19. 4月 2020 · April 17, 2020* 「あいちトリエンナーレ2019 情の時代 開催報告書」発行される。 はコメントを受け付けていません · Categories: 日記

2020年3月、あいちトリエンナーレ実行委員会より、「あいちトリエンナーレ2019 情の時代 開催報告書」が「あいちトリエンナーレ2019ダイジェスト」とともに発行された。

編集は、あいちトリエンナーレ実行委員会事務局。

内容を目次より紹介する。

Ⅰ主催者挨拶

Ⅱ芸術監督報告

Ⅲ開催概要

Ⅳ企画体制

Ⅴ開催概要 1現代美術 2舞台美術 3ラーニング 4連携事業 5その他 6「あいちトリエンナーレ2019」「表現の不自由展・その後」の展示中止・再開に係る主な経緯

【会期中のイベント・プログラム】

Ⅵ来場者の状況等 1来場者数 2チケットの販売状況 3アンケート調査結果 4有識者意見 5経済波及効果 6パブリシティ効果

Ⅶ実行委員会の状況等 1実行委員会の収支状況 2実行委員会委員等 3実行委員会委員事務局組織

資料 ・あいちトリエンナーレの開催敬意 ・あいちトリエンナーレ実行委員会規約等 ・あいちトリエンナーレの推移

主催者の発行するものであり、事務的な記録をきちんと残すという姿勢で編集されている。

「『表現の不自由展・その後』の展示中止・再開に係る主な経緯」が敢えて取り上げられていることが意義深い。

 

「Ⅵ来場者の状況等 4有識者意見」のヒアリング対象者に清須市はるひ美術館館長として私も関わっている。

私の主な意見は、特に「表現の不自由展・その後」に関係して、表現の自由とは何か、そもそもアートとは何か、トリエンナーレとは何か、から遡り、今回のスキャンダルも含めてこそアートであり、トリエンナーレである、ということ。

それは世界で開催されている多くのトリエンナーレ、ビエンナーレで証されて来たことである。

「あいちトリエンナーレ2019はアートにおける起爆剤となることができたか」

しかし、起爆剤は目的とされるものではなく、成果として含まれるものである。