいのです。
そして、みんなで話し合ったことを元に、再びそれぞれが企画案を練り直します。
どうすれば作品のよさをもっと分かってもらえるか?見る人の満足度を高められるか?を考えて、
テーマをぐっとしぼったり、ワークショップの内容を考え直したり、説明文を書いてみたり。
改良案は館長をまじえて最終プレゼン ドキドキです。
館長はこれまで何百回と展覧会企画をしてきた経験から、含蓄のある言葉で的確なアドバイスをします。
もちろん、それぞれに光るものを見つけ、大いにほめて実習生たちにエールを送ることも忘れません。
8日間のカリキュラムの集大成としての展覧会企画立案。
学生たちにとって、美術館を内側から見るいい機会になったのではないでしょうか。
こちらも、実習生たちの企画にすっかり感心。いい刺激をもらいました。
最後に、実習生からリクエストがあったマカロンづくりをみんなで楽しみました。
これまでワークショップを何度も手伝ってきたので作り方はお手の物。
でも、考えてみれば自分でマカロンを作るのは初めてだったね。
ようやく念願がかなって最高の笑顔でした。
この博物館実習で得た経験と友達が、それぞれの将来、実を結びますように。
清須市誕生7周年 渡辺おさむ お菓子の美術館
2012年7月7日(土)→9月30日(日)
開館時間:10:00~19:00(入館は18:30まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌火曜日が休館)
観覧料:一般700円(600円)、高大生600円(500円)、小中生300円(200円)
※( )内は前売および20名以上の団体料金