展覧会情報
清須市はるひ絵画トリエンナーレ アーティストシリーズ Vol.104 石川 丘子 展

清須市はるひ美術館では1999年の開館以来、新たな才能の発掘・育成を目指し、絵画(平面作品)の公募展を継続して開催してきました。「アーティストシリーズ」は、この公募展で高く評価された作家から厳選し、1名ずつ個展形式で取り上げる展覧会です。

今回は、2021年4月~6月(審査は2021年2月)におこなわれた公募展「清須市第10回はるひ絵画トリエンナーレ」の受賞者のなかから、髙田裕大、内田涼、石川丘子をご紹介します。シリーズを通して作家それぞれの個性を改めてお楽しみいただければ幸いです。

▶ 展覧会チラシ

▶ 出品作品リスト

Vol.104 石川 丘子 展 2024年2月10日(土)~3月3日(日)

●プロフィール
石川 丘子(いしかわ・たかこ)
1981年 埼玉県生まれ。2006年多摩美術大学絵画研究科修士課程修了。2013年中国美術学院美術学科修士課程修了。近年の主な活動に、2022年個展「水を舐める」トキ・アートスペース(東京)、2020年個展「Replacing the curtains」トキ・アートスペース(東京)、グループ展「Daejeon International Print Exhibition」IGONG Gallery(韓国)、2019年レジデンスKorea International Residency Program(韓国)、2018年「中国水印版画大展」浙江美術館(中国)、「中国水印版画文献展」江蘇省美術館(中国)など。

清須市第10回はるひ絵画トリエンナーレ入選/きよす賞

●作家の言葉
絶え間ない変化は、ある種の希望のように思う。 不変とさえ感じる巨大な山々、その美しい稜線も日々着実に崩れ移ろう。あるいは、悠久の大河は?
木の板に決定的に刻んだ線はまごうことなき同じ形を摺り写すが、入力の仕方ひとつ、空間と時間の経ち方ひとつで、現れる像が変わる。版に刻んだものは、私の”見たもの”だが、”見えてきたもの”は異なる像だ。 記憶は確かだろうか?場所や距離が、時や光が変わるたびに、刻々と変化する像。 私はその移ろいをことほぐ。

《カーテン、左寄せ》水彩、水性木版、和紙 126×129cm

《カーテン、左寄せ》
水彩、水性木版、和紙

《pattern Tok-Dea》2022年 ガッシュ、和紙に木版すり 85×132cm

《pattern Tok-Dea》
2022年 ガッシュ、
和紙に木版すり

《水を舐める》2022年 ガッシュ、墨、和紙に木版すり 114×104cm

《水を舐める》
2022年 ガッシュ、墨、
和紙に木版すり

《カーテン》2020年 ガッシュ、韓紙に木版すり 149×205cm

《カーテン》
2020年 ガッシュ、
韓紙に木版すり

《カーテン、左寄せ》水彩、水性木版、和紙 126×129cm

《カーテン、左寄せ》
水彩、水性木版、和紙

《pattern Tok-Dea》2022年 ガッシュ、和紙に木版すり 85×132cm

《pattern Tok-Dea》
2022年 ガッシュ、
和紙に木版すり

《水を舐める》2022年 ガッシュ、墨、和紙に木版すり 114×104cm

《水を舐める》
2022年 ガッシュ、墨、
和紙に木版すり

《カーテン》2020年 ガッシュ、韓紙に木版すり 149×205cm

《カーテン》
2020年 ガッシュ、
韓紙に木版すり

会期

Vol.102 髙田 裕大 展 2023年12月12日(火)~2024年1月8日(月・祝)

Vol.103 内田 涼 展 2024年1月13日(土)~2月4日(日)

Vol.104 石川 丘子 展 2024年2月10日(土)~3月3日(日)

開館時間

10:00〜19:00(入館は18:30まで)

休館日

月曜日(祝日の場合は開館、翌平日が休館)、12/29(金)-1/3(水)、1/9(火)-1/12(金)、2/5(月)-2/9(金)

観覧料

一般 200円 中学生以下無料
※20名以上の団体は1人160円
※各種障がい者手帳等提示者は無料(付添者は1人100円)

主催

清須市はるひ美術館

同時開催

清須市はるひ美術館 収蔵作品展「小川武雄 冬を描く」

関連イベント

● ライブプリント&トーク
  作家による公開制作をおこないます。

日時:

3月3日(日) 14:00~

場所:

清須市はるひ美術館

申込:

不要